よつばと！13巻の感想レビュー（コミック）

電撃コミックスの『よつばと！』（あずまきよひこ先生原作）の13巻が発売中です。

表紙は、よつばととーちゃんのふたり＆テディベアのジュラルミン。
オビに隠れてますが、水たまりを元気いっぱいに飛び越える姿に和みますね。
ちなみに、コラボ企画でシュタイフ謹製のジュラルミンが数量限定で発売されるとのことで、欲しがるファンの方も多そう(*´∀｀*)ポワワ

お話的には、よつば達の家に大好きなばーちゃんが泊まりこみで訪ねて来る！という、おばあちゃんと一緒♪展開です。

ばーちゃんが実は大阪出身ということにまず驚かされましたね。
見た目は結構上品な印象なんですが、パワフルさとユーモアを兼ね備えたあの性格は大阪のオカン特有のセンスと言わざるを得ないｗ
ばーちゃんとの再会にテンション上がりすぎて、助走をつけて体当たりする勢いでじゃれついてくるよつばをサラッといなす姿には、よつばの扱い方を知り尽くしている貫禄がにじみ出ていて（・∀・）ニヤニヤ。
さすがのよつばもタジタジになる局面が増えるものの、構ってもらえるのが嬉しくて一日中べったり状態になってしまうあたり、本当に大好きなんだなぁということが伝わってきて心温まりました。

ばーちゃんもばーちゃんでよつばの奇抜な発想に舌を巻きつつ、遊びにしつけに甲斐甲斐しく世話を焼く姿が描かれ、深い愛情を感じることが出来て良かったです。
昔からこういう接し方をして来たからこその阿吽の呼吸が感じられましたし、とーちゃんと同じく、頭ごなしに叱ったり面倒臭がって放置したりはせずに、よつばと同じ視点に立って、本気で気持ちのやり取りをして来たからこそ、今のよつばのまっすぐな性格が形成されてきたんだろうなと考えると感慨深いものがありますね。
よつばのルーツはここにあったんだな～！という感じ。
どこのご家庭にもあり得る情景だと思う一方で、ここまで仲の良い家族関係を築くのは難しいとも思えるのがミソかと。

そんな古き良き日本のおばあちゃん像を感じさせつつも、仲の良いご近所さんとコンサートに出かけたり、アイフォンを使いこなしたりとハイカラな一面も見せるばーちゃんがおちゃめで可愛かったですね。
自分の家に帰る段になって、ぐずるよつばを気丈にあやす姿が印象的でしたが、よつばや息子であるとーちゃんと遠く離れて暮らすのはやはりばーちゃん自身にも寂しさがあるでしょうし、これからもちょくちょく遊びに来たり、行ったり出来ると良いですね。
とーちゃんの車購入フラグが立っている雰囲気ですし、今度は逆に田舎訪問イベントとかありそうな予感かしら。

久しぶりの新刊でしたが、お隣の三姉妹と遊ぶお話も収録され、シリーズファン的な満足度も高いかと。
某あずまんが大王の制服を着たJKがモブで登場しているのも心憎いｗ


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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