北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■『カナコ雪造カンパニー』~除雪原風景へのオマージュ~ (1月26、27日)

2008年01月28日 22時42分45秒 | 展覧会の紹介-現代美術
   「除雪」は、北国に住む人間にとって大きな悩みの種です。  筆者も、雪かきをするたびに 「シジフォスの神話」 ということばが頭をよぎってむなしい気持ちになり、あわててそれを打ち消します。(だって、いくらどけても、4月にはきれいさっぱり消えているんですからね)  除雪にそそぐエネルギーのうちの一部でも、もっと肯定的な方向にふりむけられないだろうか…。  今回、2日間にわたって繰り広げられた「雪 . . . 本文を読む

「カナコ雪造カンパニー」を見ていて、「ヒロケンズ」を思い出した

2008年01月28日 22時42分15秒 | 街角と道端のアート
 雪を題材にしたアートは、あちこちで手がけられています。  筆者にとってわすれられないのは、99年の冬、若手コンビ「ヒロケンズ」がプラハ周辺で行ったプロジェクトです。  当時の北海道新聞(札幌市内版)から引用します(記事は筆者による)。  札教大3年生の谷口顕一郎さんと長谷川裕恭さんのユニット「ヒロケンズ」が「Fruits Study」と題した展覧会を企画。札幌のフリースペース・プラハ(中央区 . . . 本文を読む

■久野志乃と齋藤周展 かるいからだ (1月27日で終了)

2008年01月28日 21時44分06秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
   小さなキャンバスやドローイングを組み合わせる展示方法で、非常に精力的な制作・発表活動にとりくんでいる齋藤周さんと、現代美術的なパフォーマンスと絵画双方のフィールドを自在に行き来し、昨年末には台湾でアーティスト・イン・レジデンスを終えたばかりの久野志乃さん。  札幌在住の若手画家による2人展です。  展覧会タイトルは「かるいからだ」。  2人とも個々の絵に題はついていません。  画風に近いも . . . 本文を読む