生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

よい正しい道

2017-02-14 16:16:46 | 聖書から
教会学校で行う暗唱聖句大会の日が迫ってきました。
大会の約1か月前に聖句の書いた冊子を配り、子どもたちに覚えるようにすすめまています。暗唱聖句大会の日は、冊子に書かれた聖句を用いてゲームをします。小学生が70人ぐらいいるので、高学年、低学年分かれて行います。

今年は暗唱聖句大会委員になったので、み言葉を選ぶことから始まって、冊子作りをし、当日のゲームの準備をしてきました。
今年は、なるたけ覚える聖句の意味が子どもたちにわかるようにと工夫しました。昨年からテキストに従って小学科礼拝でお話ししてきた旧約聖書のサムエル記から聖句を選びました。新約では、イエス様の受難と十字架、よみがえりの箇所の聖句を選びました。

それプラス主の祈り、チャレンジ聖句(以前このブログで紹介した詩編139:1-18)と5曲のこひつじソング(聖句を歌にしたもの)です。
子どもたちに負けないようにとわたしも覚えました。チャレンジ聖句は10日ほど前に全部覚えられ、友人に聞いてもらって合格をいただきました。

次は20の聖句です。家事をしながら、お風呂でも一生懸命覚えています。聖書箇所も覚えるのですから大変です。
20の聖句の中でわたしがいちばん心にとまったのは、次の聖句です。

「私はあなたがたによい正しい道を教えよう。ただ主を恐れ、心を尽くし、誠意をもって主に仕えなさい。主がどれほど偉大なことをあなたがたになさったかを見分けなさい。
(Ⅰサムエル12:23-24)」


この言葉は、預言者サムエルがイスラエルの民に言った言葉です。そのころイスラエルには王がありませんでした。神を王としていたので、人間による王は必要なかったのですが、民は戦(いくさ)のときなど、実際に指揮をとる王が欲しいと願い、王を求めました。それでサウルが最初の王としてたてられます。

イスラエルの民が王求めたとき、民はそれが罪であったと示され、恐れます。
そのような民に対してサムエルが言ったのが、この言葉です。

神様は、よい正しい道を教えてくださるというのです。『正しい』の前に『よい』がついているのはなぜでしょう。『正しい』だけでも『よい』だけでもいいのに同じような言葉を繰り返したのは、強調しているのだと思います。『最善の道であって、これ以外に道はない。』という意味も含まれているでしょう。

ただ主を恐れ、心を尽くし……

恐れるというのは、怖がるという意味ではなく畏敬の思いを持つということです。
心を尽くすというのは、イエス様が言われた言葉「心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。(マルコ12:30)」の中にもあり、旧約聖書の何か所にも書かれています。

最後の一節、「主がどれほど偉大なことをあなたがたになさったかを見分けなさい。」を読んだとき、なぜ「偉大な」ことなのだろう、なぜ「見分けなさい」なのだろうと、思いめぐらしました。

サムエル記はモーセの時代から450年たっています。でも、出エジプトの奇跡を子孫に確実に伝えていったので、当時のイスラエルの民は、神様がしてくださった大きなことといえば、出エジプトの奇跡を思うでしょう。それはただ大きいのでなく、偉大なのです。

これまでのわたしの生涯で神様がしてくださったことを思い起こしてみると、なんと、偉大なことがたくさんあったのです。
何度も死の危機に陥り、精神的危機にも陥ったわたしですが、神様によって助けられました。思い起こしてみると、感謝の思いに溢れます。神様のしてくださった、たくさんの偉大なことを見分けて自分史を書こうと思っています。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Janet)
2017-02-17 23:31:29
自分史、いいですね。
溢れるばかりの神の恵に気づかされるのでしょうネ⭐️
でも自分との対峙が少しコワイ気も…。
と、臆病な私6です。
Janetさんへ (文香)
2017-02-18 15:36:43
自分史を書くことによって、神様の恵みがより深くわかるようになると思います。

Janetさんもいかがでしょうか?

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