ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

PJ映画における17年ギャップ問題(?)について

2016年06月21日 | 指輪物語&トールキン
またしてもTolkien Writing Dayの参加で久々に記事を書いています…

PJ映画での大きな改変の一つとして、この「17年ギャップ問題」があると思います。(勝手に命名してます…)
原作ではビルボの111歳の誕生パーティーからフロドの旅立ちまで17年あるのですが、映画ではこの17年がすっ飛んでしまって、フロドが33歳のまま(多分)旅立ってしまっているので、17年のズレが生じてしまっているのです。
(ここではフロドがすぐに旅立ったと仮定して17年としていますが、実際には1年後とかだったりする可能性もありますね…面倒なのでここでは17年ということにします。)

この改変のおかげで色々ややこしいことになっていると思うのですが、映画ではそのあたりの設定し直しとか一切言及されてませんね…もう辻褄が合わなくなってしまうから敢えて触れてないのだと思いますが(汗)
ファンも、この17年ギャップのことは敢えて考えないようにしている方が多いのかなという印象です。
ホビットの映画化が決まった時に、「裂け谷にエステル10歳がいるのでは!」と言っている方が多かったのですが、私は「いや17年ズレてるから、アラゴルン27歳でもう野伏生活してるんじゃ…」と思ってました。
実際、BoFAの最後にスランドゥイルがレゴラスに、北のレンジャーの長に会うように、と言っているところから、やはりアラゴルンは既に野伏として活動しているようなので、やっぱり27歳だったんじゃないかな?と思いました。
このあたりをちょっと整理してみたいかな、と思って今回の記事を書いてみることにしました。
(別に映画の設定の改変をフォローするわけではないんですけど…(^^;)

年表にあてはめるととてもややこしくなるのですが、そうでもしないと説明のしようがないので、仮に年表を作る作業をしてみたいと思います。

まず、フロドの旅立ちを17年ずらすのですが、17年動かさなければならないものの方が少ないので、後ろにずらしてしまうと楽なのですが、そうするとさらにややこしくなってしまうことが判明したので、とりあえず17年前に動かすことにします。
ビルボの誕生パーティーが3001年、フロドの出発が原作だと3018年ですが、映画ではフロドの出発も3001年とします。
ここで「17年前に動かない=他のものと17年ずれて来る」のは、まずビルボとフロドの生年月日です。3001年にビルボ111歳、フロド33歳でなければならないからです。
そしてもう一つ、五軍の戦いも「動かない=17年ずれる」ものになります。なぜなら、映画でしっかりと「60年前」と字幕が出てしまってますので…ビルボ51歳の時でなければならないのです。
(ここでふと、もし映画のビルボをフロドみたいに若くしたら、年号いじらなくて良かったのではと思ってしまいました。いやマーティンビルボが絶対良かったですけど)

ほとんどのLotRに出て来る登場人物は、生年月日が17年前にずれます。アラゴルンはTTT SEEで87歳と明言していますから、五軍の戦いの時には-60歳で27歳ということになります。原作からは+17歳、生年月日も17年前にずれることになります。
メリピピ、サムは生年月日が17年早くなることで、誕生パーティーの時の年齢=出発時の年齢になります。(映画の彼らの年齢が原作と同じとして)

また、先日さやうぇんさんがおっしゃっていて気付いたのですが、原作では五軍の戦いの時のゴンドールの執政はトゥアゴンなのだそうですが、映画ではエクセリオンであることが明言されています。
原作では五軍の戦いは2941年、エクセリオン二世の治世は2953年からです。
五軍の戦いを基点にエクセリオンの治世を17年前にずらすと、2936年となり、エクセリオンの治世ということになるのではないでしょうか。映画でそこまで考えていたのかどうかはわかりませんけど…(汗)

余談ですが、アラゴルンがソロンギルとして活動?を始めたのが原作では2957年、17年ずらすと2940年となります。ということはもうこの頃にはソロンギルと名乗っていた?スランドゥイルの話しぶりではまだレンジャーとして活動していそうなので、このあたりは少し年数ずれるのかもしれません…またややこしいことに(汗)
しかし、いずれにしても映画では五軍の戦いの時点から近いうちにアラゴルンがソロンギルを名乗るのだとすると、やはり五軍の戦いの時点でエクセリオンの治世になっているというのは整合性があるかなと思います。


さらに余談ですが、映画ではセオデンがアラゴルンがセンゲルと戦ったことを覚えていて、アラゴルンがそれを「よく覚えておいでだ。まだほんの子どもだった」と言っています。
セオデンの生年月日を原作どおりにして17年前にずらすと、五軍の戦いの時点で11歳ということになります。11歳は「よく覚えておいでだ」と言われるほど子どもですかね…
原作だとセオデンはベレンノールの時点で71歳ということになっていますが、映画のセオデンはそこまでの年齢には見えませんでした。
セオデンに関しては、更に5、6年生年月日をずらして、ベレンノールの時点では60代とするのが妥当かな、と思っています。そうすると五軍の戦いの頃はティルダと同年代か少し下くらいかな、とか。

あと、五軍の戦いに出て来る登場人物は、五軍の戦いの時点の年齢を基点にするので、たいていは「生年月日が17年動かない」ことになると思います。
映画の年齢が原作と違いそうな人物は、映画の年齢を基点にすることになるでしょう。
ここで一つ例外が。ギムリの生年月日を17年前にずらすと、五軍の戦いの時点で79歳になります。キーリ(77歳)より年上になってしまいます。
これだと「若くて連れて行ってもらえなかった」という理由と合わなくなるので、ギムリの生年月日も「17年動かさない」方になるのかなと。ということはギムリはLotRの時点で17歳若い122歳になるわけですが、これはそんなに違和感ないかな?

そして「ホビット」に出て来る人間たち、バルドとバインについてです。
バルドもバインも原作で年齢は明らかにされていませんが、原作では指輪戦争の際にはバルドの孫のブランド王が谷間の国を治めていたことになります。
パインはホビット映画の時点で12、3歳かな?と仮定すると、60年後には72、3歳。まだ生きていてもおかしくないですね。まあもう少し若くして亡くなっているかもしれませんが。
バルド、パインについては、生年月日の調整よりも、在位年代が変わって来る感じかもしれませんね。映画では出て来ないから考えなくて良いかもしれませんが。

こうして考えると、エルフは17年くらいはどうとでもなるので楽ですね…(笑)

あと、原作ではフロドが灰色港から旅立つのは指輪棄却から2年後で、エラノールが生後半年ですが、映画ではエラノールが2、3歳、サムの第2子のフロドも生後数か月のようなので、4年後くらいですかね。ここでも年数ずれてきますね。
そして、トーリンの年齢が若くなったことで、スマウグのエレボール襲来が一体何年になったのか、というのは、もう説明つかないですね…

という訳で、映画の17年ギャップに整合性を持たせる試みでした(^_^;)
本当は年表を図にしたら少しはわかりやすいと思うのですが、技術的にも時間的にも間に合いませんでした…いつかこっそり年表添付するかもしれません…
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