“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『オッペンハイマー』の巻

2024-04-13 | 劇場鑑賞した映画

この男が
世界を変えてしまった
オッペンハイマー

新年度スタート
職場の雰囲気が変わり
正直 シンドイ
ワタクシが慣れれば
問題も解決なのだろうが
2週間を経ても なかなか.....
適応能力が劣ったのでしょう
でも 新しい同僚たちは
評判の良い人が多いので
現状が日常にできるように
気合いを入れて
適応していきたい

          

第96回アカデミー賞
最多の7部門を受賞
オッペンハイマー


作品賞・監督賞・
主演男優賞・助演男優賞・
撮影賞・編集賞・作曲賞
どれも素晴らしい

『ダークナイト』などの
クリストファー・ノーラン監督が
原子爆弾の開発に成功したことで
「原爆の父」と呼ばれた
アメリカの物理学者
ロバート・オッペンハイマーを
題材に描いた伝記映画だ
第二次世界大戦下で
世界の運命を握った天才科学者の
栄光と没落が描かれている

 STORY   ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
第二次世界大戦下
核開発を急ぐ米政府の
マンハッタン計画で
開発プロジェクトの委員長に
任命されたオッペンハイマーは
優秀な科学者たちを率いて
世界初の原子爆弾の開発に成功する
しかし その惨状を知った
オッペンハイマーは
深く苦悩するようになり...。
 ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ 


オッペンハイマー役に
キリアン・マーフィー、
妻役にエミリー・ブラントのほか
マット・デイモン、
ロバート・ダウニー・Jr.、
ジョシュ・ハートネット、
ラミ・マレック、ケネス・ブラナーら
豪華メンバー集結

ワタクシは若かりし頃に
ジョシュ・ハートネットに
沼った過去があり
その当時の面影を多少...残す
ジョシュ様に ちょっとばかり
甘酸っぱい思い出
よぎらせてしまった

3時間の大作ではあったけど
時間を感じさせない展開と構成
のシーンとか...
作品としては 本当に素晴らしく
ある意味 面白い作品ではあったし
エンターテイメント性も感じたが
原爆を落とされた国
国民のひとりとしては
正直 手放しで拍手を送りたい
作品でもなかったのだ

作品は作品として鑑賞する方が
断然 面白いことは理解しているが
なんとなく 冷静に割り切れない
思いもあるのも事実で.....。
どうも複雑な感じに捉えてしまう
こじらせアラフィフ
自分でも面倒くさい.....と
感じる今日このごろ

でも 素晴らしい作品だし
劇場で鑑賞出来たことは
すごく良かった
感じていることも
また事実なので.....。
 ★★★★☆  星4.5ツ>


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『月』の巻

2024-01-08 | 劇場鑑賞した映画







本年もなにとぞ

宜しくお願い申し上げます

          

既に始まっている
映画の賞レース
多くの賞を受賞している
石井裕也 監督作品

実際に起きた
障がい者殺傷事件を
モチーフにした辺見庸さんの
同名小説を映画化



 SY   ・ ~ ・ ~  ~  ~ ・ ~
夫と2人で暮らす元作家の堂島洋子は
森の奥深くにある重度障がい者施設で
働きはじめる。
同僚には 作家志望の陽子や
絵の好きな青年さとくんらがいた。
洋子は 他の職員による入所者への
酷い扱いや暴力を目の当たりにするが
それを訴えても聞き入れてもらえない。
そんな理不尽な状況に憤るさとくんは
正義感や使命感を
徐々に増幅させていき...。
 ~  ~  ~  ~  ~  ~ ・ ~  

目を背けてはならない大問題作
ただ 興味本位で観る作品でもない。
しっかりと鑑賞すべき作品
向き合う覚悟がナイのなら
多分 すごーく後悔する。
それだけ 衝撃的
原作「月」は 文字なので
自身の想像具合で いかようにも
その衝撃を和らげる事ができるが
映像となると...。


出演者が良かったんだよ
主人公 元作家の洋子に宮沢りえサン。
彼女を“師匠”と呼ぶ夫に
オダギリジョーサン。
同僚の作家志望の陽子に
二階堂ふみチャン。
同じく同僚の 絵の好きな
青年さとくんに 磯村勇斗クン。


