「除雪」は、北国に住む人間にとって大きな悩みの種です。
筆者も、雪かきをするたびに
「シジフォスの神話」
ということばが頭をよぎってむなしい気持ちになり、あわててそれを打ち消します。(だって、いくらどけても、4月にはきれいさっぱり消えているんですからね)
除雪にそそぐエネルギーのうちの一部でも、もっと肯定的な方向にふりむけられないだろうか…。
今回、2日間にわたって繰り広げられた「雪 . . . 本文を読む
雪を題材にしたアートは、あちこちで手がけられています。
筆者にとってわすれられないのは、99年の冬、若手コンビ「ヒロケンズ」がプラハ周辺で行ったプロジェクトです。
当時の北海道新聞(札幌市内版)から引用します(記事は筆者による)。
札教大3年生の谷口顕一郎さんと長谷川裕恭さんのユニット「ヒロケンズ」が「Fruits Study」と題した展覧会を企画。札幌のフリースペース・プラハ(中央区 . . . 本文を読む
小さなキャンバスやドローイングを組み合わせる展示方法で、非常に精力的な制作・発表活動にとりくんでいる齋藤周さんと、現代美術的なパフォーマンスと絵画双方のフィールドを自在に行き来し、昨年末には台湾でアーティスト・イン・レジデンスを終えたばかりの久野志乃さん。
札幌在住の若手画家による2人展です。
展覧会タイトルは「かるいからだ」。
2人とも個々の絵に題はついていません。
画風に近いも . . . 本文を読む