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ロクでなし魔術講師と禁忌教典4巻の感想レビュー(ライトノベル)

2015年07月20日 23時09分42秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)4』(羊太郎先生原作、三嶋くろね先生イラスト)が発売中です。

表紙は、グレンとアルベルトの元戦友コンビ。
久しぶりにコンビを組んでも息ピッタリなふたりがカッコ良いですね。
怒りに燃える男二人が互いの背中を預けつつ敵陣深くに切り込んでいくシチュエーションがたまらん!(;゜∀゜)=3ムッハー
※未読の方は、前巻も含めてネタバレがあるので、先に読了されるのをオススメ。

お話的には、思わぬ裏切りに遭い、生死の境を彷徨う事になったグレンでしたが、辛くも復活。
ルミアを救出すべく、アルベルトと共に敵のアジトへと乗り込むことに……という、リベンジ展開です。

リィエルのヒミツに深く切り込んでいく形になるとは思っていましたが、予想以上に凄惨で切ないエピソードが明かされ、痛々しかったですね。
登場人物それぞれが後悔や自問を繰り返しながらも、今の自分にできる最善を尽くそうとする姿が感動的に描かれていて良かったです。
敵サイドが倫理観皆無な典型的クズ悪党な分、勧善懲悪でスッキリ!な結末に期待する気持ちが強まり、カタルシスが多く得られましたし、上下巻的構成の締めを飾るに相応しい盛り上がりだったかと。
自分の不安をなくしたいからと、グレンに帰ってきて欲しがっていたリィエルが、彼女自身の意志で選んだ新たな未来と居場所とは?に注目して頂きたいですね。

ルミアの命が懸かっているので、ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフ出来る状況では無かったわけですが、システィが“物理的に”距離を縮めたり、ルミアが王子様よろしくグレンが駆けつけてくれて感無量になったりと、フラグは着々と立っていて良かった良かった。
もちろん、お当番ヒロインであるリィエルにとっては、恋愛よりももっと広い意味で自分を大切に想い、真正面からぶつかって支え諭してくれたグレンの存在がより掛け替えの無いものになったのは間違いないですし、依存でベッタリするのではなく、精神的に成長&独り立ちした上で新たな関係を築いていってくれそうで何より。
某金八先生やら、GTOやらを彷彿とさせる、熱血教師系青春ドラマは、ベタな部分も多かったですが、それでこそ僕らのグレン先生!!という感じでテンション上がりましたし、グレン自身がクラスメイト達ひとりひとりと接することで、人間的な成長を実感出来るまでに前向きに変化していて心温まりました。
現実では、いじめ問題やモンスターペアレント問題等もあって、なかなか理想の教師像を求めるのが酷になって来ていますが、教える側もまた教え子から何かを教わるという事は多々あると思いますし、互いに敬意を払える良好な人間関係を築いていって欲しいですね。

リィエル、ルミア、システィーナの3人の人間関係の変化、深化が大きな見どころとなっている一方で、グレンとアルベルトの大人の男コンビの変わらない友情が描かれるのがまた良い演出でしたね。
適度に憎まれ口を叩き合いながらも完全にツーカー状態なので、戦闘時の安心感が半端無かったですし、ガチで本音をぶつけあいながらも心の底ではお互いを認め合っている悪友ぶりに萌えざるを得ないw
あとがきのアルベルト女性化エピソードを読んだ後で、目次の肩を組み合うふたりのイラストを見ると、より一層味わい深いものがありますのう(*´∀`*)ポワワ
グレンのあの安心しきった笑顔と来たら……こりゃ完全にデキテマスワ-w
ぶっちゃけ、男のままで良かったというか、女性ファン大勝利なのでは!?という感じですが、アルベルト自身のキャラが掘り下がった事に加え、エレノアとの因縁が深まったことで新たなドラマや見せ場が増えてきそうですし、今後もちょくちょく顔を見せて欲しいですね。
むしろ、ルミアの存在価値が更に上がって、ガード任務のイケメン新任教師追加でレギュラー化の線があってもおかしくないレベルw
禁忌教典絡みの問題が山積みなので、優秀なエースであるアルベルトを遊ばせる余裕は流石に無さそうですが、果たして?

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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