二階堂ふみチャンと磯村勇斗クンは
この作品で 多くの賞を受賞
本当に素晴らしい演技だった。
主演の宮沢りえサンや
オダギリジョーサンも
もっと評価されてイイと思う
二人の静かな演技があって
若い二人の衝動的な役が
活かされていると思うから。

あぁぁぁ~ぁ
観ちゃったよ
・・・・・
なんか 言葉に詰まる。
すごい衝撃で...。
心身が重い
苦しい
本音と建前の対峙シーンは
自分の耳を塞ぎたくなった。

年始 早々に鑑賞する作品では
なかったような気がする
★★★★ < 星4.0ツ>

◆追伸◆

能登半島地震で
お亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈り申しあげます。
また 今もなお 苦しまれている
皆様が これ以上の悲しみに
見舞われないことを
祈っています。


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『ゴジラ-1.0』の巻

2023-12-20 | 劇場鑑賞した映画

恐らくだけれど
今年最後の劇場鑑賞
若い頃は年間50本程度の
作品を劇場で観ていたのに
今では 10本程度だもんなぁ
もちろん 生活環境も変わり
趣味趣向も変化しているが
やっぱり
映画は劇場で観たい!!

劇場が好きなんだよ
劇場の持つ 雰囲気とか...。
大きなスクリーンとか...。
なんとなく非日常感あるし...。
劇場にわざわざ足を運ぶという
貴重で贅沢な時間なんだよ
ワタクシにとっては...。

          

観たくて...。観たくて...。
すでに作品を観たという
周りの人たちの評判が良くて
更に観たくなっちゃって
サービスデーでもない日に
鑑賞してきたよ
『ゴジラ-1.0』


 SY    ~  ~  ~  ~  ~
戦争によって焦土と化し
なにもかもを失い 文字通り
「無(ゼロ)」になったこの国に
追い打ちをかけるように
突如ゴジラが出現。
ゴジラはその圧倒的な力で日本を
「負(マイナス)」へと叩き落とす。
戦争を生き延びた名もなき人々は
ゴジラに対して生きて
抗う術を探っていくが...。
 ~  ~  ~  ~ ・ ~  ~  ~ ・ 

日本が生んだ特撮怪獣映画の
金字塔“ゴジラ”
生誕70周年記念作品
日本で製作された実写の
ゴジラ作品としては通算30作目
『ALWAYS 三丁目の夕日』や
『永遠の0』など数々の話題作を
生み出した 山崎貴 氏が
監督・脚本・VFXを手がけた。


主演は神木隆之介クン。
ヒロイン役に浜辺美波チャン、
ほかに山田裕貴クン、青木崇高サン、
吉岡秀隆サン、安藤サクラサン、
佐々木蔵之介サンら 実力派の
豪華キャスト集結


お恥ずかしいお話ですが
ゴジラ生誕70周年で
日本では通算30作品の
ゴジラ実写映画だというのに
劇場鑑賞はデビューの
アラフィフのワタクシピヨ×2


妙な予備知識を入れずに
鑑賞したから
想像を超えていた!!
ゴジラ最初の登場シーンから
ヤバい...。怖いわぁ
あの暗闇から現れるんだよ。
しかも その暗闇時間が長い

ゴジラと戦うことで
人生の負い目を払拭しようと
立ち上がる帰還兵の葛藤が
ストーリーの導管となっていて
ヒューマンドラマのようでもある。

上手く説明が出来ずにいるが
個人的には 今年の
NO.1の作品になったよ。

★★★★★  星5.0ツ>


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『ミステリーと言う勿れ』の巻

2023-10-07 | 劇場鑑賞した映画

その言葉は、事件の謎も
人の心も解きほぐす



サムッ
最近までいた
あの暑さは何処へ
いったいって
どのくらいある
もう このまま
なっちゃうんじゃない
 アラフィフのワタクシ
四季の中で
一番好き
なにかと やる気スイッチを
ポチってくれるのは この季節
食欲の、読書の、文化の
スポーツの、ファッションのetc
お祭りが多いのもこの時期だよね。
なのに ...ないじゃん
さみしいyo!

