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『レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年07月02日 17時30分17秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い』(三田誠先生原作、pako先生イラスト)が発売中です。

表紙は修学旅行を遊び倒すいつき一行。
前巻ラストでとんでもない状況に追い込まれたいつきとアストラルのメンバー達ですが、起死回生なるか?と第2部完結巻として大盛り上がり大会な今巻。

お話的には、儀式を完遂させようとする螺旋なる蛇“オピオン”と、それを阻止しようとする協会という構図に、いつきを禁忌の対象とする協会から、協力するかどうか決断を迫られるアストラルの苦悩、という要素が加わり、冒頭から目が離せません。

一見、そんな不穏な展開と、楽しそうな表紙の様子は絡みそうにないと思われるかも知れませんが、読み終わった後には、表紙の意味もよく分かる感じかと思います。

というか、前後編で言うところの後編に当たるお話であり、バトルシーンの連続も大きな見所になるであろうことは十分に予想できた訳ですが、そこまで強いのかな~?と思っていた人物が予想以上の実力を持っていた!というシーンもあれば、この人は現時点で最強クラスだろうな~と思っていた人物が、その予想よりも更に上の強さだった!というシーンもあったりと、息つく暇もなく、畳み掛けられる激しいに手に汗握りました。

そんな戦いの合間に交わされるセリフの一つ一つ、とりわけ、いつきに対する想いが滲み出ている系のセリフには心を何度となく揺さぶられました。
…なんという涙腺クラッシャー!
(T_T)
男とか女とか関係なしに、いつきという存在自体との絆から行動を起こす人々の姿に感動させられました。

特に、ヒロインであるアディリシアの決断と行動は彼女らしくありながらも切なく、胸を打たれました。
アディならこう動くだろうなぁと思いつつも読み進めていく訳ですが、やむを得ないと分かっていてもどうなってしまうのか、ハラハラドキドキさせられまくりでした。

特に、自分の気持ちと魔法使いとしての在り方の間で葛藤する彼女が、とある人物との会話を経て、ひとつの結論をその身に宿すシーンは鳥肌ものでした。
個人的に、アディのいつきに対する想いを込めたセリフの中で、今まで一番好きだったセリフの、続きとなる様なセリフを語るというシーンだったので、感無量でした。
もちろん、穂波の献身性もハンパないのですが、あのセリフと心の在り様を見せ付けられたら、心情的にアディを応援したくなってしまうのではないかと。

力ある者、力無き者がそれぞれに強さを見せる中、その水面下での読み合いの駆け引きが、意外な展開へと繋がっていくのが上手かったです。
裏の裏の読み合いと、その行動に至ったそれぞれの理由が明かされていく中、いつきはアストラルの社長として何を想い、願うのか?
その意志を力に変える事が出来るかどうかに、彼の成長の真価が問われていたのではないかと思います。

エピローグも、シリーズ第2部を締めくくるものとして非常に良かったと思います。
作品自体に大きな影響を与える出来事がありながらも、いつきが魔法使いの世界でどう生きていくのか?というテーマからはブレることなく、その方向性や成長の様子も十分に描かれた、まれに見る大満足巻でした。

シリーズ全体のクライマックスとあとがきで語られる第3部も冬頃発売と、続きが待ち遠しいです。
特に、アディの今後は気掛かりですね。

シリーズ全体でもかなりのオススメエピソードなので、ファンの方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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