十勝管内清水町の出身で札幌在住の画家、森健二さんの個展です。
森さんの絵のモティーフは満天の星空です。あるいは、宇宙とか銀河などです。とてもわかりやすい絵です。いちめんの星空を見たときに、言葉をうしなうように、森さんの絵にも、あれこれ説明は不要だと思います。ただただ、陶然として、宇宙のドラマを眺め、身をゆだねていればいいのではないでしょうか。
作品タイトルはすべて「光年の導べ」です。
会場には、大小の作品のほか、ギターが壁にかかっていました。
森さんはギターも得意と聞いています。残念ながら筆者はいちども聴いたことはありませんが。
森さんは若いころ、相当苦労されたようです。
おまけに放火らしき火事で自宅が全焼。
焼け跡に布団を敷いて寝たときに、天井から見えた星空が、いまの絵の原点になっているそうです。
そして、21世紀の最初の年にニューヨークで個展を開くことを目標に絵筆を執っていました。その夢はかなったのですが、例のテロ事件の直後にあたってしまい、開催にあたってはいろいろ大変だったようです。個展はとても好評だったそうですが。
作品を鑑賞するには、あるいは余計な知識かもしれませんが、どうしても思いを馳せずにはおれません。
森さんは1932年(昭和7年)生まれ。かつてはモダンアート展と道展の会員でしたが、いずれも退会しています。
近く千葉県に転居するため、これが道内最後の個展となるとのこと。
74歳になって環境が激変するのは大変でしょうが、健筆をふるいつづけてほしいと思います。
9月15日(金)-10月13日(金)10:00-17:00
NCイベントホール(帯広市大通南8)
□公式ブログ
森さんの絵のモティーフは満天の星空です。あるいは、宇宙とか銀河などです。とてもわかりやすい絵です。いちめんの星空を見たときに、言葉をうしなうように、森さんの絵にも、あれこれ説明は不要だと思います。ただただ、陶然として、宇宙のドラマを眺め、身をゆだねていればいいのではないでしょうか。
作品タイトルはすべて「光年の導べ」です。
会場には、大小の作品のほか、ギターが壁にかかっていました。
森さんはギターも得意と聞いています。残念ながら筆者はいちども聴いたことはありませんが。
森さんは若いころ、相当苦労されたようです。
おまけに放火らしき火事で自宅が全焼。
焼け跡に布団を敷いて寝たときに、天井から見えた星空が、いまの絵の原点になっているそうです。
そして、21世紀の最初の年にニューヨークで個展を開くことを目標に絵筆を執っていました。その夢はかなったのですが、例のテロ事件の直後にあたってしまい、開催にあたってはいろいろ大変だったようです。個展はとても好評だったそうですが。
作品を鑑賞するには、あるいは余計な知識かもしれませんが、どうしても思いを馳せずにはおれません。
森さんは1932年(昭和7年)生まれ。かつてはモダンアート展と道展の会員でしたが、いずれも退会しています。
近く千葉県に転居するため、これが道内最後の個展となるとのこと。
74歳になって環境が激変するのは大変でしょうが、健筆をふるいつづけてほしいと思います。
9月15日(金)-10月13日(金)10:00-17:00
NCイベントホール(帯広市大通南8)
□公式ブログ
私の若い頃から光年の導べというタイトルの作品を発表し続けていました。
この記事で「光年の導べ(しらべ)」という事は初めて知りました。
「…しるべ」とばかり思っておりました。
ああ、そうだったのかと作品とタイトルが30年をさかのぼって一致しました。
訂正しておきました。
単なる誤記です。
わたしは昨年のさいとうギャラリーでの個展を見ていないので、帯広まで行けてよかったです。
お天気があやしい中で、帯広まで足をお運びくださったこと、そしてこうして皆様にお知らせくださったこと、重ねて感謝申し上げます。
素直な人間だって事が証明されたね(笑)。
絵に関する知識はほとんどない私ですが、森さんの絵を前にするたびに、「これは本物に違いない」と思うようになりました。
構図といい、色といい、どの1点を切り出してもすばらしい---というのは、こうしてブログに掲載するために画像を編集していていつも感じていました。
パソコン、インターネットなどという便利なものが世にはびこっているわけですが、所詮これも偽者。
本物を見る、実物を自分の目で見ることの大切さも感じたしだいです。
長くなってすみません。