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いつか世界を救うために −クオリディア・コード−の感想レビュー(ライトノベル)

2015年07月19日 00時30分23秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『いつか世界を救うために−クオリディア・コード−』橘公司(Speakeasy)先生原作、はいむらきよたか先生イラストが発売中です。

表紙は、ヒロインの舞姫と主人公のシノ。
硬派な性格とは裏腹にストーキングしまくりなシノですが、この時も視線はバッチリ舞姫を観察してるのねw
お巡りさん、こいつで(ry

お話的には、正体不明の敵・アンノウンとの戦争が続く2049年の神奈川を舞台に、人類の希望という呼び声高い少女・舞姫の暗殺を命じられたシノが彼女の通う学園へと潜入。
驚異的な強さを持つ彼女の弱点を探ることになって……という、犯罪すれすれというか余裕でアウトなボーイ・ミーツ・ガールバトルラブコメ展開です。

下心ではなく、打倒舞姫のために真剣に調査を進めるシノの姿がシュールで面白すぎるw
相棒の少女・ほたるにドン引きされながらも、舞姫の着替えを覗き、下着を漁り、胸を撫で回しと、なんともうらやまけしからん!
暗殺に比べればまだマシという大義名分のもと、並みの変態には真似できないレベルの大胆ストーキングを行うシノが(・∀・)ニヤニヤでした。

舞姫をまもる『神奈川四天王』と呼ばれる美少女達との出会いが、意外な形で連帯感を生むのも大きな見どころ。
舞姫を暗殺するためには、四天王をなんとか排除しないとならないわけですが、それぞれが強力な異能の使い手なのに、舞姫に対する愛情が深すぎてなんとも残念なことになっているので驚かされましたね。
まさに類は友を呼ぶというか、主要キャラの変態率高過ぎw
どいつもこいつもいい顔しやがって……!!
硬派なイケメンと美少女が変態っぽいことをしても、それほど悲惨なイメージにはならない。ちぃ、覚えた!(※ストーキングは犯罪です)

舞姫に対する愛に満ち溢れた四天王達とふれあうことで、舞姫を暗殺することへのためらいを深めるシノが、無事に暗殺任務を遂行できるのかどうか、ベタながらハラハラさせられました。
ひとびとの希望であり、天真爛漫な性格の舞姫を殺めるのは良心が咎めて当然ですし、かといって、正面から戦って仕留めるのはリスクが高すぎて不可能となれば、絡め手から攻めるしか無いわけで。
汚れ仕事を厭わないはずのシノが、自分でもよくわからないまま舞姫暗殺に消極的になってしまうのは、いわゆる恋心の様にも思えましたが、それよりも深い部分で何らかのシンパシーを感じたのかも知れませんね。
舞姫の過去が大きな伏線になっているのは間違いないですが、そこにシノの存在も絡んでくるのか、私、気になります!

ラブコメ的には、定番のデートイベントからのヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフがリア充爆発しろ!という感じでしたね。
何気にきっちりエスコートするシノと、初めてのデートにドキドキしながらもシノへの好意を隠さない舞姫は、とてもお似合いなカップルに思えました。
出会い方がこんな特殊なものでなかったらと思うと切なくなってしまいますが、暗殺任務が無ければ出会うこともなかったと思うと難しいところですね。
変にエロイベントを狙ったりもせず、彼女に似合う服を選んであげるシノさん、マジセンス良すぎ!
これは思わず萌え死ぬ可愛さですわw

ストーキングはもちろん、ラブコメにも、バトルにも、『観察』が重要なファクターとして存在し、全体を通した一貫性と説得力がありました。
なぜ舞姫があそこまで強力な異能を持っているのか、彼女とほたるとの友情の行く末は?といった大きな謎が残されているので続きが気になります。
あとがきによれば、元々上下巻構成だったとのことで安心して待っていられますが、折角のビッグネーム同士のタッグですし、クオリディアプロジェクトを広める意味でも、どんどん続刊されていくことに期待したいですね。



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