ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

帰って来てます

2015年01月20日 | 旅行
最近帰って来た報告がすっかり遅くなってますが(汗)とっくの昔に中つ国からは帰って来ております。
いや~NZ楽しかった!自然は美しいし、人は親切だし、食べ物は結構おいしいし。(物価は高いですが…)治安も他の国にくらべたらかなり良いですよね。
時期的なものもあり、ホビット・LotR巡りが主な目的でしたが、同行の妹の要望でテカポ湖とかマウントクックとか普通に観光もできて良かったです。
一番良かったのはやっぱりホビット村かな~。特にイブニングツアーはゆっくり滞在できて、他のツアーの人もいないのでお勧めですよ!
惜しむらくは、航空券取った後にホビトン夜ツアーに行けることになり、日程変更したあおりでウェリントンが半日以下になってしまったことでしょうか。WETA Work Tourにも参加できなかった…
ウェリントンでは衣装展をやっていて、ビルボの衣装が見られたのは感激でしたね~。時間制限があって色々大変でしたけど…
ウェリントンが短くなったのと、クイーンズタウンで予定の日に乗馬できなかったため、ハミルトンとクイーンズタウンで時間が余って、ゆっくりできたのも良かったです。
ハミルトンではだらだらワイカト川沿いを片道一時間歩きながらハミルトンガーデンまでいったり、クイーンズタウンではクイーンズヒルに登って、途中ファンテイルという鳥が後をついて来たり。(人間が歩くときに飛び出す虫を狙ってるんだそうです)その後お土産物屋さんでファンテイルグッズを買いまくりましたよ(笑)
グレノーキーの乗馬も、ロケ地はちょろっと通る感じでしたが、とにかく景色がきれいで、今までの外乗で一番良かったかも…!
そんなわけで堪能してきました!旅行記はいつになったかけるやら…ですが、ツイートをまとめてますので、興味のある方は見てみてください。

準備編 旅行編
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中つ国行ってきます!

2014年12月24日 | 旅行
明日から中つ国ことニュージーランドに行ってきます!
もともとは、またホビット公開日本送れるだろうと、英語字幕つきで観られるイギリスにまた行こうかと思っていたのですが、思いがけず世界同時公開となり、イギリスである必要がなくなったのですが、そこですかさず妹がニュージーランドに行きたいと言い出し、それで行くことになりました。
年末年始ということで、さっさと飛行機取らねば…ということで、半年前に国際線を予約。クレジットの支払が夏の旅行の支払いと重なり、まさかの利用券度額越えの事態となり、色々と大変でしたね…(汗)
そして、早く計画したのが仇となったのか、国内線とかバスとか予約した後に色々と変更になり、これまた大変でした。
ホビット村ナイトツアーが急遽日曜も催行となり、諦めていたのが行けることになったのは良いのですが、そのためにウェリントンが半日以下ということに…
そしてWETA WORK Tourには参加できそうもなく(涙)、12月から始まったホビット衣装トレイルも、一番観たいビルボの衣装が時間制限のあるデパート内という…
ホビット村の次に楽しみにしていたグレノーキーのロケ地乗馬も、最初に問い合わせた現地旅行会社が1/3やってるというのでギリギリに予約しようとしたら、1/3は地元のイベントでやってませんと言われ…
仕方なく翌日に変更し、そのために一番高かった国内線の時間を変更しなければならず…
変更不可のチケットだったのであきらめかけていたのですが、よくよく見たら50ドルで時間変更可能のチケットにアップグレードできたので、手続きしようとしたら、2路線以上一緒に予約してたので電話のみで変更可…ボロボロの英語で頑張って国際電話しましたよ…
そんなこんなで、これでもかというくらい事前のトラブルが多かったのですが、果たして事前に苦労した分現地ではスムーズに行くのか、それとも…!?
ちなみにツイッターで準備についていろいろ呟いたのはこちらにまとめています。

そんなわけで、中つ国行ってきます!
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ホビットBoFA観ました…!(ネタバレ)