          

ドラマで沼ってしまい
原作である漫画に
手を出そうか否か...。迷った
映画になるとの情報で
原作を読むのをグッとこらえた。


 SY    ~  ~  ~  ~ ・ ~
天然パーマでおしゃべりな
大学生・久能整は美術展のために
広島を訪れていた。
そこで 犬童我路の知人だという
女子高生・狩集汐路と出会い
あるバイトを持ちかけられる。
それは 狩集家の莫大な遺産相続に
関するもので 当主の孫にあたる汐路ら
4人の相続候補者は 遺言書に記された
お題に従って謎を解いていく。
やがて彼らは 狩集家の遺産相続に
隠された衝撃の真実にたどり着くが...。
 ~  ~  ~  ~  ~  ~  ~  

田村由美の同名漫画を基に
2022年にTVドラマ化された
「ミステリと言う勿れ」の劇場版


天然パーマがトレードマークで
独自の価値観と持論で謎を解く大学生が
遺産相続騒動に巻き込まれる様を描く。
久能整を演じるのは
ドラマ同様 菅田将暉クン。
汐路を原菜乃華チャンが演じ
彼女とともに相続候補者である親族を
町田啓太クン、萩原利久クン、柴咲コウサン、
その他 松下洸平らが出演。
監督はドラマを手がけた松山博昭



 面白かった

ドラマに沼ってからの映画は
当りハズレ
ハッキリするでしょ
その点 本作は当り!!
ストーリーはもちろん
展開やキャスティングも
想像を超えていたわっ
ベテランの松坂慶子サンまで出演し
匂わせと思いきや...。
このくらいにしておかないと
ネタバレしそうなので...。
でも ネタバレさせたいくらい
興奮している
ワ・タ・ク・シ (笑)

知らんけど。。。
今季はマフラー巻くのを
止めてみようかなぁ
★★★★☆ < 星4.5ツ>


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『こんにちは、母さん』の巻

2023-09-24 | 劇場鑑賞した映画

小さな家族に、
大きすぎる事件。
こんにちは、母さん

お彼岸だった昨日。
お墓参りして来たよ
お彼岸という この時期でも
〝真夏日〟を記録
どうなってんだい
今年は異様な暑さにもかかわらず
真っ赤“彼岸花(曼珠沙華)
咲いていたことに驚いた
 “彼岸花”と言われるだけの
お役目を 健気に果しているを見て
今年は一段と美しく見えた

          

母が以前より観たがっていた
『こんにちは、母さん』
先週の“敬老の日”
一緒に鑑賞してきた

    ・  ・  ・  ・  ・ 
大会社の人事部長として
日々神経をすり減らし
家では妻との離婚問題
大学生になった娘との関係に
頭を悩ませる神崎昭夫は 久しぶりに
母・福江が暮らす東京下町の実家を訪れる。
しかし 迎えてくれた母の様子が
変化していることに気づく。
いつも割烹着を着ていた母は
艶やかなファッションに身を包み...。
 ~  ~  ~  ~ ・ ~  ~  ~  

東京の下町を舞台に
変わらない親子の絆を描いた
劇作家・永井愛の同名戯曲を映画化



『母べえ』、『母と暮せば』
に続く「母」3部作として
山田洋次監督がメガホンをとり
吉永小百合サンが主演を務める。
吉永小百合サンが演じる
福江の息子・昭夫を 大泉洋サンが演じ
『母性』の永野芽郁チャンが
昭夫の娘を演じている。
吉永小百合にとっては
のお婆ちゃん役...らしい。

吉永小百合サンと大泉洋サンの
母と息子という関係設定が
面白い
お美しい吉永小百合サンから
産まれたのが大泉洋サン...で
その娘が永野芽郁チャン...。
隔世遺伝にもほどがあるWW
その辺りもニュアンスも
面白いなぁ...と。

ただ 本音を言うと
家族映画の中に社会問題
織り込み過ぎな気がするのは
ワタクシだけなのかなぁ
リストラ、離婚、ホームレス、老人介護など
問題を提示している気はするのだが
その反応もチョットばかり
オーバー気味に見えて...
中途半端な印象に感じる。



できれば高齢者の恋愛という
テーマに重きを置いた方が
個人的には 印象に残ったような...。

なんというか... 。
上手く表現はできないが
安定感安心感はある作品で
そこまでの期待感はなかったが
鑑賞後に 家族で
美味しいお酒
飲みたい気分になったよ
★★★☆ < 星3.5ツ>


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『ホーンテッドマンション』の巻

2023-09-09 | 劇場鑑賞した映画

ようこそ、999人のゴーストが待つ
“あの館”へ
ホーンテッド
マンション


夏休み
が終わった
だけども 暑い日々
今年の夏は続く台風
どこも行かなかったよ
東京ディズニーランド&シーに
旅行に行って来たという同僚から
クランチチョコレートをもらった。
ワタクシ。命の危険を回避するため
夏は外出しませんでした
強がりですが...なにか

