another prog

冷たい牛乳と柿ピー、そして好きな音楽

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選択の余地

2017-07-07 23:56:59 | Weblog

 「どーだっていいの」前までは、希望に溢れていたカントリー・ガールズが、また元のような状態というか、不定期活動グループになってしまった。せっかく加藤裕介作曲を軸にしてイイ感じが出来上がっていたのに残念だ。嗣永のネームバリューが消えたら、これ以上の発展は望めないと判断されたのだろうか? その上での活動ボリュームを元に、フル稼働できるメンバーは他のグループ所属に、という配慮なのだろうが、スーパーバイザーの里田は出て来ないし、再結成時の意気込みを考えると、どうにもお粗末な結果になったものだ。個人的には「どーだっていいの」以降、こちらも「どーだっていいの」な感じになってしまったので、上手くプロデュースしてもらえなかったメンバーがかわいそうとしか思わないが。エリック・フクサキが作曲した「ピーナッツバタージェリーラブ」は、オールディーズの香りのするカワイイ曲で、嗣永的な色合いということ以外は割りと凡庸。アルバム構成曲だったら充分ではある。もう一曲「Good Boy Bad Girl」は、「どーだっていいの」・「涙のリクエスト」カバーの延長線上にあるような曲で、正直なんだかなーという感想。誰がこの「バッドボーイズ路線」をやりたがったのだろう? インディーズデビュー直後のラベンダーが、吉田拓郎のカバーなんかをしてた時の違和感と同じものを感じる。事務所には同じ轍を踏まないように充分注意を払って欲しいものだ。と言いつつ、こぶしファクトリーの藤井契約終了があったばかりなので、ファンの間では事務所への信頼感がかなり揺らいでいるようだが。

 つばきファクトリーの新曲が公開された。タイトル発表時から、こちらもなんだかなーという呆れがある。「就活センセーション」は中島卓偉作詞作曲、ダンス☆マン編曲のファンキー歌謡。確かに世の中では「就活」という言葉が注目を浴びましたよ。でも、なんでこの時期に? しかもその年齢には少し早く、特に関係のありそうな子がいないような、つばきファクトリーに歌わせるの? タイアップがあるならいいでしょう。でもそんな話は聞かないし、話題になった就活映画はとっくに上映終了してるし。意味がわからない。こぶしファクトリーがオリンピック映画関連の歌ばかりで、かなり企画モノというか、色モノ路線で、対するつばきファクトリーが「初恋サンライズ」や「Just Try!」の等身大少女路線になっていて、棲み分けができていたのに、何故ここに来て同じような企画モノタイトルを持って来たのだろう? 差別化できないじゃん。

 ちなみに前シングルについて触れておくと、「初恋サンライズ」はキャッチーなデキで、まぁまぁ良かった。外出先の店内放送で流れてても、ちょっと耳に残る感じだったし。ちょっとBPMが速過ぎかな。つんく作の「Just Try!」は、MVも含めて、ベリの「愛はいつも君の中に」っぽいが、更にエキセントリック(余談だが、某46のこの曲よくできてるね。DAISHI DANCEFree TEMPOSTUDIO APARTMENTJazztronikDJ KAWASAKI、あの辺りのトラックで、「19」やった感じ。認めざるを得ないというか、今までも欅になって音楽的に切り込んできた感じはあったが、まだ関係ないと言うか、ふーんレベルだったのに、いよいよ壁を越えて来た感がある。ネガな言葉の打ち込みと、ずっとキャンペーン張ってる不機嫌な気分が特殊な世界観を作り出している。吐かれた毒の気持ち悪さに、支持できない向きも少なくないだろうが、資金力があり権勢を振るうグループだからこそ挑める余裕だ。ハロを参考にして発展させたような、リズムに合わせたコンテンポラリーなダンスも面白い。ハロは内部でゴタゴタしてる場合じゃないし、自身の強みをスポイルして、逆に「ブランニュー」とか後続の劣化コピーを始めてる状況を改めなきゃ)な作品で、ビゼーのファランドールのようなイントロに導かれた読経のような諦観からの、玉砕覚悟の挑戦へ転化する様が面白い。これはもう悟りの境地というか、「知らぬが仏」の歌詞で合掌のフリ付けが出てくると、黒にシルバーのスペースチックな変テコ衣装もお釈迦様の格好に見えてくる(レーザー光飛び交う中で、腕で草を生やしたりwww、珍奇な踊りをするMVは、もはや当世曼荼羅絵図の趣)、ありがたい曲だ。「うるわしのカメリア」はヘプバーンの映画「麗しのサブリナ」をもじった、レトロな喜劇音楽っぽい一曲。カントリー・ガールズでよく書いていた加藤裕介作品だが、今となってはカンガのイレギュラーな状況がこの曲をつばき作品にした可能性も考えられる。明るく楽しくほっこりな一曲。




