超短編小説おじいのつぶやき

&おばあのすっとぼけ

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2009-05-08 | 超短編小説おじいのつぶやき
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冷凍庫

2009-03-22 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・冷凍庫


 おばあが買い物から帰ってきました。

おばあ「はあただいま~。……さ、冷凍庫にしまうだ」

おじい「冷凍庫? 冷凍食品、買って来たんか」

おばあ「そうさあ。この頃は、冷凍だってうめえん
    だから!」

おじい「技術が、上がってんだろな。てえしたもんだ」

おばあ「冷凍春巻きだろ、冷凍タコ焼き、
    冷凍ミニハンバーグ、冷凍ミニグラタンに、
    冷凍オムレツ」

おじい「へえっ。うんと買ったなあ」

おばあ「そして……冷凍の私の手~!」

 おばあは冷凍食品を触って冷たくなった手で、
おじいの首すじをさわります。

おじい「うわっ、冷たッ! やっ、やめろこの!」

おばあ「あははー、どうだ私の『凍りつく手攻撃』は~!」

おじい「俺の心臓が凍りつくだろ! ったく、
    あやうく最終回になるところだ!」

 猛抗議です。


 ~Thank you for reading.~
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永久無料券④

2009-03-21 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・永久無料券④


 おばあは昨夜見た夢の内容をおじいに説明しました。

おばあ「……と、いう夢を見たんさ」

おじい「へ~。そりゃまたずいぶんと、教訓的な
    夢じゃねえか」

おばあ「はあ確かに。おかげでお父さんの考えてた
    ことも、わかったような気がするし」

おじい「ふむ。そりゃよかった。まあ考え方は
    いろいろだけどな。俺は、そう思うっつう
    話だけどな」

おばあ「いや、でも重要だな! つまり、お父さんは
    こう思っていたワケだ。『どんなに自分に
    魅力があると思ったって、安易に芸能人に
    ならず、堅実な人生を歩めよ』と!」

おじい「ちがいます」

おばあ「……………………」

 否定しました。


 ~Thank you for reading.~
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永久無料券③

2009-03-20 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・永久無料券③


 おじいとおばあは眠っています。
 おばあは夢を見始めました……。

おばあ《……あれーっ、これは夢か。
    どうやら私は売れっ子の芸能人で、とある
    飲食店の永久無料券を持っているようだな。
    ……あらら、でも、なんかおなかがすいて
    るぞ。
    そうだ。私はかつては売れていたけど今は
    もう落ち目。『あの人は今?』への出演依頼
    もプライドが邪魔して断っちまったところさ!》

おばあ《うーんしかし、おなかが空いてしょうがねえ。
    よし、ここは永久無料券でラーメンでも食うだ》

 おばあは夢の町を歩きます。すると……。

町の人《ねえ、見て見て。あれ、おばあじゃない?》

町の人《ほんとだーっ! 最近テレビじゃみないけどね。
    もう、落ち目よね》

おばあ《……な、なんだあ? なんか、じろじろ
    見られてるぞ。あんな連中、私はちっとも
    知らねえのに。
    ……はっ、そうか。みんな、私がかつて、
    有名人だったから、こっちは向こうを知らなく
    とも、向こうはこっちを知ってるわけか、
    うーん……》

 そのまま歩き、永久無料券をくれた飲食店へと
やってきました。
 店の中へと入ります。

男店員《いらっしゃいま……せ……》

おばあ《うわっ、店員もこっちのこと知ってるぞ》

男店員《席へご案内しまーす……》

おばあ《もっと普通にやってくれりゃあいいんに……》

男店員《ご注文がお決まりになりましたらお呼び
    ください》

おばあ《あ、あの~……》

男店員《はい、なんでしょうか。ジロジロ……》

おばあ《永久無料券……》

男店員《……はい? なんでしょうか》

おばあ《使っても……ゴニョゴニョ》

男店員《なんですって? もっと大きい声で!》

店内客《もっと大きい声で!》

大合唱《♪もっと! 大きい声で! 売れなくなって
    金は無いけど永久無料券でタダ食いしたい!
    ♪厚かましくも、店の利益を損ねても!
     券があるからタダ食いしたいと大きな声で、
     言いなさい~~~!》

