ぐるぐる・ぶらぶら

歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【映画】オーバー・フェンス

2016-09-19 19:42:23 | 映画
蒼井優の聡(さとし)がすばらしい。
病む様の中に、内に抱える大地の力のようなエネルギー。
 
「話しなさいよ」と詰め寄る聡は、自分本位だなぁといったんは
思うのだけれど、そこで終わらない。
 
どちらが不誠実なのだろう。
 
どれが「ふつう」なのだろう。
 
白岩は、感情や想いを抱えて鬱屈としている自分を、隠しているけど
隠せてない。睥睨したつもりで労わってもらいたがっている、のかな。
(オダギリジョーの、うらうらとした白岩の良さ)。
 
聡はその態度を見過ごさず糾弾しているようにも思えたりする。
刺し方が神様か巫女のようだ。
 
職業訓練校の人々の人物像もそれぞれ個が立っていて。
社会って面白くて難しい。
 

極限なやり取りが素晴らしかっただけに、終幕の丸さがもったいない気がした。
タイトルのイメージからしてメインテーマが丸いので、仕方ないのかな。
 
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公式サイト:http://overfence-movie.jp/
 
(2016.9.19)
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