2014年12月23日 | 指輪物語&トールキン
ついにホビット最終章観ました! 旅行行く前になんとか感想書いておかねば、と無理無理で書いてます(汗)
DoSの時、かなり否定的な感想を書き、最終章に向けて不安要素も多く、テンションもすっかり下がっていたのですが、予告、そしてビリー・ボイド歌う主題歌The Last Goodbyeを聴くに至って、もしかして期待して大丈夫では? と心境が変化してきました。
試写会で観た方たちが皆号泣したと言っていて、でも自分は泣かないかもな…なんて思ってましたが、かなり泣きましたよ(笑)
実はAUJ EEの裂け谷の追加シーンで、トーリンが黄金病にかかる可能性がある、という設定を知って以来、ラストがどうなるのか心配でなりませんでした。
原作で一番好きな場面は、やはりトーリンとビルボの和解の場面でしたので…。あれはトーリンが自分と全く違う生き方のホビットであるビルボを認め、その生き方のすばらしさを認め、頑なな価値観から抜け出すことができた、というところが好きだったのですが、もしそれが病、もしくは狂気のためにトーリンがおかしくなっていた、ということだったら、最後の和解も全く違うものになってしまうのではないかと心配だったのです。
実際に観てみて、意外なくらいそこは杞憂でした。確かに原作の別れとは意味合いが違ってしまっていましたが、それはそれとして、映画は映画で素直に二人の別れに心打たれることができました。
原作のトーリンは、欲や名誉と言った価値観を捨てビルボの価値観を認めますが、映画のトーリンはまた違った方向でビルボの価値観を認めていました。AUJで、戦わないホビットは足手まといだ、と言い、ビルボが逃げて家に帰ったのだと怒っていたトーリンが、ビルボの生き方を認め、ビルボに家に帰って平和に暮らすように言うのです。こういう方向があったか!と思いましたね…
終盤のとても印象的な場面に、ビルボがどんぐりを大事に持ち歩いていたことを知ったトーリンが微笑む場面があります。いつの間にかトーリンも、ホビットに心和まされるようになっていたのか…!と衝撃ですらありました(笑)ついにトーリンもホビットに優しい人の殿堂入りか、と(笑)
心配したように、ただ病から目覚めて元に戻ったというだけになるのではなく、その間にトーリンもまた成長していたのですよね。疑心暗鬼になった時にビルボの素朴さに心を動かされた、そのことが、最後の別れの場面にも反映されていたと思います。
ビルボ一人がトーリンを看取ることに違和感もありました。原作では多分最後はドワーフたちに見送られたはずなので…バーリンやドワーリンが最後にそばにいられなかったのは寂しすぎる、と。
でも、ビルボが出発する時のバーリンの「トーリンは伝説になる」という言葉で、もしかしたらドワーフたちにとってはあの時のトーリンは偉大な王、英雄として見送るしかできなかったのかもしれない、と思うようになりました。多分、ビルボだけが素直にトーリンに「死んじゃダメだ(吹き替え版)、行かないで(字幕版)」と言えたのではないかと。
実は私は、このトーリンとビルボの別れの場面を、原作のセオデンとメリーの別れの場面と重ねています。セオデンも、最後はメリーだけに看取られてこの世を去ります。エオウィンには会えないまま。それもまた切なくて良いと思うのですが、映画ではエオウィンに見送らせてましたね…
余談ですが、AUJラストでビルボがトーリンを助けるために飛び出す場面も、エオウィンのために勇気を振り絞るメリーと重なるなあと思ってました。映画のビルボは私が映画のメリーで消化不良だった部分を肩代わりしてくれているような気がします…
トーリンからビルボへの言葉も、セオデンの言葉を思い起こさせました。セオデンの「パイプ草を吸う時には余を偲んでくれ!」と、トーリンの「どんぐりが育つのを見ろ」は同じなんじゃないかなと…。ホビットたちが幸せに暮らすことが、セオデンにしてもトーリンにしても、自分が戦って命を落とした意味だと思っていたのではないかと。
そう思うと、最後にアゾグと戦っていたトーリンは、もうAUJの時のように、復讐や名誉のために戦っていたのではないんだな、と思います。世界を守るために戦った…というと陳腐になってしまうけど(汗)ビルボが安全に家に帰って平和に暮らせる、そんな世界のために戦っていたんじゃないかなと。(それだけではないにしても)だから刺し違えてでも倒す、ということができたのではないかと思いました。
そうして戦ったことで、トーリンは真の意味で英雄になったのかな、と思います。だからドワーフたちは、親しいバーリンやドワーリンでさえ、静かに佇んで見送ることしかできなかったのかもしれない、なんて思ったりもします…
あと、ビルボ側からのことですが、DoSを見ていて「あれ?」と思い、DoS EEを観て確信したことがあるんですが、ビルボはトーリンがかなり好きですよね。というか、多分トーリンについて行きたくてここまで来たんだろうなと…
DoSで、ビルボがドワーフたちを牢から助けるとき、鍵を持ってきたビルボはまず当然トーリンのところに行きますが、鍵を見せてちょっと得意そうにするんですよね。トーリンに認めてもらいたくてやってるみたいに…
スマウグと会話している時も、スマウグに「トーリンに利用されてる」と言われた時、思わず嘘をつくのを忘れてしまい、「嘘だ」と言ってしまったり。ここ吹き替えだと「違うそんな人じゃない」とかなり意訳してるんですが、この意訳先の展開読んでのことか!?と後から思いましたね…
で、EEで、湖の町の人たちの前でトーリンの人物を保証するビルボ。このシーンを観て、ああビルボはトーリンのためにこの旅でここまでついて来たのだなあ、と思いました。
そんなビルボにとって、トーリンとの別れは、原作以上に辛いものになったはずで、それを思うとあの別れの場面はより辛いですね…

時間がないのでビルボとトーリンについての感想ばかりになってしまいますが、もう一つ。
今作でかなりバルドが好きになりました! DoSでも良いなあとは思ってたんですけど。
スマウグを倒す時、恐怖に震えるパインに向かって微笑んで「こっちを見てるんだ」というところなんかもいいんですが、一番良かったのは、ビルボがスランドゥイルの前で、ドワーフたちを逃がしたことを認めてばつが悪そうに謝る場面で微笑むんですよね。ああバルドいい人だ~ともうここでバルドの株急上昇です(笑)
ビルボが表門に出て来た時にも心配そうな顔してくれてたし、バルド優しいなあ~と。
アルフリドに対する態度も好きですね。最後に金貨を持って女装して逃げようとするアルフリドに、非難するでもなく「下着が出てるぞ」って、なんかいいなあ。
今回のバルドには、少しだけ原作の馳夫さんの匂いを感じました。映画のアラゴルンにちょっと足りなかった部分を補完してもらった気がしてます。

