
1999年4月にオープンし、道内を代表する写真ギャラリーとして、ファンに親しまれてきた富士フイルムフォトサロンが7日、北3西3に移転オープンしました。
旧ギャラリーは、19日まではひらいています。
したがって、7−19日は「新」「旧」ふたつのフォトサロンが併存していることになります。
新ギャラリーでは、こけら落としとして2006 美しい風景写真 100人展を19日まで開催中。
隔月刊誌「風景写真」と協力し、竹内敏信さんといった大御所の作品をふくむ100点を展示しています。
深い森、桜、紅葉、蔵王の樹氷、巨木、日の光を照り返す棚田、雪の富士山など、美しい列島の四季が、高画質のフィルム写真でとらえられています。
ただ、なぜか、美しい風景がどっさりあるはずの道内からは1点だけ。
野呂希一さんという方で、2羽のサギがいる水辺を、詩情ゆたかにとらえています。お見事です。
出品者は、東京の人が多いです。
休みの日に遠出して撮るんでしょうね。
ああいうところに住んでいると、美しい風景を渇望する気持ちが強まるのかもしれません。
さて、あたらしいギャラリーですが、部屋のかたちはまったく異なり、かぎ型ではなく長方形に近い形状です。ただ、グレーを基調とするおちついた内装の感じは、現フォトサロンと変わっていません。
壁面の延長も、ほとんどおなじようです。
ただ、案内状を貼ったり写真集を置いたりするついたてが窓の前に置かれたため、現フォトサロンの、室内から通りが見える開放感がやや足りないかな、と思いました。
新フォトサロンは、札幌西武の南向かいです。北4条通に面しています。
さて、現というか旧フォトサロンでは、最後の催しとして「PHOTO IS」10,000人の写真展2007 がひらかれています。
お金さえ払えば誰もが利用できる貸しギャラリーとはちがい、借りるには審査を経なくてはいけないフォトサロン。
当初は、東京などからの巡回展や、グループ展が多かったという印象がありますが、近年は地元の若手にも、一定の水準を満たした作品ならば、積極的に門戸をひらいています。
そのような会場で、移転前の最後に、素人の写真が288枚も並んでいるのは、面白いというか、或る意味で壮観です。(セミプロ級の人もいますが)

ただ、写真って、だれにでも撮れるのがいいところです。
絵や工芸とちがって、プロが素人より常に良い作品を作れるとはかぎらない点こそが、魅力だと思うのです。

札幌三井ビル別館は、近く取り壊されるそうです。
□富士フイルムフォトサロン http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/index.html
□10,000人の写真展 http://photo-is.jp/