おばあ《うわ~~~~!! うわ~~……うわ~~……!》

おじい「……おい。おいってば!」

おばあ「うーん……………………はっ!」

おじい「どうした。汗びっしょりじゃねえか」

おばあ「ゆ、夢……?」

おじい「なんだ。悪りい夢でも見たんか?」

おばあ「Yeah.I had a terrible 
    nightmare!」

おじい「……………………」

 ショックのあまり、英語です。


 ~Thank you for reading.~
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永久無料券②

2009-03-19 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・永久無料券②


 おばあは、とあるテレビタレントが飲食店の
永久無料券をもらったことをうらやみました。
しかしおじいはそのことにあきれているようです。

おばあ「もう! 言いてえことがあるんならはっきり
    言やあいいでしょーが!」

おじい「べつにねえよ。おやすみ~。……ぐぅ~……」

おばあ「ああっ、もう! こんな時にばかり、
    これ見よがしに私より早く寝付きやがって!
    残された私はどうしたらいいっつうん!
    こんな、ナゾ掛けされたまんまみてえな、
    腑に落ちねえ気持ちのままじゃ、いつまで
    経っても眠れやしねグ~……」

 寝ました。


 ~Thank you for reading.~
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永久無料券①

2009-03-18 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・永久無料券①


 テレビ番組を見ています。飲食店の宣伝をした
として、とある芸能人が永久無料券をもらった
話をしています。

おばあ「はあ、いいなあ」

おじい「なにが」

おばあ「永久無料券、さ。生きてる限り、いつ
    行ってもタダなんだろ」

おじい「ん、ま、そうなんだろうけどな」

おばあ「はあいいなあ。タダだから、まいんち
    行ったりするんかなあ」

おじい「ハア~……」

おばあ「??? なんだ。ため息なんかついて。
    ……いや~、有名人はいいなあ。もし
    売れなくなって、食いっぱぐれても、
    平気そうだな!」

おじい「はっ、どうだかな」

おばあ「??? はあなんだっつうん、さっきから。
    妙につっかかるじゃねえか!」

おじい「べつにぃ。……さ、寝るか」

おばあ「はあなに! なんなんだその態度は! 
    人を……人を思慮の浅い、よく考えりゃ
    そんなうめえ話があるわけねーだろ、
    もっと現実を突き詰めて考えてみろ
    この単細胞め的なまなざしで見るんじゃ
    な――――い!」

 そのまんまです。


 ~Thank you for reading.~
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方向

2009-03-17 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・方向


 おばあが散歩から帰ってきました。

おばあ「はあただいまー。お父さん、お父さん」

おじい「ん、なんだ」

おばあ「今日、いつもとちがう道を通ってみたん
    だけどよ。なんか、ヘンだったんだいな」

おじい「なにが?」

おばあ「車が通るんだけどよ。常に、左から右に
    通るんだいな。ぜったいに、右から左には
    いかねえんさ。あれーっ、なんでかなあって
    ずーっと思ってて。もしかして、なにか
    おっかねえ呪いでもかかってたんかなあ」

おじい「一方通行だろ」

おばあ「いっぽーつーこー? ……あっ、そうなん?」

おじい「そうだよ」

おばあ「へ~。ああいう呪いをいっぽーつーこーっ
    つうのか。そりゃ聞くからに、恐ろしげな
    名前だなあ。ブルブル」

おじい「……………………」

 おばあは思い込みました。


 ~Thank you for reading.~
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ガーリック

2009-03-16 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・ガーリック


 おじいが釣りに出かけます。

おじい「弁当、作ってくれたか?」

おばあ「ああ。ただ、ちっとなあ」

おじい「??? なんだ?」

おばあ「いや、ちっと、冷凍の竜田揚げっつうのを
    入れてみたんだけどよ。一つ、つまんだら、
    ニンニクが使われてたみたいでなあ」

おじい「ん、そういやここも、少しニンニクのニオイが
    するな」

おばあ「だろ? だから、はあちっと昼飯くったあと
    ニンニクくせえかもしんねえ」

おじい「ん、ま、しょうがねえ。で、朝飯は?」

おばあ「ああ。弁当つくってて忙しかったから、
    夕べの残りでいいだろ? ニンニクの
    天ぷら」

おじい「……あなたはいったい何をおっしゃって
    いるのですか?」

 丁寧口調です。


 ~Thank you for reading.~
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コーヒー③