          

東京ディズニーランドに
行った同僚と話をしていたら
なんか 観たくなったのよ
『ホーンテッドマンション』
子供の頃は オバケ屋敷...的な
イメージがあって 好んで楽しむ
アトラクションではなかったけれど
そこそこ年齢を重ねると
不思議な事に 好んで楽しむ
アトラクションになった
ホーンテッドマンション
やはり 観たいでしょ

 Y    ~  ~  ~  ~  ~
ある親子が破格の条件で手に入れた
豪華すぎるマイホーム。
だがそこは 999人のゴーストが
住むという“呪われた館”だった。
そんな親子を救うため
超常現象専門家、神父、霊媒師、
歴史学者という個性的でクセの強い
“心霊エキスパート”が集結し
館の謎を解き明かそうとするが...。
  ・  ・ ~ ・  ・  ・ ~ ・ ~ ・ 


ディズニーランドの人気アトラクション
「ホーンテッドマンション」を実写映画化
999人のゴーストが住むという
呪われた洋館に暮らすことになった親子と
怪奇現象の解明のためやってきた
エキスパートたちが
ゴーストたちと繰り広げる攻防を
コミカルに描かれた作品


ワタクシが鑑賞した劇場では
吹き替え版しか上映されていなかった。
そのため チョッピリ不安はあったのだが
そんな不安はないくらい
ステキな声優陣
片岡愛之助サン 、土屋アンナサン 、八代拓サン 、
温水洋一サン がメインキャラである
クセが強すぎる“心霊エキスパート”を
見事に演じられてましたよ

正直 監督も存じ上げず
出演者もジャレッド・レトと
オーウェン・ウィルソンしか
存じ上げないのだが
ワタクシは 
面白かった
ホラーは苦手なワタクシが
目を覆うことなく 最後まで鑑賞。
ホラーなのに...声を上げて
笑ってしまうシーンなんかもあって
想像以上に良かったわっ
★★★★☆ < 星4.5ツ>


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『君たちはどう生きるか』の巻

2023-08-27 | 劇場鑑賞した映画

宮崎駿監督 最新作
君たちは
どう
生きるか


最近 我が家の周辺では
カエルの鳴き声よりも
秋の虫の声が聞こえはじめ
なんとなく 朝と晩は暑さも
弱くなった気がするが
日中は屋外に出るのは 危険な
暑さであることには変わりない
残暑も厳しいみたいだし
という季節が 日本では
いずれなくなる気がする

          


難しい作品を観てしまった
2013年公開『風立ちぬ』以来
10年ぶりに 宮崎駿監督が
世に送り出した長編作品
『風立ちぬ』公開後に表明した
長編作品からの引退を撤回して
手がけた話題作
タイトルとポスター1枚のみ
発表された以外
映画の内容やキャストなどの
情報なども明らかにされず
プロモーションが行われないまま
劇場公開を迎えるという
異例の展開でも話題になったが...。

 Y    ~  ~  ~  ~  ~
母親を火事で失った少年・眞人は
父とともに東京を離れ「青鷺屋敷」と
呼ばれる広大な屋敷に引っ越してくる。
亡き母の妹であり 新たな母親になった
夏子に対して複雑な感情を抱き
転校先でも孤立した日々を送る眞人。
そんな彼の前にある日
鳥と人間の姿を行き来する
不思議な青サギが現れる。
その青サギに導かれ
眞人は生と死が渾然一体となった
世界に迷い込んでいく...。
 ~ ・  ・  ・  ・  ・  ・ ~ ・ 

宮崎監督が原作・脚本も務めた
オリジナルストーリーだが
タイトルは宮崎監督が少年時代に
読んだという吉野源三郎の著書
「君たちはどう生きるか」から
借りたものとなっているらしい。
声優陣には若手俳優の山時聡真や
菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、
木村佳乃、木村拓哉、大竹しのぶ、
國村準、小林薫らが務めている。
音楽は宮崎作品の
常連である久石譲が
主題歌は この作品のために
書き下ろした 米津玄師の「地球儀」