あと、フィーリが…かわいそうすぎて…
キーリもそうですが、ああいうボスキャラにやられる、的な死に方って好きじゃない、というのもありますが、フィーリは本当に不憫すぎる…優しいのに…
トーリンがビルボ投げ捨てようとする時も庇ってくれてたのに…トーリンがビルボにミスリルを渡す場面でもすごく優しい顔して観てました。AUJのラスト、トーリンがビルボのこと怒る?と思われるときも心配そうに観ててくれたし…
あの死に方には映画なりの意味があるのかもな、とも思うようにはなりましたが、やっぱりまだ消化するには時間がかかりそうです…

この他、本当に色々と感想はあるのですが、キリもないし時間もないので(汗)
色々とツイッターに書き散らしたものまとめてますので、万一興味のある方はそちらをご覧いただければ…

その1(公開前が中心) その2

また時間が取れたらゆっくり考察的なこと書けたらいいなあと思いますが、果たしてどうなるやら…
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BoFAサントラ場面予想&明日公開…!

2014年12月12日 | 指輪物語&トールキン
日付変わっちゃったので本当は今日ですが、いよいよホビット最終作が公開ですね…!
私はサントラCDを聞いて場面予想をするという、TTTの時からやっている恒例行事のため、試写会も応募せず、イッキミも行かず、ひたすらサントラを聴いてました…
LotRの時の、日本の公開日が遅くてサントラ発売から間があったという偶然のことがきっかけで、RotK、AUJ、DoSとサントラ場面予想をやってきましたが、それもついにこれで最後…
サントラ場面予想と言っていますが、要はどんなテーマ・モチーフがどこで出て来るかを拾う作業なんですよね。実際の画面を見ずに音だけで判断するので、面白かったんですよね。
一度聞いただけでは気が付かなくて、後で「あっあのテーマの変奏!」と気づくこともあったりして。
今までの思い出としては、「自然のテーマ」かなあ。FotRでガンダルフのところにきた蛾の場面や、TTTでエントの行進の場面で流れてますが、RotKでベレンノールで出て来て、「ああ鷲が来るところね」と思ってたら、確かに鷲も来たけど蛾も出て来たという(笑)
そしてAUJでもまた自然のテーマ出て来て、ここも鷲が出て来るんだろうな、と思ったら、なんとまた蛾も出て来て(笑)映画館で噴きそうになりましたね(笑)
BoFAでも自然のテーマ登場してるんですが、間違いなくまた鷲の場面でしょうけど、果たして蛾は出て来るのか!?(笑)少年ソロじゃなかったから出て来ないかもしれないけど、そんな楽しみもちょっとあります(笑)
あと、DoSのプロローグで、なんかブリー村の音楽が出て来るな、なんだろう…と思ってたら本当にブリー村だったのも笑ったなあ(笑)
そんなわけで、ようやくBoFAサントラの場面予想というか感想を指輪サイトにupしました!
相変わらずの読みにくさ満点ですけど…(汗)
今回、また公開が早くなり、しかもなぜかアメリカより早いという事態で、アメリカのCD発売が16日とかだったのでサントラ予想ピンチ!?と思いましたが、欧州に合わせて日本も早めに出てくれて良かったです…
とは言え、公開3日前の発売、iTunesの90秒試聴、そしてロンドンプレミアでなぜかBoFAサントラを流しまくっていたのがなかったら、もっと苦戦していたと思います。特にプレミアの映像はホント助かったなあ。でもあれよくよく聴いてるとすごいネタバレなんだけど大丈夫なのか(汗)とあるキャラクターの生死がわかってしまうところがあるんですよね~
今回のサントラの感想ですが、(ちょっとネタバレかも)
・スマウグは早い段階でいなくなるはずなのに、スマウグのテーマの存在感がすごい
・湖の町のテーマが意外に活躍
・バルドのテーマもカッコよくなってた(でも意外と出て来てない)
・ダインのテーマがすごくカッコイイ
・相変わらずタウリエルのサントラでの存在感がすごい
・ビルボのテーマがちょっと出て来てたんだけど今度こそ使われるのか!?
・ビルボのサントラにおける存在感は相変わらず今一つ。タウリエルに完全に負けている。
・ビヨルンのテーマ出て来なかったな…
というあたりでしょうか。ネタバレに直接つながりすぎる感想はとりあえず書いていません。

という訳で、ついに最終作の公開を迎えますね…
私も明日朝一で観に行くので、もう寝ないといけないんだけど(汗)
正直、終わってしまうのが寂しいので、早く観たいわけでは全然ないんだけど、ネタバレをいつまでも避けるわけにはいかないし、公開してるうちにできるだけ映画館で観たいというのがあるので、試写会は避けましたかけど、公開したらガンガン行きますよ。途中旅行入ってしまうけど…
ある程度ネタバレも知ってしまっているし、どの程度泣くかはわかりませんが…不安要素もあるしなあ。
でも、ビルボよければすべてよしで(笑)ビルボには期待して良いのではないかと。そう思ってます。
泣いても笑っても明日で最後…でも公開している間は映画館通うし、EEも来年には出るし、まだまだ終わりではないですけどね。
明日の今頃はどんな状態でいるかなあ…
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The Last Goodbye