2009-03-15 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・コーヒー③完


 おばあは「コーヒーを逆さから読むとヒーコーになる」
と言ってよろこんでいます。

おばあ「ヒーコーはおもしれえけどよ。二つ並べて
    ヒーコーヒーコーって。そりゃあちっと、
    さみいなあ」

おじい「一つでヒーコーだって、さみいじゃねえか」

おばあ「はあぜんぜんちげえよお! でも例えば、
    すんげえいっぺえコーヒーが並んでて、
    ずーっとヒーコーヒーコー言ってられたら
    ものっすごくおもしれえかもしんねえけど……ん?」

 ふとテレビを見ると、新しい喫茶店の特集を
やっていました。

テレビ『さーっ、先ずは飲んでいただかなくては
    始まらないということで、この喫茶店では、
    ジャジャン! ごらんください、なんと
    一万個のサンプルコーヒーを用意して、
    街頭のみなさんに無料でお配りしていまーす!』

おばあ「……消せーっ!」

おじい「はあ?」

おばあ「はあ? とかいいからテレビ消せーっ!」

おじい「……ほれ、消したぞ。いったい、なんだっ
    つうん、いきなり」

おばあ「はあ、あぶねえ、あぶねえ。一万回も
    ヒーコーヒーコー言ってたら、笑いすぎて
    息できなくて、そのまま昇天するとこだったい」

おじい「……………………」

 ウケる基準が分かりません。


 ~Thank you for reading.~
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コーヒー②

2009-03-14 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・コーヒー②


 おばあは「コーヒーを逆さに読むとヒーコーになる」
と言って爆笑しています。

おじい「よく、そんなどうでもいいことで、笑えるなあ」

おばあ「あははーっ、だっておもしれえんだもの!」

おじい「じゃあ、こうやって、オレのと、おめえのと、
    二つ並べて逆さから読むと、『ヒーコーヒーコー』、
    になるな」

おばあ「……さ、冷めねえ内に、飲むか」

おじい「……………………」

 それはちがったみたいです。


 ~Thank you for reading.~
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コーヒー①

2009-03-13 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・コーヒー①


 おばあがコーヒーをいれました。

おばあ「お父さん。コーヒー」

おじい「ん、ああ」

おばあ「……あははー!」

おじい「な、なんだ? 急に笑ったりして……」

おばあ「コ、コーヒーって、コーヒーって!」

おじい「なんだや」

おばあ「逆さから読むと、ヒーコーになるんじゃ
    ねえかーっ、あーっはっは―――ッ!」

おじい「……幸せなやつだなあ」

 しみじみしました。


 ~Thank you for reading.~
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フリスク④

2009-03-12 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・フリスク④完


 おばあは孫のまゆみのフリスクをいっぺんに
食べてしまいました。

まゆみ「ひどーい! まだ買ったばっかだったのにぃ!」

おばあ「まあ、いいじゃねえか。たまには」

まゆみ「意味がわかんない! レンくん、もう帰ろう!」

おばあ「あ、まゆみぃ」

まゆみ「なによ!」

おばあ「こんど、そのフリスクってやつ、おばあにも
    買って来てくれや」

まゆみ「なんでよ! 自分で買えばいいでしょう!?」

おばあ「いやいや、かてえこと言わずに。こういう
    珍しいもんが世の中にあるなんてぜんぜん
    知らなかったしな。おばあはもういっぺん
    食ってみてえから、孫のおめえに頼むだよ。
    ほら、このとおり! エッヘン!」

まゆみ「いばってるだけじゃない! なによ、もう!
    こういうものがあるってことを、私の
    フリスクをぜんぶ食べてもう分かったん
    だから、自分で買いにいけばいいでしょう!?」

おばあ「チッ、いじわるだなあ、孫のくせに。
    はいはい、じゃあわかりましたよ!
    自分で買いに行きますよ、その、今まで
    知らなかったフリスクっつうシロモノを。
    日本製でいうミンティアによく似ている、
    一般的にミンティアよりも値が張る白い小粒の
    清涼菓子を!」

おじい「……………………」

れんじ「……………………」

まゆみ「……知ってんじゃん」

 孫の冷静なツッコミです。


 ~Thank you for reading.~
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フリスク③

