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インテリビレッジの座敷童の感想レビュー(ライトノベル)

2012年05月10日 17時45分41秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『インテリビレッジの座敷童』(鎌池和馬先生原作、真早先生イラスト)が発売中です。
『とある魔術の禁書目録』、『ヘヴィーオブジェクト』シリーズが好調の鎌池先生が、またも新シリーズを執筆!ということで、注目されていた方も多いのではないでしょうか?
妖怪が登場するホラー&ミステリー系要素も魅力的な本作ですが、次々にヒット作を生み出すその圧倒的な執筆速度こそが、ある意味、最大のミステリーかも知れませんねw

表紙は主人公の忍と、巨乳の座敷童ヒロイン・縁のツーショット。
着物から零れ落ちそうなおっぱいや、裾から見える太ももが扇情的でグッときますね。
和風エロス万歳\(~o~)/♪
頭身高めでスタイルの良いヒロインが多い本作は、年上キャラ好きの方に特にオススメかと。
自分もこんなお姉様に布団に入ってこられたり馬乗りになられたりしたいでありますなぁw
また、ちゃんとロリ需要を満たしてくれるキャラも配置されている&美少女総数多め&ラブコメ要素もアリなので、鎌池先生作品のファンなら楽しく読めるかと思います。
全体的に肌色率が高めなのもテンション上がってきた~!(´∀`∩)↑age↑

お話的には、最新のテクノロジーで制御され、ブランド力をもった理想的な田舎環境が演出されたコラボエリア・通称『インテリビレッジ』を舞台に、妖怪絡みの事件に巻き込まれた登場人物たちの活躍が描かれる、事件解決型のオカルトコメディです。
男子高校生・忍&座敷童・縁、普通の刑事・隼&JC推理マニア・艶美、艶美の姉で凄腕の女エージェント・舞&犬っぽい見た目が愛らしいマスコット的妖怪・すねこすりという3組のペアが個別に事件に巻き込まれる前半のエピソードと、それらの事件の当事者が一堂に会し、更なる凄惨な事件に巻き込まれる後半のエピソードという形で、4つのシーンに分かれているのが特徴的でした。

インテリビレッジや、本作での妖怪の扱いについては、各章の事例から、読み進めるうちに自然と頭に入ってくるようになっているのでわかりやすかったですし、特に終盤、全ての伏線がひとつに収束してくるカタルシス感にはゾクゾクさせられることうけ合いかと。
人間自身が異能の力を使って敵に対処&事件を力尽くで解決するのではなく、妖怪の能力や特性を、事件を引き起こすシステム=『パッケージ』の一部分として組み込み、それを使って攻めてくる敵サイドと、その攻撃から逃げつつ、情報を集めて反撃の機会を伺う味方サイドとの頭脳戦や駆け引きが最大の見所。
パッケージのトリガーとなっている能力の発動条件を正確に見極め、攻撃の矛先を変えることでピンチから一気に大逆転する様子が爽快ですし、理詰めの解説のお陰で説得力も高かったです。

特に能力が秀でているわけではないものの、持ち前の正義感と土壇場での頭の回転の速さで事件を切り抜けていくタイプの男性陣ふたりと、規格外の能力とエージェントとしての経験&センスを生かしてアグレッシブに敵に切り込んでいくことも辞さない舞では、事件の最中でもかなり思考パターンが異なっているのも面白いですね。
シーンに合わせて、各キャラクターそれぞれの視点から状況が描かれるという演出も、物語をよりリアルで臨場感のあるものにする役目を果たしてくれていて良かったと思います。

本格的なミステリーとは手法が異なると思いますが、スリル、ショック、サスペンスといった読者の期待する要素を、オリジナルの設定を上手く落としこみながら、ドラマチックに盛り上げてくれていたのはお見事でした。
冒頭2ページ程で肝となる世界観を読者につきつけ、そのまま熱い鎌池節とでも言うべきセリフの応酬をふんだんに使って作品世界にグイグイ引き込みながら、一気にクライマックスまで駆け抜けていく感じが堪りませんね♪

主要人物同士の顔つなぎも出来ましたし、意外なオチまで用意されていたりと、2巻を出す気も満々といった感じではないかと。
禁書シリーズは勿論、最近増えてきている印象のある妖怪や都市伝説を熱かった他のラノベ作品ともまた違った面白さのある作品だと思うので、このままシリーズ化されることに期待したいと思います。

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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