
ファミ通文庫のラノベ、『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc3』(田尾典丈先生原作、有河サトル先生イラスト)が発売中です。
表紙を飾るのは、ゲーム世界の設定を反映されたヒロインの中でも、最も特殊な立ち位置であるゆうきと、不良から一転、人気キャラとして不動の地位を築きつつあると評判の愛子の組み合わせ。
劇中では、今までそれほど絡みを見せていた感じはなかった2人ですが、本巻では、それぞれに主人公である武紀を叱咤激励する役割を演じてくれたりと、意外に相性が良いような気もしました。
戦闘力的に、ギャルゲヱ史上最強のコンビと言っても過言ではない2人には、武紀の事をビシバシ鍛えていってあげて欲しいなと思います。
(*^o^)乂(^-^*)
お話的には、表紙の2人ではなく、武紀と一緒に暮らす春姉と夏海に焦点が当てられているのがポイント。
義理の姉、義理の妹と言えば、美少女ゲームやアニメでは最早定番&人気を集めやすい設定の1つな訳ですが、果たしてそれは現実世界でもそのまま当てはまるのか?というのが大きな見所です。
普通に美少女ゲームを架空の作品として楽しんでいるだけなら考えなくても良いような、むしろ、真面目に考えたら負けのような、いわゆる『ご都合主義的な要素』を含むゲームは多いですが、それらのゲームはプレイヤーが楽しめるようにとの配慮から、あえて常識を無視してそういった要素を盛り込んでいく事を選択しているわけで、ひとつのエンターテイメントを提供する立場から考えれば、当然の結果と言えるかと思います。
しかし、そんなゲーム的常識の囲いから飛び出してきたヒロイン達にとっては、現実世界とのギャップは避けて通れない問題であり、また、そのギャップに対して彼女達がどの様に考え、どう対処していくのかを描くという事は、本作にしか出来ないテーマであり、また醍醐味とも言えるのではないかと思います。
というか、武紀がまごまごしている間にも、咲や理恵だけではなく、春姉や夏海までもが現実世界の荒波にもまれながらも、自分の意志と武紀への想いをより明確で強いものへと変化させていっている点には、驚きと尊敬の念を抱かずにはいられません。
どちらか1人を選べないままの武紀に対する咲と理恵とのやり取りも、一見、物分かりが良すぎる様に感じられますが、それもまた、彼女達の決意と覚悟の強さの裏返しであると言えるのではないでしょうか?
この世界で生きていく覚悟を決めた事で、ある意味、腹が据わった状態へと進化した2人だからこそ、武紀よりもずっと先を見据えた、しっかりした考えを持つに至ったのではないかと。
それが2人からのアドバイスとなって、武紀本人へと語り聞かせられるのは、普通の作品ならヘタレ主人公と呼ばれても仕方ない所なのですが、既に何が何でも彼女達を幸せにする!という命題を掲げる武紀にとっては、些細な見栄などに拘らず、彼女達からのメッセージを真正面から受け止め、悩み抜きつつもひとつずつ行動に移していくことこそが求められて来るはず。
まだ高校生の武紀にとっては、途方もない過酷な試練でもあるわけですが、みんなを幸せにするためには避けて通れませんし、他のヒロイン達もそれぞれに悩み抜いているわけですから、頑張って欲しいですね。
特に、春姉や夏海にあそこまで深刻なセリフを言わせたことは、とても大きかったと思います。
2人の武紀に対する痛切な想いが伝わって来て鳥肌でした。
単純な恋の行方そのものだけではなく、周囲の環境や世間的な常識へも配慮した上での発言は、もう十分に彼女達がこちらの世界の一員として根付いてきている事を感じさせてくれたので、グッと来ました。
ヾ(≧∇≦*)ゝ
個人的には、武紀やヒロイン達の心理面での変化を浮き彫りにさせるために配置されたシナリオがうまく機能していたと思います。
オチ自体にヒントが十分に与えられていたのも、あえて結末を予想しやすくした上で、より心の動きを印象付ける意図があったのではないかと深読みしてみたり。
また、武紀が春姉と夏海を交えた自分達の今後について理恵と語るシーンでは、理恵の語った内容こそが、ある意味ひとつの究極系かなと予想していたのですが、むしろその解答を先に示したことで、安易にそれを目指さないように=より価値のある結論を見出すようにと、田尾先生自らハードルを上げていらっしゃるのがカッコ良すぎ&ハラハラドキドキでした。
理恵の出した結論は、ある意味ゲーム的であるとも言えますし、完全にみんなが納得した上で1人を選ぶという展開も大いに有りうるところかも知れず、ワクテカです。
o(^^o)(o^^)o
物語の発端であるシステムの謎がどこまで説得力を持って描かれるかという事もありますし、今後の展開が気になりますね。
前巻が出たときは、なぜここで理恵メインの話を持ってきたのかという疑問がありましたが、本巻を読めば、今後の展開の外堀を埋めるために必要だったことも判りますし、かなりシックリ馴染んだ感じがしました。
表紙はむしろ春姉&夏海が描かれた2巻表紙の方が、本巻に似合っている気もしました。
というか、春姉のデザインが好きなので、何回でもイラストに入ってきて欲しいと思っているだけだったりww
ただ、この2人が選ばれた事にももっともな理由が有るわけで、むしろdisc4を誰がメインで飾るのか気になりますね。
あとがきによれば、『弓で喩えると引き絞るのが終わった』段階との事で、次巻への引きもまさに十分!といった感じかと。
