北海道美術ネット別館

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大野耕太郎展(4月16日まで)

2006年04月06日 00時06分41秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 滝川市江部乙に窯を持ち、益子陶芸展で濱田庄司賞を受けるなど、道内を代表する陶芸家のひとりとして活躍中の大野さん。日本工芸会の正会員です。
 黄瓷と青白磁の、波かドレープを思わせる縞手のうつわが代表的ですが、今回初めて見たのが白瓷の筆具です。
 筆架、硯といった筆具は、どこまでも白く、わずかに何の色を帯びているということはありません。まったく濁りのない色彩です。これで文字を書いたら、きっと背筋がぴんと伸びて、悠々たる心持で筆を運べるだろうなあと思いました。
 ほかに、白瓷の香合や茶碗、水差などもあります。
 黄瓷や青白磁の、白瓷と同様の筆具もあり、それぞれの質感をくらべることができます。ほかに、片口、マグカップなども出品されていました。
 とにかく、凛としたうつわが並んでおり、すがすがしい気持ちになりました。
 
4月4日(火)-16日(日) 月曜休み
8、9の両日、作家在廊
工芸ギャラリー愛海詩(えみし)中央区北1西28 地図D

□大野耕太郎さんのサイト

■02年の個展
■01年の個展


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