2014年11月23日 | 指輪物語&トールキン



さて、本予告発表と同じ日に、BoFAサントラのプレビューも出ました。
まずは英amazonで30秒試聴、つづいて米iTunesで90秒試聴が出ました。90秒試聴はYoutubeでも聴けます。

サントラの話はまた別途書きたいと思ってますが、その前に。ビリー・ボイドが歌う主題歌The Last Googbyeがフルで試聴できるようになりました!こちらなどで聴けます!
PVはYouTubeの他、こちらなどでも見られます。

そして、早速歌詞を聴きとってupするファンも…こちらなどです。

The Last Goodbyeについては、以前の記事にも色々書いたのですが、結局のところ私が一番望む形の主題歌だったので、嬉しいというか…歌の内容は切ないものなんですけど。
本予告、そしてこの主題歌を聴いて、なんかもしかして期待しても大丈夫かな、という気持ちが高まって来ました…!
ちょっと勢いで訳してなんてみてしまったんですが…(汗)勢いなんで大目に見てください~(汗)
(一応白文字にしておきます…背景白じゃないから完全には隠れませんが(汗)


空から光が消えて行った
風の中にため息が聞こえる
雪が眠る仲間たちを覆うころ
僕は最後のさよならを言おう

夜の帳が下りる
一日が終わる
道が呼んでいるから
僕は行かなくちゃ

丘を越え 木々の下をくぐり
未だ光の差したことのない土地を通る
海へと流れる銀色の流れのほとりを

雲の下 星空の下
雪を越え冬霧を越え
とうとう家に続く道を辿るよ

道が何処へ連れて行くのか
僕は知らない
僕たちはずっと一緒にこの道を来たけど
この日が来た
君にさよならを言う時が

たくさんの場所を旅した
たくさんの悲しみを見た
でも後悔もしないし忘れもしないよ
僕と一緒にこの道を辿った全ての人たちを

丘を越え 木々の下をくぐり
未だ光の差したことのない土地を通る
海へと流れる銀色の流れのほとりを

この思い出を僕は忘れないよ
君の祝福とともに僕は行くよ
とうとう家に続く道を辿るよ

道が何処へ連れて行くのか
僕は知らない
僕たちはずっと一緒にこの道を来たけど
この日が来た
君にさよならを言う時が

心をこめて君にさよならを言うよ





3部作最後はビルボの歌であって欲しい、という願いが叶って感無量です…!
できればThe Road Goes Ever on でも口ずさんでくれれば…というのがありましたが、主題歌に少し入っていますね!それもじーん…(でも本編で歌ってくれても一向に構わない(笑))

この歌について、ホビットを締めくくる歌であるとともに6部作を締めくくる歌にもなる、と言っていましたが、実際そのとおりでびっくりしました!
これはビルボが帰還する歌であり、トーリン(たち)に別れを告げる歌であるとともに、ビルボが私たちファンにさよならを言っている歌でもあると感じました。ビルボとともにPJたちが、とも取れるかもしれない。
また逆に、私たちファンがビルボの立場にたって、PJ6部作に別れを告げる歌ともとれるかなと…
youをどう取るかで、色々に解釈できますね…まあ基本はビルボからトーリンへ、だと思ってますが。(訳もそのスタンスで訳しています)
そして、海って言葉が出てくるだけで、ビルボが西へ行ってしまう本当のラストも連想されるという…本当にお見事な歌詞だと思います!
PVを見ると、ファンへのお別れ、ファンからのお別れって部分が大きいのかなと思いますが…でもちゃんとビルボの歌にもなってると思いますから。
(そういう意味では、ビルボバージョンのPVもあっても良かったかななんて…)

また、これは個人的に思っただけですが、I See Fireにつながる部分もあるかなと…
I See Fireで一ヶ所だけ(繰り返しあるので2箇所ですが)youと呼びかけている箇所があります。
And I hope you'll remember meというところですね。
このyouが誰を差すか…私はビルボだと思ってました。We should all burn togetherの中にビルボが含まれているとは思えなかったんです…
まあ、最初に出て来るMisty eyes of mountain belowのことだとするのが妥当なのかもしれないけれど、私はビルボだと思いたかったのでそう思ってます。
あるいは、観ている私たち観客のことでもいいかなと。
The Last Goodbyeで、I don't regret nor will I forgetとビルボが言っている、そのことでI See Fireの「覚えていて欲しい」に応えていると思いたいんです…

ここでのyouがビルボでありトーリンであることについては、また別途書きたいと思ってます。書けるのかな…(^_^;)

そんな訳で、最後まで主題歌は期待を裏切らなかったなと…
後は本編を観るばかりですが、主題歌、サントラと聴いて、大丈夫かなと…。今は心静かに公開を待ちたいです。
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ホビットBoFA本予告のことなど

2014年11月17日 | 指輪物語&トールキン


なかなかブログ書く時間が取れなくて、書きたいことも色々と溜まっているのですが、ひとつずつ…
まずは、ホビット最終章の本予告がいよいよ公開になりました!
字幕は相変わらずあれですけど(汗)色々と考えさせられる予告でしたねー。

