静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

焼津漁港で水揚げ見学

2017年10月05日 11時19分05秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

10月の見学会は21,22日です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。

今回は焼津漁港内の見学です。
日本でも13しかない拠点漁港である特定第三種漁港である焼津漁港。
沿岸の定置網、近海のサバ船、遠洋カツオ一本釣り、遠洋マグロはえ縄、海まきなど。
それぞれ水揚げ場所が違います。

今回は焼津漁港でも外港と呼ばれる場所で海まきの水揚げを見学です。

カチカチに冷凍されたカツオが大量に水揚げされます。
海まき船も大きいし、近くで見ると迫力ありますよ。



ぐうぜん近くに停泊していた地元の海まき船、(株)福一漁業さんの福一丸が見学をさせてくれました。
生徒も初めて見る海まき船です。



最近流行のヘリコプター搭載船(とうさいせん)でした。。
カツオの群れを探すヘリコプターを搭載する海まき船は他にもあります。
でも、ヘリは海外で現地調達することが多いので、焼津ではお目にかかることは滅多(めった)にないです。
超ラッキーでした。

さらにカツオの一本釣り漁船も水揚げがありました。
新港にある市場の見学回廊から見下ろす感じで見学できました。



一度のたくさん見ることができて、内容の濃い見学でした。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 【焼津の魚種別水揚げ】
焼津漁港内に焼津漁協と小川漁協があって、それぞれ市場を持っています。
その焼津漁協に水揚げされる魚は65%がカツオ。30%がマグロ。5%がその他です。
これは重量での比率です。
これが金額になるとだいぶ違います。
カツオが40%、マグロが55%です。
同じ冷凍魚でも、刺身に使われるマグロが値段が高いことが分かります。
冷凍カツオでは海まきが一本釣りの3倍の量を水揚げします。
これが金額になると2倍になります。
一本釣りの方が質の良いカツオなので高く売れるのがわかります。

 園長のつぶやき
カツオの水揚げは焼津と鹿児島県の枕崎、山川に集中しています。
海まきの水揚げ地は他にもありますが、いずれにしても見学できる場所は限定されます。
焼津漁港は他にも遠洋マグロ、近海まき網、近海サバ船などの中大型漁船が水揚げします。
大型漁船への就職をめざす学園の生徒には、すばらしい環境だと思います。
ダイナミックな漁業をする大型漁船で働いてみませんか?
沿岸漁業とは全然違う魅力がありますよ。
その第一歩は学園でスタートです。

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