鑑賞するか否か。。。
実は すごく迷った
この時期に公開される作品は
結構 痛快スカッ とするような
エンターテイメント作品が多いから
恐らく ワタクシ自身は そちらの方が
好みかな...って思っていて
でも 一緒に鑑賞したT先輩から
ひょっとして 宮崎駿作品の最新作は
これが最後かもよ...って 言葉に
思わず納得してしまい 鑑賞に至った
ワタクシには 鑑賞1回だけでは
とうてい理解できるものではなく
正直 悶々としたところもあるのだが
ただ ストーリー展開や美しい画、
蒼々たる名優たちの声を
堪能させて頂いたので
結果として
満足しておりますわ

★★★☆ < 星3.5ツ>


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『怪物』の巻

2023-06-17 | 劇場鑑賞した映画

怪物だーれだ
怪物

我が住まいのある周辺は
田んぼや畑も多くてのどか
カエルたちの大合唱
時より気にはなるが
それも含めて
なんとなく良い感じだ
我が家のアイドル
柴犬サンコ
いつものお散歩コース
昨日から所々で
田植えが始まりだし
風景が清々しい
〝初夏〟 って
感じがするのだ
ただ 今日は30度超えるかも

          

先般 開催された
第76回カンヌ国際映画祭で
脚本賞、クィア・パルム賞の
W受賞を果たした
是枝裕和監督の最新作
『怪物』

是枝裕和監督の作品は
基本的に大好物なのだが
前作『ベイビー・ブローカー』が
個人的に あんまりハマんなくて

 Y    ~  ~ ・ ~  ~  ~
大きな湖のある郊外の町。
息子を愛するシングルマザー
生徒思いの学校教師
そして無邪気な子供たち。
そんなある日 学校でケンカが起きる
それは よくある子供同士の
ケンカに見えたのだが
当人たちの食い違う主張は
次第に社会やメディアを巻き込み
大事になっていく。
そしてある嵐の朝
子供たちは忽然と姿を消した...。
 ~  ~  ~  ~  ~  ~  ~  

『万引き家族』でカンヌ国際映画祭
パルムドールを受賞した
是枝裕和監督
人気脚本家の坂元裕二氏による
オリジナル脚本で描く
ヒューマンドラマ

音楽は『ラストエンペラー』で
日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し
2023年3月に他界した
作曲家・坂本龍一氏が手がけた。

公開される前から
第76回カンヌ国際映画祭での受賞が
報道されていたので
公開当初から 鑑賞したい! って
思っていたのだが
さすが 話題作
平日にもかかわらず
ほぼ満席状態

シングルマザーからの視点、
生徒思いの教師からの視点、
無邪気な子どもたちからの視点。
三部構成になっていて
同一事象を角度を変えて
みせる仕組みになっている。
第3部の子どもたちの視点で
ようやく 第1部と第2部の
伏線が立体的に見え そして
謎が解明されていく感じなのだ。


是枝裕和監督が子どもを撮ると
やはり 上手いなぁって
思っちゃうんだよね。
今回の2人の少年も 瑞々しい
難しい役どころなのだが
どうして こんなに
伸びやか瑞々しいのだろう


安藤サクラサンのシングルマザーや
永山瑛太クンの生徒思いの教員、
高畑充希チャンや、中村獅童サン、
そして 名優 田中裕子サンら
豪華俳優陣が揃った作品。

鑑賞後に
すぐに席を立てなかったのは
久々だったよ

★★★★  星5.0ツ>


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『最後まで行く』の巻

2023-05-28 | 劇場鑑賞した映画

マズい男 VS ヤバい男
最後まで行く

ワタクシ事ですが
叫ばせてくれぇーーー
ヤッター ヤッター
双子姉妹イッコ&ニコが
頑張ってくれたよヤッタよ!
やや遅れ気味の反抗期が来て
まともな会話を交わしていない日々
少し寂しく感じていたのだが
ヤル時はヤッてくれる
お酒が格別に旨いッ 

          

劇場に足を運んだものの
何を観ようか迷って
迷った結果 鑑賞したのが
『最後まで行く』


不思議なんだけど
ファンでもないのだが
岡田准一クンを巨大スクリーンで
拝みたくなる時があるのだ。
今や アイドルの面影が...無い。
劇場に足を運ばせたくなる
立て役者として 活躍中
しかも 共演は 綾野剛クン。
個人的には 綾野剛クンの方が
タイプなのだが
それは 置いといてー
ほかに広末涼子サン、杉本哲太サン、
最近 気になっている 磯村勇斗クン、
柄本明サンらキャストが脇を固めている。