最初は「おお、サルマンが活躍するのか!?」というのが気になってましたが、後でこちらで一部英語の台詞が判明して、うわー!となったのですが…
私がうわー、となってしまったのはドワーリンの台詞です。台詞わからない時点から、ドワーリンがピンでアップに…!というのが気にはなっていたのですが。
ドワーリンはトーリンに対してこう言っています。"Bilbo was right.You cannot see what you become.".(さきほどのサイトではBilbo is rightとなってますが、wasとなっていたサイトもあり、おそらくwasの方が合っている気がするのでwasを採用してます)
ドワーリンがビルボを支持してる!?あのドワーリンが…!
私は映画のドワーリンはとてもドワーフらしくて好きなのですが、ホビット好きとしては、唯一ホビットに優しくないのが残念なところだな、と思ってました。これでホビットに優しかったら完璧なのに、と…
今までのところ、ドワーリンはトーリンの第一の信奉者で、何があってもトーリンについて行くだろうと思われました。きっと三部のビルボの行動の時も、ドワーリンはトーリン側につくのだろうな、と思っていたのです。(原作だとトーリンのビルボに対する言動を恥ずかしいと思うドワーフは一人や二人ではありませんでした、というような記述だったので、トーリン側のドワーフも当然いたのだろうなと。原作のドワーリンはトーリンにつきそうな感じではありませんでしたけど…)
でも、そんなドワーリンが、ビルボが正しかったって言うなんて…!盲信的にトーリンに従うのでなく、トーリンがおかしいということができるなんて…!
まあ、この台詞だけでは、ドワーリンがビルボのどこが正しいと言ったのかまではわかりませんが。ビルボの言葉の一部だけを取り上げてるのであって、ビルボの行為自体を肯定しているのではないのかもしれない。
それでもやっぱり、ドワーリンがビルボが言ったことを認めたというのは、すごく大きいことだと思います。それだけトーリンの変わりようがひどいのかもしれませんが…その辺はちょっと心配なんですけど(汗)でも、個人的には、ドワーリンがビルボを理解してくれたのだったら嬉しいな、と思います。
「ホビット」に出て来るドワーフたちは、自分たちの種族の中に閉じこもって、他者を理解しようとしません。それが、ビルボの存在により、見方が変わる…特にトーリンが、ホビットの生き方のすばらしさを認めるというのが、私にとっては「ホビット」の一番心を打ったところでした。
原作ではバーリン以外はあまり描かれていませんが、他のドワーフたちも皆ホビットを認め、ビルボを尊敬するようになっていたはずです。裂け谷の会議でのグローインのフロドへの態度を見ても明らかですよね。
だから、映画でも、ドワーリンも最後にはきっとビルボと少しは仲良くなってくれるんじゃないかと期待してたんですが…どうやら期待してもよさそう、と思ってもう嬉しかったんです…!

嬉しかった理由はもう一つ。この場面のおかげで、ビルボの行為が、ちゃんと重要なこととして描かれるのではないか、ということでした。
原作のビルボの行為について「裏切りとしか思えなかった」という方が結構いらっしゃるようなんですよね…あそこで感動した私にはびっくり、だったのですが。
そのあたりが、映画でよりわかり安くなっているのか、そうでもないのか、というのはありますが…
このあたりはまた別の機会に譲りたいと思います…

ティーザー予告でもビルボの台詞を聞いて、これは大丈夫では…と思ったのですが、この本予告を観て、DoSでかなりクールダウンした気持ちが一気に盛り上がってしまいました。もしかして期待しても大丈夫じゃないかって…
実は同じ日にサントラのプレビューが出て、これで更に盛り上がってしまったのですが、これもまた次の機会に(笑)
まあ、実際観てみたら、気になるところも色々あったりする可能性はありますけどね…RotKも予告もサントラも良かったのに、本編観たらあれ?というところはありましたから(汗)
ただ、ホビットに関しては今のところLotRほど許せない箇所はないんですよね。ほとんどないと言っていいくらい。原作からあれだけ離れているにも関わらず。(まあテンションは思いっきり下がってましたけど…(汗))
そんな訳で、今更最終章へのドキドキが高まって来てしまいました。期待しつつ、やっぱり終わってしまうのが怖い気持ちもありますが…
さてどんな最終章が待っているのでしょうか…あと公開まで1か月です…!
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ホビットBoFAサントラCDのこと、主題歌のことなど

2014年11月03日 | 指輪物語&トールキン


ホビット3作目、The Battle of the Five Armies(邦題「決戦のゆくえ」)公開まで2ヶ月を切って、色々な情報が入ってくるようになりましたね。
いよいよこれでこのお祭り騒ぎも終わりかと思うと寂しいですが…
そう言えば公開日が12/10に決まったことも書いてなかったですねー(汗)
アメリカが12/17な中、なぜか日本は欧州に続いて12/10と早い公開に。
このことでサントラCDの発売も色々と今までと違ってきました。

まず、アメリカのサントラ発売日が12/16と発表されました。公開一日前ですが、まさか他の国は公開後の発売になるの!? と個人的にサントラ場面予想する予定の私は青ざめてたんですが、公開が早い欧州盤の情報より先に国内版通常版が12/10発売、と発表になりました。
次いで欧州は12/8ということが判明。今回の国内版は欧州版がベースになっているためか米デラックス版より高いという状況に…
デラックス版は欧州版が12/8発売、米版が12/16発売になっていますが、欧州版は米版の倍くらいのお値段ですので、購入はよく考えてからにしましょう、という感じですね(汗)
しかし、アメリカの発売が遅いので、試聴が遅くなるんじゃないかと気が気でないサントラ場面予想する予定の私…(汗)