  新曲「就活センセーション」は曲自体は好き。スティービー・ワンダーの「I Wish」っぽいベースの動きがファンキーで、流石ダンス☆マン。あと、なんだろう? マリオネットとか、Gu-Guガンモのオープニング曲とかw、何故か「我が良き友よ」とか、同じダンス☆マン編曲の「やったろうぜ!」を思い出すが、コードとかリズムとかどこかそんなところがかすってるのだろう。もっとよく似た感じの曲が、日本でもカバーされたヨーロッパ方面の曲であったような気もするが。歌詞は卓偉の「ローカルセンセーション」のシリーズというか、シニカルな風刺やコミカルな部分もあるロックな出来栄え。「ローカルセンセーション」もよくできてたが、こちらもなかなか面白くて良い。でも卓偉が歌って良いのと、それをそのまま少女達が歌ってどうなの?という問題があるからね。いや、歌は悪くないよ。MVもリクルートスーツ=リクスーで踊る姿がなかなかイイし。深夜のプロモ垂れ流し時間にでもMVを見かけたら、興味を持つ人が結構いるかもしれない。ライブでも何だかんだ言って、熱量の高いナンバーになると思う。でも、こういう広告代理店的な仕掛けは、某Zとかにやらせとけばいいじゃない? しかも繰り返すけど、タイアップは無さそうだし。卓偉の曲聞いて、「これいいじゃん! つばきにちょうーだいよ?」みたいな業界ノリで決めてそう。もうちょっと彼女達が自身を反映できる歌を提供して欲しい。曲はそのままで、歌詞だけ彼女達宛てにして、卓偉さんに書き下ろしてもらうのでもいいし。まー、海外ファンに顔を売るための、極東日本のおかしな風習をクローズアップ、World Orderの少女版みたいな深謀遠慮なのかもしれないが。

  もう一曲「笑って」は津野米咲作詞作曲、編曲平田祥一郎。こちらはひっかかるところなく素晴らしい。明るくノリ良く、カワイイ。コード進行も良く、ヒラショーいい仕事してます。ちょっと薄くて軽かった「泡沫サタデーナイト」やスタカンのようなボーノ曲を超え、ハロ関係に提供した津野曲で文句無くNO.1だ。キャッチーさで「就活」をタイトルの先に持って来るのが、娘の「ブランニュー」と同じく、現製作陣の広告代理店的発想による、プロデュースの不誠実さだと思ってしまう。このクオリティが続くなら、つばきの作家は津野米咲軸でいいよ。

 更にもう一曲「ハナモヨウ」という曲があるらしいが、こちらはまだ聞いていない。

 いい曲があっても音楽以外のノイズが多過ぎて、全体的にネガティブなイメージが残っちゃうんだな。とりあえずハロは、もうちょっと腰を据えて音楽に打ち込むべきだろう。



Wornell Jones - Must Have Been Love

https://www.youtube.com/watch?v=bTxkz96aVtY

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