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デュラララ!!第12話『有無相生』の感想レビュー

2010年03月27日 13時06分15秒 | 今まで見てきたアニメ
事件の発端と顛末が明らかになるお話でした。
原作1巻の範囲を終わらせるために12話分使うなんて、物凄く贅沢な仕様でしたね。
元々密度の濃い内容でしたが、群像劇らしく多数の登場人物の視点から池袋の街を描いたことで物語に深みが増し、中だるみせずにここまで駆け抜けたのはスゴかったと思います。
誠二が帝人に襲いかかった時にはどうなるかと思いましたが、身を挺してカバーに入ったセルティのお陰で比較的あっさりと解決。
美香にストーキングされていた誠二自身も、セルティの首に異常な愛情を抱いていた事が全ての始まりだったわけですが、帝人も言っていたようにこの2人は相手を自分のものにしたいという所有欲が強すぎる点で似たもの同士だった事が印象的でした。
殺してでも奪い取る!な誠二と、殺されても愛し続ける美香では、ニュアンスとしてはかなり違いますが、当事者達が納得して付き合い続けるというのなら、それもまたアリなのでしょうね。
歪んでいることは歪んでいますが、誠二が美香本人ではなくセルティの首との絆を感じ続ける為に一緒にいると宣言したあたりは妙に律儀かも。
しかし、恋する相手がデュラハンという特殊な存在なので神秘的にも見えますが、実際には、他の女性を本命にしつつ付き合うのも付き合われるのもしんどそうな気が。
(^_^;)
愛ゆえになせる技、といったところでしょうか。

で、当初の予想では美香の首から上は完全にセルティの頭部だと思っていた帝人とセルティ&視聴者だった訳ですが、実は整形こそ施されていたものの、美香本人だったでござるの巻。
首に傷の少女=本質的にセルティの首の意識がメイン?と思わせておいてのこの結末は、かなり意外でしたね。
…というか、今回のお話を見て、原作読んで理解していたつもりだった内容が実は間違いだったと気付いて全俺が泣いていたのは秘密。
(^_^;)

いくらデュラハンの首が不死に近いとはいえ、矢霧製薬の技術力ではまだそれを解き明かすには至っていないご様子。
そもそも、そんな簡単に生死を操れるなら、仮に死んでいたとしても美香を生き返らせるなりなんなり自由自在だったでしょうし、吸収合併される恐れもなかったでしょうね。
そして、更に話をややこしくしていたのは、波江の誠二に対する愛情であり、新羅のセルティに対する愛情であった、と。
本物の首から距離を取らせ、美香を利用して自分の手の届く範囲に誠二を引き止めようとした波江と、同じくセルティに首の在処を告げず、彼女と添い遂げることを願い続けた新羅。
互いの利害が一致した2人ですが、誠二が全く波江を眼中に入れていなかったのに対し、セルティは新羅を理解し、憎からず想おうとしていた、という部分が、結末の明暗を大きく分けていましたね。
やはり、自分のためだけに行動することと、相手の為にも行動することの間には、大きな隔たりがあったということでしょうね。

セルティが頑なに首を求めたのは、自分の預かり知らないところで生死を左右されてしまわないかという危惧だったわけで、妖精の割にひどく人間的な感情によるものでした。
存在自体に謎が多いセルティですが、池袋での生活、とりわけ新羅と過ごす日常が、彼女をより人間に近い性質へと導いていった部分が大きいのではないかと思います。

暗躍していることが予想しやすかった臨也と違い、かなりのトリックスター的ポジションとなった新羅ですが、それもひとえにセルティを愛すればこその振る舞いだったわけで。
彼がどれだけセルティの事を愛し、理解していたかは、2人のやりとりから明らかですが、そこまで心の内を読んだ上で首の存在を隠蔽し続け、捜索自体を諦めさせようとしたのはちょっとズルい気もしました。
とはいえ、首が見つかれば、セルティが自分の元から離れていってしまうかも知れないという可能性は、新羅にとっては何ものにも勝る恐怖であったでしょうから、この様な行動に出た気持ちは解らなくもないですね。
誠二達が所有を目的に行動していたのと反対に、新羅は喪失を回避するために行動していたという対比が印象的でした。
また、新羅とセルティは失うことを恐れているという意味で共通する部分があるとも言えるかと。
紆余曲折はあったものの、本音を語り合ったことでわだかまりも解けた2人の、ラブラブっぷりがニヤニヤでしたw
初めからお互いを十分に理解し合いつつも、少し回り道になってしまったのは、それだけセルティの首の問題がデリケートなものだったからですが、今後は無意味に隠し事をしたりせず、本当の意味でお互いを想いあえる関係になっていって欲しいですね。

自分の存在をダラーズの人間たちに知らしめ、改めて池袋で生きていく道を選んだセルティですが、肝心の首は、それを最も渡してはいけない相手の元に行ってしまったでござるの巻。
誠二のように愛がどうのと言った意味ではなく、彼独自の理論による『来るべき大きな戦い』に参加する事が狙いの臨也ですが、それがどういった形で実現されるのか気になるところです。
デュラハンがヴァルキリーと関係しているのか、実際にはわかりませんが、勇敢な戦士の魂を導くと神話で語られる存在が池袋で発見されたことと、そこにたくさんの一筋縄ではいかないヤツらが集まってしまったことには関係があるようにも思えますね。
甘楽=臨也とセットン=セルティという情報も公式に明かさた訳ですが、まだまだ凄い人物がチャットに登場してきたりするのでしょうか?
また、臨也については、実際にお話の裏側から状況に介入していた時の様子が映し出される演出もあり、視聴者にわかりやすくまとめられていたのが好印象でした。
今後もこういった暗躍を続けて、いずれは死の天使を羽ばたかせることが出来るのか?
考えるとゾクゾクしてきますねw

神話を抜きにしても、常に何かの事件の火種がくすぶり続けているのが池袋という街なワケで。
あの黒バイクや平和島静雄もダラーズの構成員であるという情報も出回り始め、当初の設立理念であるダラダラ過ごしている場合では無くなって来ましたね。

ぶっちゃけ、創立者である帝人を上手く誘導し、組織を大きくし続けてきたのは臨也の仕業でしたが、その力をどう使うのかに関しては帝人に委ねられる流れになった訳ですから、肝心なのは今後の帝人の振る舞い方でしょうね。
ちなみに、昨日の竹下通りのパニック事件とか見ていると、噂が持つ影響力や、数の暴力という単語が改めて思い知らされたり。
事実は小説より奇なりですが、ちょっとタイムリー過ぎて怖かったかも。
タイムリーと言えば、原作者の成田先生自ら某イベントでデュラララ!!のゲームが発売されるという告知をなさっていたことも話題ですね。
まだ機種は明かされていませんが、携帯機でも据え置き機でもバッチコーイ!状態で待ち遠しいですw
そういえば、ヤスダ先生も新OPとEDが良いとツイッターで語られていたので楽しみw

少し横道にそれてしまいましたが、帝人が踏み込みはじめた非日常の世界で、どんな刺激的なイベントが待ち受けているのか楽しみですね。
とりあえずは杏里との恋愛フラグが…立つのか立たないのかw

次回、第13話、『急転直下』

1週休みで残念ですが、新展開に期待です。
それまでに2巻読み始めないとw

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