 Y   ・
年の瀬の夜、刑事の工藤は
危篤の母のもとに向かうため
雨の中で車を飛ばしていた。
妻からの電話で母の死を
知らされた彼は動揺し
車の前に現れた男をひいてしまう。
工藤は男の遺体を車のトランクに入れ
男の遺体を母の棺桶に入れ
母とともに斎場で焼こうと試みるが
「お前は人を殺した。知っているぞ」
とのメッセージが届く。
送り主は県警本部の監察官・矢崎で
工藤がひいた男と
深い関わりがあったが...。
 ~  ~  ~  ~  ~  ~ ・ ~  

ひとつの事故を発端に
追い詰められていく刑事の姿を描いた
クライムサスペンス
2014年の同名韓国映画を
『新聞記者』の藤井道人監督が
メガホンをとり
日本でリメイクした作品だ。


正直なことを言うと
あまり期待していなかった
 〝岡田准一〟〝綾野剛〟
ただ。ただ。
ひとつの巨大スクリーンで
眺められるのは
そこそこの絶景かなぁ...なんて
そんな程度で鑑賞に至ったのだが
面白かったわぁー
展開も早くて 魅せ方も上手い
ハラハラドキドキ
時折 目を背けたくなる
シーンもあるのだが
それを含めて目が離せない

最後は いかようにも想像できる
終わり方で 卑怯ですわっ
いやぁーーー。
見応えアリでした
★★★★ < 星4.0ツ>


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『銀河鉄道の父』の巻

2023-05-13 | 劇場鑑賞した映画

このバカ息子!
でもラブだ! 超マジだ!
銀河鉄道の父

週末になると 崩れる天気
我が住まいのある地域は
今週末も

ゴールデンウィークのおかげ!?
今週は ただ。ただ。忙しい
かなり グロッキー状態
週末くらいは パァー! って
気晴らししたい気分だった
って生き物は 買い物で
ストレスを発散できるから
アウトレットモールに
行きたいんだけど
ドライブくらいの距離があるから
雨降りだと 車の運転が
億劫になるんだよねぇ~。

雨ニモマケズ...。

ワタシハナリタイ

          

今年 2度目の劇場鑑賞の作品
『銀河鉄道の父』
ワタクシごとなんだけど
ここ数年 邦画ばかり観ている。
多分 字幕を読むのが疲れる
お年頃になっちゃったみたいで
洋画離れ気味なんだよねぇ

 Y   ・ ~  ~  ~  ~  ~
質屋を営む宮沢政次郎の長男・賢治は
家業を継ぐ立場でありながら
農業、人造宝石、宗教などに没頭して
政次郎の願いを聞き入れようとしない。
政次郎は厳格な父親であろうと
努めるもつい甘やかしてしまう。
やがて 妹・トシの病気をきっかけに
筆を執る賢治だったが.....。
 ~  ~  ~  ~  ~  ~  ~  

第158回直木賞を受賞した
門井慶喜の小説を実写化
政次郎役に役所広司サン
長男・賢治を菅田将暉クン
賢治の妹・トシを森七菜チャン
祖父・喜助を田中泯サンが演じている。
メガホンを取ったのは
『八日目の蝉』などの成島出 監督。



こんな息子を持つと 大変
家族は本当に大変
そう思える賢治クン。
でも 家族は信じていたんだよ。
息子や兄の才能を・・・。
そこが 天才を育む
能力の全てかもしれない。



偉人と比べても仕方が無いが...。
〝信じる〟って ある種の
ロマンでもあるような気がする

役所広司&菅田将暉

ハズレないよね
演技の技量が半端ない
二人が揃った作品は
ハズレない。
最初から 最後まで
ハズレない。
故に ステキな作品でした



実は劇中で
役所広司&菅田将暉 とは別に
気になって仕方が無い人が居たんだよ。
母・イチを演じていた人。
それが エンドロールで
坂井真紀サンが演じていたと知り
オッタマゲー!
ワタクシ世代には
トレンディドラマの人だったから...。
大きなスクリーンで観る機会が
少なかった印象だったので
勝手に 驚いちゃって
なんだか 嬉しくなっちゃった

久々に劇場で泣いたよッ
多分 少なからず
に逢いたくなる。

 ★★★★ 星4.0ツ>


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