両国：大宣

両国：大宣でつけ麺をいただく。

すっかりつけ麺戦争の様になっている両国界隈だがこの店は江戸東京博物館の斜め向（清澄通り）にあって、隣がモンジャ＆駄菓子屋、さらに麻布十番の鯛焼き浪花屋もあるというなかなか良い感じの並びにある店だ。
いかにも家庭的というか、店主夫婦とそのお母さんが切り盛りしていてカウンターと小さな座敷。カウンターに座るとおばぁちゃんがサッとおしぼりを出してくれる、こんな小さな店なのにおしぼりが出てくる所が珍しい。店の中はかなりぼろい♪いわゆる、下町の日常的なラーメン屋兼中華定食も出来ますよな店でぼろいが不潔ではない。

夕方のニュースワイドがTVで流れている中、気分は朝から半ちゃんラーメンだったのでメニューを見ると「つけ麺」でも可能との事でちょうど暑かった日だったのでつけ麺の半ちゃんを。（始めて食べるなぁ、この組合せ）
最初にチャーハンが出てきた、このチャーハンが「秀逸！！」しっかりと味付けのされた町の中華屋チャーハンだが、一味違う……。ややスパイシーで色が濃い、どうやら香りや味から想像する所醤油に加えてウスターソースも使っていると見た！ややソース焼きそばっぽい感じもあって実に美味い♪具にはいわゆるチャーシューの切れ端ではなくバラ肉が結構な大きさで入っている、チャーハンだけで★×４は充分な印象だ。

さて、つけ麺の方は（＾＾；）

ある意味懐かしい、つけ麺大王チックな醤油味の酸っぱいタイプ。麺は平たい感じの太縮れで黄色みが強い、あまり小麦の香りはしないが食感は悪くない。面白いのは今回のセットではノーマルの一玉だったがメニューにはカタカナで「シングル」「ダブル」とか書いてあって最大は「フォース」と書いてある所♪
４玉をフォースと標記する所がこの店の雰囲気と合わなくて妙におかしい、なんだかスターウォーズまで連想してしまいヨーダが大きな皿でつけ麺を食べている所を想像してしまった。

具にはかなり濃いめに味付けされたメンマが結構な量入っていて、チャーシューは細切れになっている。半分程度まで食べすすむとこれまたおばぁちゃんが「スープ割りです」と別の器をサッと出してくれる、味以前にこういった目の配り方が嬉しくなってしまうような店だ。

そうそう、イチバン驚いたのが最初に出される「冷たい麦茶」これはコップに氷とともに注がれたまま冷蔵庫に保管されている。カウンターにつくとこれまたサッとキンキンに冷えた麦茶が出てくる。

もう、接客というか気配りに関しては★×５なのだ。

たしかにつけ麺に関しては★×３程度いや２．５の可能性もあるのだが、どうも周りの人が頼んでいる餃子もかなり美味そうだったので、また来たいぞ度も含めて４に限りなく近い★★★☆☆ってことで。