土曜日のNHK番組
問われる日本人の“言語力”
学校からサッカーまで使って盛りだくさん。言語力の定義も相当広く、その点でも盛り込みすぎなくらい中身は濃い。
番組的には言語力を学校とか、サッカーとか場面ごとに区切っているが、言語力の要素的に分解すると下記のようになるだろう。
①中身があるか(主張するトピックがそもそもあるか)
②主張するしない(するかしないか、どの場面ならするのか)
③中身の論理性(結論と理由など)
④中身が深いか(考えの深さ)
⑤中身がユニークか(他人と異なるか)
⑥伝え方(気配り等)
クライアントとのやり取りで感じるのは②の弱さだ。みんないいたいことはある。でもその言いたい事が特定の場面ではないとでてこないのだ。例えば一対一でないと、または上の人がいない場面じゃないと言ってくれない。結果的にこれは膨大な調整コストを発生させる。または時間がないと主張しない人の意見が無視されて、いいアイディアが埋もれてしまう可能性がる。
その他にもいろいろ問題はあるのだが、基本的にそれはコンサルタントが補うことができるものだ。論理性が欠けていてもコンサルが整理すればいいし、質問していけば考えは深まる。失礼な言い方されたってコンサルが我慢すれば言いだけの話である。ユニークさはコンサルが出すべきだ。
みんなが高い言語力を持っているのが理想だが、そういうわけにも行かないのが社会で、それを補う人が要所要所にいればそれで仕事は回るのである。
コンサルサイドになると重視されるのは③なのだが、実際には①と⑤か。クライアントのアジェンダ設定をするための①と聞いてみようかと思われる⑤。重要なのはこうなのだが、表面的な③の注目度は高い。③ばかり強調して分かりやすいだけの資料が殆どを占めようになっているのが現実だろう。それだけである程度の付加価値がでてしまのだが。
この番組も正直分かりやすくない。言語力の定義はあいまいだし、場面ごとにまとめているので、その場その場ででてきた課題みたいなことを並べているだけだ。でも面白いし、考えさせらるのである。それは取材コンテンツが独特でサッカーなど身近なもの題材していて①⑤の力が大きいからだろう。
まあ、いずれにしろ答えのない世界であるので、永久に考えて続けばければいけないテーマの一つだろう。
一番の方法はしゃべらずとも分かる人をいかに増やすか、ということに尽きる気もするが。
問われる日本人の“言語力”
学校からサッカーまで使って盛りだくさん。言語力の定義も相当広く、その点でも盛り込みすぎなくらい中身は濃い。
番組的には言語力を学校とか、サッカーとか場面ごとに区切っているが、言語力の要素的に分解すると下記のようになるだろう。
①中身があるか(主張するトピックがそもそもあるか)
②主張するしない(するかしないか、どの場面ならするのか)
③中身の論理性(結論と理由など)
④中身が深いか(考えの深さ)
⑤中身がユニークか(他人と異なるか)
⑥伝え方(気配り等)
クライアントとのやり取りで感じるのは②の弱さだ。みんないいたいことはある。でもその言いたい事が特定の場面ではないとでてこないのだ。例えば一対一でないと、または上の人がいない場面じゃないと言ってくれない。結果的にこれは膨大な調整コストを発生させる。または時間がないと主張しない人の意見が無視されて、いいアイディアが埋もれてしまう可能性がる。
その他にもいろいろ問題はあるのだが、基本的にそれはコンサルタントが補うことができるものだ。論理性が欠けていてもコンサルが整理すればいいし、質問していけば考えは深まる。失礼な言い方されたってコンサルが我慢すれば言いだけの話である。ユニークさはコンサルが出すべきだ。
みんなが高い言語力を持っているのが理想だが、そういうわけにも行かないのが社会で、それを補う人が要所要所にいればそれで仕事は回るのである。
コンサルサイドになると重視されるのは③なのだが、実際には①と⑤か。クライアントのアジェンダ設定をするための①と聞いてみようかと思われる⑤。重要なのはこうなのだが、表面的な③の注目度は高い。③ばかり強調して分かりやすいだけの資料が殆どを占めようになっているのが現実だろう。それだけである程度の付加価値がでてしまのだが。
この番組も正直分かりやすくない。言語力の定義はあいまいだし、場面ごとにまとめているので、その場その場ででてきた課題みたいなことを並べているだけだ。でも面白いし、考えさせらるのである。それは取材コンテンツが独特でサッカーなど身近なもの題材していて①⑤の力が大きいからだろう。
まあ、いずれにしろ答えのない世界であるので、永久に考えて続けばければいけないテーマの一つだろう。
一番の方法はしゃべらずとも分かる人をいかに増やすか、ということに尽きる気もするが。