FotRサントラ完全版の
サントラ公式サイトのANNOTATED SCORE、また少し読み進んだので書いてみます。
なんだか読んだ先から内容が右から左へ抜けて行くので、メモ取りながら読むことにしました(笑)
そしてここに書いておけば後で自分で拾えるという寸法でございます(笑)
読んでいて面白かったところを適当に挙げてます。
まずは、アラゴルンも加わって5人になった一行がブリー村から出発するところの「旅の仲間のテーマ」、仲間が増えて、フロドとサムだけの時よりも音が厚くなっているというのは分かってましたが、具体的に「フロドとサムの時はホルン1本だったのがここではホルン3本になっている」という話になるほど~とというか、結構細かいなあというか・・・(笑)2人で1本、5人で3本の根拠は特にないと思いますが(笑)
使われなかったアイデアとしては、オルサンクの頂上にガンダルフが囚われている最初の場面の音楽、最初はアイゼンガルドのテーマのバックの5拍子だったそうですが、Evil Timeと呼ばれるフレーズに変更になったそうです。この方が悲しげで、寒そうにうずくまるガンダルフの姿に合っている、と著者のDoug Adamsは書いてます。
もうひとつ、アモン・スールで(だと思うんですが・・・躍る子馬亭のことかも?)フロドが指輪を嵌めてしまう場面で、最初はショアは音楽をつけていたそうですが、映画では効果音に変わったのだそうです。
こういうパターンはよくあったみたいですね。RotKでもデアゴル殺害の場面にショアは音楽をつけていて、それがCDには収録されていますが、映画ではやはり効果音に変わっているんですよね。
PJの判断は正しいと思います。音楽を作る立場としては全部音楽で表現しようと思うと思いますが、バランスというものがありますもんね。
でもTTTのファラミアが指輪に誘惑される場面は「指輪の誘惑のテーマ」で通して欲しかったなあと思うんですが・・・。
話をFotRに戻して(汗)アイゼンガルドの地下の工場の場面では、打楽器はすべて金属のものが使われて、工場っぽくしているそうです。
そして、オルサンク頂上のガンダルフのところに蛾が飛んでくる時の「自然のテーマ」の歌詞がようやく明らかに! 詳しくは
サントラ公式サイトのANNOTATED SCOREの17ページに出ています。シンダリン(多分)の歌詞の歌詞ですが、日本語にすると
"大地がうめく・・・そして風が・・・風が泣いている!"という感じです。
やっぱりエントの行進とは違う歌詞だったんですねえ。蛾が自然の嘆きを訴えている、という感じでしょうか。
グワイヒアがガンダルフを乗せて飛んでいく場面のトランペットのファンファーレは「RotKまで出て来ない」とか書いてあったんですが、もしかしてエオウィンとメリーがペレンノール野で戦う場面で流れたあれか~?(汗)
それから、もしかしたら知ってる人は知ってたかもしれませんが、「裂け谷のテーマ」のコーラスは「A Elbereth Gilthoniel」のあの詩だったんですね~。
裂け谷では、裂け谷の雰囲気に合わせて?「ホビット庄のテーマ」にもティンホイッスルは使わなかったのだそうです。ティンホイッスルが再び聴けるのは最後の「一行の離散」になりますが、(SEEだとメリピピがレンバスを食べちゃった、の場面で出てきますけど)これがまた泣けるんですよね~。
とまあこんな話がいろいろ出てきます。続きはまた改めてupします~。