同じ天中殺同士の組み合わせ

仲の良いご夫婦や、気の合う友人、仕事仲間の星を見てみると、
天中殺が同じだった、というのは良くあることです（＾＾）

この、同じ天中殺を持つ複数の人間の間で成立する天中殺現象を
「同一天中殺」と呼びます。

例えば、同じ「子丑天中殺」の人同士だと、ウマが合う、気心が知れるなど
相性が良く、人生を共にしやすいのです。

この組み合わせ、相性が良くて一見とても良さそうですが、
プラス面とマイナス面があります。
それは、天中殺という、いわば「運命の深呼吸」のタイミングが全く同じ人が
複数揃う事によって、その現象が「倍化する」という点から来るもの。

これだけではピンと来ないと思いますので、具体的にお話しましょう。

まずはプラス面。

天中殺が同じ人が複数揃う場合、「運気が良い時期」というのも
同じタイミングになります。
これが「倍化する」わけですから、非常に見事な組み合わせとなり、
同じ成功でも「大成功」となるのです。

ビジネスパートナーとして組んだ場合は、良いときは互いにしっかりと協力し、
非常に大きな成功を収めるでしょう。

また、実業家、政治家、商家等の家柄の場合、夫婦が協力することが不可欠ですので
このような家柄の夫婦が「同一天中殺」である場合は「吉」となります。

ただ、プラス面がある反面、マイナス面も。

それは、運命が落ち込むタイミングも全く同じで、その時の落ち込みも
「倍化する」ということ。

このような時、ビジネスパートナーとは協力ができなくなり、
協力ができていた頃との落差が非常に大きくなってしまいます。

天中殺現象は主に「陽」の方に出ると言われます。

ビジネスパートナーや仕事仲間ならば、立場が上の人に現象が出やすくなりますし、
ご夫婦の場合、夫の方に出ると言われます。
（もしも奥様が働いて、旦那様が専業主夫をしているような場合は奥様に出るでしょう）

また、「副出現」と言って、夫の天中殺現象が配偶者や子供、同居人の病気として
出てくる場合もあります。

1人分の天中殺現象も、人生への影響は大きなものですから、それが倍化するとなると
影響の大きさは想像以上です。

ご夫婦で同じ天中殺をお持ちの方は、くれぐれも天中殺期間の過ごし方に
気を付けて下さい。

また、マイナス面として忘れてはならないのは、「腐れ縁」となりやすい、という事。
例え関係が上手く行かなくなり、関係を解消したい、と思っても、なかなか別れられず
非常に苦しい思いをすることになります。
ご夫婦ならば、離婚はできません。

政治家や商家など、夫婦の離婚が非常にマイナスとなる職業の場合は結果的に吉となりますが
苦しさは変わらないでしょう。


最後に。
実はこの「同一天中殺」、「出会った時期」が非常に重要。
もしも「天中殺期間」に出会った場合、「別れが待つ運命」とされ
物事は成立せず、破滅となると言います。

決して実りを得られない天中殺での出会いは、どんなにウマが合っても最終的には
実らないのだと、頭の片隅に入れておいた方が良いかもしれませんね。



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