TORnにはサントラのトラックリストも上がってました。今までのことを考えると、順番はかなり違ったりしそうですが、ある程度の予測にはなりますね。

で、サントラより先に、主題歌の発表があって、こちらの方が話題沸騰、でしたね。
主題歌が、ビリー・ボイドが歌うThe Last Good-byだと発表されたのですよね。
ビリー・ボイドと言えば、これもブログに書いてなかったけど(汗)予告第一弾でなんとRotKのピピンの歌が使われたんですすよね。
今から思うと、あの時点でビリー・ボイドが主題歌って決まってたんだろうなあ…

この、ビリー・ボイドが主題歌を歌うということに対しての反応が色々でしたね。
私は、ビリーがアーティストとして歌うんだな、と思ったんですが、結構皆さん、ビリーが歌う=ピピンが歌う、と思ったようで。どうも=ピピンと思う人の方が多そうなので、どういう意図で起用したにせよ、ピピンの歌だと理解する人が大多数なんでしょうね…

私は、まずビリーが歌うと聞いて、今回はドワーフじゃなくてホビット視点なんだな=ビルボ視点の歌なのでは、と思ったのですが、多分、最後はビルボの歌で終わって欲しいという願望でそう思ったのかな、と。タイトルも変わってしまったし、どこかにThere and back againが残っていて欲しいと…(サントラのトラックリストには入ってましたけどね)
同じような思いがあって、さらにビリーが歌う=ピピンが歌う、と感じた方にとっては、このビリーの起用に違和感があったりしたようです。
一方で、ピピンが歌うの嬉しい!という方も結構いましたね。
私は、ビルボの物語をピピンが締めることにはやや違和感がある一人なんですが…フロドをさしおいて、という考え方もあるでしょうし、私的にはメリーも差し置かれてるんですけど(汗)
まあ、ビリーが一番歌上手いから、なんでしょうけど…
個人的には、ビリーにはピピン自身というよりもホビット代表みたいな立場で歌っていて欲しいな、と思うのですけどね…

あと、ホビット前2作を通して気になっていたのが、LotRとのつながりを示唆するところが多いな、ということだったんですね。特にサントラで…
いや、もちろんLotRとつながっている話なので、そういうのもあって良いのですが、ちょっと多すぎじゃないかというのと、そのまますぎるな、というのが…
なぜ違和感があるかというと、もともとホビットが先なのに、LotRありき、という演出に思えて。いや、その通りじゃないか、何が違うのか?という人もいるでしょうが…(汗)
話し出すと長くなるので今回はやめますが、ホビットからLotRにつながった部分でつながりを持たせるのはいいんですが、そうでなくLotRありきだと違和感を感じるんですよね。

というわけで、まだビリーが歌う主題歌で泣けるかどうか何とも言えない状況です(^^;)
まあ、今までの主題歌皆良かったので、そんなに心配することはないと思いますけど…

あと、タイトルのThe Last Good-byも、今までと比べてなんかすごく現代的なタイトルというか…ちょっと違和感あります。
LotRとホビット合わせて6作の最後という意味合いがあるようですが…
それもいいんだけど、ホビットの物語そのものを締める歌であって欲しい気もします…
まあ、聴いてみないとなんとも言えないですね。
今まで主題歌はサントラ試聴に先行して発表されてましたが、今回はもしかしたら最後まで出て来ないかも、なんて気もしています…

とまあ、こういう情報に右往左往するのもこれで最後なんだな…と思うと、やっぱり寂しいですね…
泣いても笑ってもあと1か月半、私はネタバレ拒まない派なので(汗)いろんな情報に踊らされながら、最後の祭を私なりに楽しみたいな、と思います。
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とっくに帰ってます…(汗)

2014年09月28日 | 旅行
えーと、1か月以上経ってしまいましたが、旅行からは帰って来てます(汗)
どうもブログを書く体力がなくなってしまって…

今回、韓国に一度行った後、家に戻るのが面倒なので成田で乗り継いでそのままアメリカに行く航空券を取ったのですが、航空会社が違うので、もし仁川からの飛行機が遅れたらアメリカ行けないかも、というちょっとリスキーな計画でした。
そしたら、なんと台風が珍しく韓国直撃コースで、よりによってアメリカ乗り継ぎの日あたりに来そう、となり、あせりました。
アシアナが正規割引の航空券だったので、空港で確認してもらって、一日早い便に変更可能だというところまで確認して、様子をみてダメそうなら一日早く帰るかな、と。
結局台風の進度が遅くて大丈夫だったのですが、ひやひやでした…

しかし、トラブルまだありました(汗)
最終日、シカゴの空港に着いたところ、すでに帰りの便が3時間半遅れの表示が…機体整備のためとのこと。
まあ仕方ないか、帰りだし、と思ったのですが、16時台に到着予定だったので、もしかして終電大丈夫か?と…飛行機到着しても、場合によっては空港からでるのに1時間くらいかかることあるし(帰国はだいたい大丈夫ですが)、このまま3時間半遅れだけで済むとは限らないし…
案の定出発はどんどん遅れ、結局5時間遅れ。でも空港からスムーズに出られたので、なんとか日付が変わる頃には帰宅できました。