2009-03-11 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・フリスク③


 おばあはフリスクについて大幅な勘ちがいをしました。

おばあ「あーっ、あーあーあー、なーんだ! 
    クスリじゃなくて、お菓子かあ!」

まゆみ「そーだよ! もう、クスリなんてやるわけ
    ないでしょ!」

おばあ「だって、おめえらが紛らわしいこと言う
    から、おばあはてっきり。……どら、
    そんな珍しいもの、一つ、おばあにも
    食わしてみろや」

まゆみ「うん、いいよ。ほら」

 まゆみはおばあにケースを渡します。

おばあ「どらどら。……アーン……」

――ザザザザザ~ッ!

まゆみ「あーっ! ぜんぶ食べた!」

おばあ「ボーリーボーリーボーリボリー……。
    ごっくんこ」

まゆみ「ひどーい!」

おばあ「……うん。なかなか刺激的なラムネだな!
    苦しゅうない。近こう寄れ。近こう寄れ~!」

れんじ「は、はい。寄ります」

まゆみ「……………………」

おじい「……………………」

おばあ「……………………」

 ボケ殺しです。


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フリスク②

2009-03-10 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・フリスク②


 おばあはフリスクがやめられないという話をしている
孫のまゆみと彼氏のレンくんの話を聞いて、大幅な
勘ちがいをしています。

おじい「クスリぃ? んなわけねえだろ」

おばあ「だって、私、聞いたもの! 白くて使うと
    スカッとして、依存性があってやめられないって!」

まゆみ「どうしたの、おばあちゃん? さっきから、
    さわがしいけど……」

おばあ「うわっ、寄るな! このジャンキー!」

まゆみ「はあ? なんのこと?」

おばあ「おめえ、さっきそこのレンコン、じゃなくて
    レンくんと、悪いクスリの話、してただろ!
    使うとスカッとするとか依存性があるだとかって!」

まゆみ「やだ、クスリじゃないわよ! 依存性だって、
    すぐ食べたくなるってのをフザけて言った
    だけでしょ!」

おじい「いったいなんの話だ?」

まゆみ「フリスクだよ」

おじい「ああ、なんだ。フリスクか」

おばあ「そうさ! フリスクっつうヤクの話さ!」

おじい「……やめろ! 怒られたらどうすんだ!」

おばあ「???」

まゆみ「???」

れんじ「???」

 心配しました。


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フリスク①

2009-03-09 | 超短編小説おじいのつぶやき
 ・フリスク①


 孫のまゆみが来ています。縁側で、彼氏の
レンくんと並んですわってなにやら話をしています。

まゆみ「うふふふ」

れんじ「あははは」

 そんな二人の背中をおばあが部屋の中から見て
います。

おばあ「……ふん、正しい中学生カップル、いや、
    カッポーみてえな笑い方、しやがてて。
    ……なんの話、してやがるんだ? 
    どら、ちっと、聞いてみべえ」

 おばあはそっと、二人の背中ににじりよります。

まゆみ「ねー、ストレス溜まるとどうしても欲しく
    なっちゃうのよねー、フリスクって」

れんじ「うん、わかる気がする。ぼくも時々ほしく
    なるもん」

まゆみ「でしょ? 口に入れるとスーッとしてさ、
    なんかスカッとするんだよね」

れんじ「そうだね。白くて小さいのに。ものに
    よっては強烈なやつがあるでしょ。
    あれ、けっこうすごいよね」

まゆみ「そうだよね。ブラックのケースのやつ。
    すっごい爽快感があってさ。でも、終わると
    またすぐ欲しくなったりして。依存性が
    あるって感じ?」

れんじ「あはは! それで、次から次に口に入れて、
    すぐなくなっちゃうみたいなね!」

おばあ「……………………!」

 おばあはそっと元の位置にもどります。
 そこへ、おじいがやってきました。

おじい「……ん? どうしたんだ、おめえ。なんか
    顔色がよくねえぞ」

おばあ「お、おお、お父さん!」

おじい「??? な、なんだ?」

おばあ「あ、あの、あの二人……!」

おじい「??? まゆみとレンくんが、どうかしたんか?」

おばあ「……悪いクスリやってるで!」

おじい「……………………はあ!?」

 勘ちがいです。


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