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28  合気道的ふるまい・・俳句の場合

2015-07-18 | 日記
2014-03-03

梅が満開に近づいています。

梅一輪一輪ほどのあたたかさ

みなさんよくご存じの俳句です。

パソコンで打てば数秒で済む簡単な日本語なのに、

読むたびに寒さの中小さくほころぶ梅が

頭の中に香ってくるようです。

合気道をおやりの方が

俳句をかみしめるならば、

合気道と同様のリズムや呼吸が

あるのがおわかりかと思います。

俳句はいわば言葉を通した合気により、

余韻が深まっているわけです。

季節を詠む俳句は世界一短い形式の文芸です。

目の前の世界の「ささやかな季節の感動」

を時空を超えて人に伝える。

俳句は日本が誇ることばの合気道です。

俳句の基本は「有季定型」。

上五、中七、下五の短いフレーズは

合気道でいうなら「受け」「入り身」「きめ」という感じでしょうか。

言葉でも、

初動や接点、軸が大切であることに変りありません。

初動で力が入りすぎたり、

ひねりすぎた言葉(反動をつける)では

読み手の違和感を招き、技がうまくかかりません。

やはり、等速直線でないと、さらりと掛かりません。

「軸」は、季節感。季節のうつろいを感じる感受性

といったところでしょうか。

古池やかわず飛びこむ水の音

やさしい言葉で書かれ、味わいが深いのが

いい俳句とされています。

日本で合気道が整ったのも、

武道だけではなく、

言葉を下地として養ってきたリズム感や

自然を尊ぶ感性があるように思えます。


五輪去り深夜の路地に梅かおり


う~ん。初段すれすれかな。


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