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天翔虎の軍師4巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年02月22日 17時21分56秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ『天翔虎(カルーディア)の軍師 4』(上総朋大先生原作、庄名泉石先生イラスト)が発売中です。
表紙は、シエルと今回のキーパーソンであるニーアの軍師&副軍師コンビ。
2ヶ所に分かれて苦戦を強いられるふたりですが、なんとかミオを支えて頑張って欲しいですね…とか思っていたら、カラー口絵でミオが背中をめっちゃ斬りつけられている罠。
なんということでしょう(´;ω;`)ブワッ

お話的には、ユミカの策にハマってフルボッコ状態のシエルでしたが、落ち着く間もなく、ミオを救うために新たな策を練ることに。
天翼狼の軍師・アレイアとの会談で今後の情勢を見定めつつ、シエルが行軍を開始した頃、孤立無援状態だったミオ達の前にも、思わぬ援軍が現れて…といった反撃開始展開です。

3巻で、文字通り命を懸けたザグロニア将軍の奮闘ぶりに涙した方も多いと思いますが、彼の死を嘆くだけではなく、武人としての志を受け継いで新たな戦いに挑む若者たちの姿が胸熱でした。
特に、敗北から立ち直ったことで将軍としての器を大きくしたマギーの成長ぶりには、眼を見張るものがあったかと。
あの若さで、多数の兵士たちの生死を背負っていくというのは大変だと思いますが、今の彼女であれば部下を無駄に死なせることなく、自分の頭で戦況を見極めながら戦うことが出来るでしょうし、ますますシエルを支えていってくれるはず♪
頭で考えるよりも体が動く、猪突猛進タイプのキャラクターも嫌いじゃないですが、それだけではユミカの策の格好の餌食になってしまうだけでしょうし、武名だけではなく、将としてしっかりとしたところを見せることによって部下からの信頼を得る事も出来ると思うので、今後拡大する戦場での活躍に期待したいところです。

また、マギーと同じく、最初からシエルを支え続けてきたフレイですが、今巻でもますます無双化が進んで頼もしい限り。
義に熱い呂布的なポジション化が進んでいるので、当分は誰が相手でも負けそうにない彼ですが、いついかなる時もシエルを信じ続けているのでブレがなく、実に頼もしい限りですね。
新キャラベロニカの登場が、更なる高みを目指す良いきっかけになりそうですし、帝国四将の筆頭・ベルガーとの因縁も出来たりと、バトル面で最注目の彼ですが、むしろ、ニーアとのラブコメフラグが悲恋に終わってしまわないかハラハラさせられた印象のほうが強かったなと。

話の流れ的に、ニーアがミオを守るため、軍を窮地に陥れてしまった責任を取るために、いつ犠牲になってもおかしくない!という状況だったので、全ての結末が描かれるまでは気が休まりませんでしたね。
個人的には、ある程度穿った予想をしていたのと、伏線のセリフに気付いたので、ニーアの某策については読み通り!ではあったものの、その後がどうなるかまでは予想していませんでした。
結果的には、オチも含めて本作らしい、良いまとめ方になっていたのではないかと思います。
というか、読み終わってからもう一回あの会話シーンを読み返したくなりますのう(*´∀`*)ポワワ

それもこれも全て、ユミカに大敗を喫しつつも、見事に復活したシエルの大活躍あっての物種だったわけですが、戦場での用兵や、味方と敵の戦力を分析した上での大局予想と、病み上がりとは思えない精神の強さを見せてくれたので良かったです。
これも、ミオを救いたかったという、彼の気持ちのなせる技なんでしょうね。
今回は、シエルとユミカ&ミオが直接絡むシーンがほとんどなかったのがラブコメ的に残念ですが、その分、エピローグが味わい深く感じられたので、演出的にも美しかったかと。
民のために打倒帝国と国の再興を目指し続けるシエル達には、これからも苦難の日々が続くと思いますが、敵が強く、大きくなるほど、軍師としての天才ぶりもまた際立って来ると思うので楽しみです。
あと、あとがきのサプライズが本編で描かれるのに今から期待w


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。



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