美少女ゲームを何本かプレイされた事のある方には特にオススメです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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表紙を飾るのは、ゲーム世界の設定を反映されたヒロインの中でも、最も特殊な立ち位置であるゆうきと、不良から一転、人気キャラとして不動の地位を築きつつあると評判の愛子の組み合わせ。
劇中では、今までそれほど絡みを見せていた感じはなかった2人ですが、本巻では、それぞれに主人公である武紀を叱咤激励する役割を演じてくれたりと、意外に相性が良いような気もしました。
戦闘力的に、ギャルゲヱ史上最強のコンビと言っても過言ではない2人には、武紀の事をビシバシ鍛えていってあげて欲しいなと思います。
(*^o^)乂(^-^*)
お話的には、表紙の2人ではなく、武紀と一緒に暮らす春姉と夏海に焦点が当てられているのがポイント。
義理の姉、義理の妹と言えば、美少女ゲームやアニメでは最早定番&人気を集めやすい設定の1つな訳ですが、果たしてそれは現実世界でもそのまま当てはまるのか?というのが大きな見所です。
普通に美少女ゲームを架空の作品として楽しんでいるだけなら考えなくても良いような、むしろ、真面目に考えたら負けのような、いわゆる『ご都合主義的な要素』を含むゲームは多いですが、それらのゲームはプレイヤーが楽しめるようにとの配慮から、あえて常識を無視してそういった要素を盛り込んでいく事を選択しているわけで、ひとつのエンターテイメントを提供する立場から考えれば、当然の結果と言えるかと思います。
しかし、そんなゲーム的常識の囲いから飛び出してきたヒロイン達にとっては、現実世界とのギャップは避けて通れない問題であり、また、そのギャップに対して彼女達がどの様に考え、どう対処していくのかを描くという事は、本作にしか出来ないテーマであり、また醍醐味とも言えるのではないかと思います。
というか、武紀がまごまごしている間にも、咲や理恵だけではなく、春姉や夏海までもが現実世界の荒波にもまれながらも、自分の意志と武紀への想いをより明確で強いものへと変化させていっている点には、驚きと尊敬の念を抱かずにはいられません。
どちらか1人を選べないままの武紀に対する咲と理恵とのやり取りも、一見、物分かりが良すぎる様に感じられますが、それもまた、彼女達の決意と覚悟の強さの裏返しであると言えるのではないでしょうか?
この世界で生きていく覚悟を決めた事で、ある意味、腹が据わった状態へと進化した2人だからこそ、武紀よりもずっと先を見据えた、しっかりした考えを持つに至ったのではないかと。
それが2人からのアドバイスとなって、武紀本人へと語り聞かせられるのは、普通の作品ならヘタレ主人公と呼ばれても仕方ない所なのですが、既に何が何でも彼女達を幸せにする!という命題を掲げる武紀にとっては、些細な見栄などに拘らず、彼女達からのメッセージを真正面から受け止め、悩み抜きつつもひとつずつ行動に移していくことこそが求められて来るはず。
まだ高校生の武紀にとっては、途方もない過酷な試練でもあるわけですが、みんなを幸せにするためには避けて通れませんし、他のヒロイン達もそれぞれに悩み抜いているわけですから、頑張って欲しいですね。
特に、春姉や夏海にあそこまで深刻なセリフを言わせたことは、とても大きかったと思います。
2人の武紀に対する痛切な想いが伝わって来て鳥肌でした。
単純な恋の行方そのものだけではなく、周囲の環境や世間的な常識へも配慮した上での発言は、もう十分に彼女達がこちらの世界の一員として根付いてきている事を感じさせてくれたので、グッと来ました。
ヾ(≧∇≦*)ゝ
個人的には、武紀やヒロイン達の心理面での変化を浮き彫りにさせるために配置されたシナリオがうまく機能していたと思います。
オチ自体にヒントが十分に与えられていたのも、あえて結末を予想しやすくした上で、より心の動きを印象付ける意図があったのではないかと深読みしてみたり。
また、武紀が春姉と夏海を交えた自分達の今後について理恵と語るシーンでは、理恵の語った内容こそが、ある意味ひとつの究極系かなと予想していたのですが、むしろその解答を先に示したことで、安易にそれを目指さないように=より価値のある結論を見出すようにと、田尾先生自らハードルを上げていらっしゃるのがカッコ良すぎ&ハラハラドキドキでした。
理恵の出した結論は、ある意味ゲーム的であるとも言えますし、完全にみんなが納得した上で1人を選ぶという展開も大いに有りうるところかも知れず、ワクテカです。
o(^^o)(o^^)o
物語の発端であるシステムの謎がどこまで説得力を持って描かれるかという事もありますし、今後の展開が気になりますね。
前巻が出たときは、なぜここで理恵メインの話を持ってきたのかという疑問がありましたが、本巻を読めば、今後の展開の外堀を埋めるために必要だったことも判りますし、かなりシックリ馴染んだ感じがしました。
表紙はむしろ春姉&夏海が描かれた2巻表紙の方が、本巻に似合っている気もしました。
というか、春姉のデザインが好きなので、何回でもイラストに入ってきて欲しいと思っているだけだったりww
ただ、この2人が選ばれた事にももっともな理由が有るわけで、むしろdisc4を誰がメインで飾るのか気になりますね。
あとがきによれば、『弓で喩えると引き絞るのが終わった』段階との事で、次巻への引きもまさに十分!といった感じかと。
美少女ゲームを何本かプレイされた事のある方には特にオススメです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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