そんなこんなで行き帰りに色々ありましたが、後は概ねスムーズに行きました。シカゴも2度めにして色々観光できましたし。
JCSのアリーナツアーがキャンセルになってしまってNYが退屈だったのがあれですが(^^;)

とりあえずトラブルはそんなところで、後はツイッターのまとめをとりあえずご覧くださいと…(汗)
ソウルのWETA FANTASY展の写真などもありますので。素敵な展覧会でしたよー。教えていただいて感謝、です!
時間があったら旅行記も書きたいと思ってはいます…(汗)
今は年末年始のNZ旅行で頭がいっぱいです…(笑)
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また旅に出てきます

2014年07月31日 | 旅行
最近すっかりブログ更新もご無沙汰してしまってますが(汗)明日からまた旅に出ます。
今回は韓国行とアメリカ行きが合体、でも航空券は別々、ということになりました(汗)
もともとシカゴのラビニア音楽祭のRotKサントラ生演奏上映に行くつもりでアメリカ行きを計画していたところ、マイケル・K・リー氏がソウルでプリシラに出るということて、日程をくっつけて休みを取ってしまいました。
でも航空券は別で取った方が安かったので別々(汗)
しかし、韓国→日本→アメリカの日に台風がもしかしてソウル直撃かも…
飛行機飛ばなくてアメリカ行けないと本末転倒なので、もしかして一日早く日本に一旦戻るというのもあり得るかもしれません…ないといいなあ(汗)
あと、NYでJCSのアリーナツアーに行くはずだったのに…北米ツアー自体が中止になってがっかり…
まあ、のんびりして来ようかなと思います。というわけでほぼノープランなんですが(汗)
マイケルのプリシラと、RotKサントラのシカゴ響の演奏が聴ければそれで、なんですけどね。
それではとりあえず行ってきます。無事にアメリカ行けるよう祈りつつ…(汗)
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ホビット原作は子ども向けか?

2014年05月09日 | 指輪物語&トールキン
このところずっと気になっていていつか書きたいと思っていた話です。
私がPJ映画と相容れないなあ、と思う原点でもあるかもしれない…
原作のネタバレの配慮はもともとしていませんが、ホビットの終盤についての大きなネタバレが出てきますのでご注意を。

よく、「ホビット」は子ども向けの話だ、子どもっぽい、という声を聞きます。それこそPJやフィリッパ・ボウエンさんまでそう言ってますね。
しかし、私が初めてホビットを読んだときの感想は、「これ本当に子ども向け?子どもはこれ読んで面白いの?」ということでした。
わたしが読んだのは思いっきり大人になってからだったというのもあると思います。子どもの時読んでたらどう思ったかなあ。

ホビットを読んだのは、先に指輪物語を読んでからでした。
指輪物語にとても感動したので、ホビットについては前日譚としてさらっと読むつもりでしたが、意外な魅力にハマってしまいました。
まずは、ビルボがわがまま勝手なドワーフたちやガンダルフに振り回される様が面白いなーと。
このあたりのコミカルな場面が「子どもっぽい」と評されるようですが、私はそうは感じませんでした。
わがまま勝手なドワーフたちは、読んでいて「こういう人いるいる」というリアリティがありました。集団になるとこういうわがまま言い出すよね、とか。
このあたり読んでいて、トールキンの人間観察力に感心したりしてました。
コミカルな場面も、子どもっぽいというよりは、イングリシュジョークかなと(イングリッシュジョークあんまり詳しくないから違うかもしれませんが)。すごく皮肉が効いていて。
子どもが読んでも、単純に面白いのかもしれませんが、このあたりの皮肉がわからないと本当の意味では笑えないのでは、なんて思いました。
たとえば好きなのは、トーリンがビルボにスマウグの様子観に行かせようとして演説を始めて、それにイラっとたビルボが「おお、スラインのむすこトーリンオーケンシールドどの、お話ちゅうですが、あなたはこの秘密の入口にまっさきに入るのがわたしの仕事だと考えていることをおっしゃりたいのなら、それほどだらだらと、おひげをはやすほど話をひきのばす必要はありますまい。」と言う場面とか、その後誰か一緒に来るか聞いてみて誰も手を上げないと「ビルボはいっせいに志願してくるとは思っていませんでしたから、ちっともがっかりしませんでした」ってところとか。瀬田訳のことばづかいのおかげもかなりあるのかもしれません。
あとガンダルフの大人げなさぶりも大好きなのですが、いちいち挙げているときりがないのでやめときますけど(笑)

もう一つ面白いと思ったのは、ありがちな冒険譚のパターンから外れているところですね。
小さくて力もなくて、すぐに「お腹が空いた」「家に帰りたい」と言ってばかりのホビットのおじさんが主人公というところからして普通じゃないですが。
当然ドラゴン退治をするものかと思っていたら、スマウグは予想外の展開に。
そして、一番面白いな、と思ったのは、ドラゴンを倒したらめでたしめでたしで終わりではないということでした。
ドラゴンがいなくなったら残った財宝は?財宝を巡って現実的な展開になるなんて、思ってもみないことで、「そう来たか!」と本当にびっくりしました。
このあたり、実は「農夫ジャイルズの冒険」とも通じるものがありますね。最近版元品切れなのが残念ですが…
農夫ジャイルズも、ハム村の普通の農夫ジャイルズが、結局ほぼ全く戦わずに弁舌だけでドラゴンを言い負かすという話ですが、ここでもトールキンの、よくあるドラゴン退治の物語に対するパロディ精神があふれていると思います。個人的に農夫ジャイルズも大好きなんですよね。
思うに、トールキンは古伝説や伝承物語に惹かれる一方、もし現代人が物語の中に入ったら、という視点でも考えずにはいられなかったのではないかと。それを皮肉とイングリッシュジョークをちりばめた、ユーモアあふれる物語に仕立てたのだと思っています。
シルマリルの物語やアカルラベースのような壮大な物語を作る一方で、こういうユーモアと皮肉にあふれた現代的な物語を作ったのもまた、トールキンの創作のもう一つの方向性だと思います。
指輪物語にもユーモアはありますよね。序盤のホビットたちの場面はもちろんですが、終盤の療病院の場面のヨーレスや本草家とアラゴルン、ガンダルフのやりとりとか、私大好きなんですよね(笑)

ただ、ホビットは、パロディ精神にあふれたユーモアだけではとどまらない物語です。(そこが農夫ジャイルズとはちょっと違います)
この物語の最大の山場は、五軍の戦いではなく、ビルボの決断にあると思います。実際ビルボは五軍の戦いの間はほぼ気を失ってますしね(汗)
宝を自分のものだと主張するトーリンと、スマウグに損害を受けた人々を救うために宝を差し出せという真っ当な主張をするバルドたち。
ビルボは、バルドの主張を正しいものだと思い、トーリンからすれば裏切りとしか思えない行為を勇気を持ってします。戦いを避け、平和を実現するために。
実は、このビルボの行為について、「裏切りとしか思えなくて理解できない」というようなことを言ってる方が複数いらっしゃるのを知っています。私はビルボの行為に感動したので、逆にその感想にびっくりしましたが…
このあたり、映画だとトーリンが自ら「宝は分かち合う」と言ってますから、よりわかりやすくなっているかと思います。DoSラストのビルボの「僕たちは何をしたんだ」という台詞も、ビルボの行為の理由をよくわかりやすくしているのではないかと。…だといいなあ(汗)
いやでも、映画だとビルボがアーケン石に魅了されている様子がなかったので(これからあるかもしれないけど)、もしこのままだと、あの件でのビルボのすごさが感じられなくなってしまうかもしれないなあ…
まあともかくその点を考えても、3作目のタイトルが「五軍の戦い」なのはやっぱりホビット派としてはひっかかるなあ。物語の焦点は本来五軍の戦いではなく、ビルボの決断にあると思うんですよね。少なくとも私にはそう読めたので。

一番感動するのはやはりトーリンとビルボの別れの場面ですが、前にもちょっと書いてるし、今回の内容とはちょっと外れるので、ここでは省略します。

という訳で、私にはホビットが単純に子ども向けの物語とは思えないのです。
トールキン自身、ファンタジーは子どものためだけのものではなく、大人の鑑賞にも耐えるものだというようなことを言っていますから、たとえ子どもに話すために作ったとしても、本当に単なる子ども向けだけとして作ったとは思えません。子どもも楽しめるように作りながらも、大人の鑑賞にも耐えるものとして作ったのではないかと思います。

そして、このホビットで描かれているものは、指輪物語にも受け継がれていると思います。よりシリアスな形にはなっていますが。
まず、力のない小さなホビットが主人公であり、物語の使命を担っていること。
サウロンが結局姿を現さず、バラド=ドゥアもその全貌を見せないまま崩壊してしまうところなども、スマウグの意外な結末と通じると思います。
ホビットに出て来たユーモアも、結構出て来てますよね。サムやメリー、ピピンの出て来る場面もそうですし、ガンダルフも結構面白いし。
個人的には、療病院のヨーレスや本草家とアラゴルン、ガンダルフのやりとりが好きなんですよね~。こんな場合に何やってんの、という感じですが(笑)

そんなこんなで、私にはホビットは単なる子ども向けの話とは思えないし、指輪物語にも十分にその精神は受け継がれていると思うのですが、なかなか世間ではそう思われていないようですね。何よりPJたちがそう思ってるんですからね…
余談ですが、ホビットの中でのビルボの立ち位置について、「ビルボは傍観者で記録者だっただけだから、本来は主人公ではない」というようなことを言ってる方もいて、うーん、と…
ビルボのあの決断は、ビルボが主人公であるには足りないということなのでしょうか…
何よりも、指輪を棄却することができたのは、ビルボがゴラムを救ったことから始まっているのではないですかね。それでも主人公であるには足りないのでしょうか…(まあこのエピソードは指輪物語発表以降に改訂でくわえられた設定だから、という意見もあるでしょうが…)
このあたりも、あの物語をどう解釈するか、ということに尽きるのかもしれません。
でも、いやだから、かな、PJはどうやら私とは違う方向の解釈なのだな、ということが実感されるにつけ、PJ映画に対して距離を置く気持ちになってしまうのは仕方ないことかな、と思います…
後は、どう気持ちに決着をつけて映画と向き合うか、ですね…(既に自分の好きな方向性とは違うだろうな、と思って身構えている(汗))
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