願榮寺 福峯だより ブログ版

真宗大谷派・願榮寺の情報をいち早くお伝えします。

ホームカバーを被災地に

2016年10月31日 | お寺のこと

 女性同朋会の皆さんが編み上げたホームカバー(防寒用室内履き)を200足、当院から東日本大震災の被災地のひとつ、石巻市の仮設住宅にお住いの方々にお送りしました。

 翌日早速にお礼のお電話をいただき、大変喜んでくださったとのこと、こちらも感激しました。
 あらためてご協力くださいました皆さまに感謝いたします。【坊守】


11月の御文

2016年10月28日 | お寺のこと

   11月の月忌参りの際に拝読させていただく御文は次のとおりです。

 意味をある程度思い浮かべながらお聴きいただくと、趣きもより深く味わえると思います。

 

  11月 拝読  「聖人一流」の御文 (第五帖 第十通)

 【原 文】

  聖人一流の御勧化(ごかんけ)のおもむきは、信心をもって本(ほん)とせられ候(そうろう)。そのゆえは、もろもろの雑行(ぞうぎょう)をなげすてて、一心に弥陀に帰命(きみょう)すれば、不可思議の願力として、仏(ぶつ)のかたより往生は治定(じじょう)せしめたまう。そのくらいを「一念発起(いちねんほっき) 入正定之聚(にゅうしょうじょうしじゅ)」とも釈(しゃく)し、そのうえの称名念仏(しょうみょうねんぶつ)は、如来わが往生をさだめたまいし、御恩報尽(ごおんほうじん)の念仏と、こころうべきなり。あなかしこ、あなかしこ。

 

 【現代語訳】

  聖人一流の御勧化(ごかんけ)の趣意は、信心を根本とされております。そのわけは、様々な雑行(ぞうぎょう)を投げ捨てて、一心に阿弥陀如来に帰命(きみょう)すれば、不可思議の願力のおはたらきによって、仏の方より衆生の往生を定めてくださるからです。その位(くらい)を「一念発起(いちねんほっき) 入正定之聚(にゅうしょうじょうしじゅ)」(『浄土論註』意)とも釈します。そのうえの称名念仏は、如来が我が身の往生を定めてくださった御恩に報ずるための念仏であると心得るべきでありましょう。あなかしこ、あなかしこ(= 敬って申し上げます)。


赤穂組女性同朋会・坊守会合同上山研修

2016年10月27日 | お寺のこと

 赤穂組女性同朋会・坊守会合同研修で東本願寺に参拝しました。
 14ヶ寺から42名が参加し、当院からは女性同朋会会長・片岡美代子氏、副会長・西本正美氏、松田晴美氏、坊守の4名が上山しました。
 秋晴れの気持ちの良いお天気の中、東本願寺に参拝し、本山職員の方から説明をいただきながら、阿弥陀堂、御影堂、そして白書院を見学し、午後からは醍醐寺で昼食・拝観、そして宗祖親鸞聖人がお生まれになり、9歳まで過ごされたという法界寺で聖人が手を合わされたであろう同じ場所で、4メートル以上ある阿弥陀如来座像を仰ぎ見、歩かれたであろう堂内を巡り、何とも言えない感動を覚えました。
 紅葉にはまだ少し早かったのですが、他のお寺のご門徒の方々との交流を深めながら、楽しく研修させていただきました。【坊守】


 ▲ 東本願寺御影堂の前で


 ▲ 醍醐寺にて


 ▲ 法界寺本堂

 


10月 同朋の集い

2016年10月22日 | お寺のこと

 今月の同朋の集いは以下の内容で開催しました。

 1.真宗宗歌斉唱

 2.勤行 正信偈同朋奉讃式

 3.視聴覚学習
    「あなたの遺骨はどこへ ~ 広がる“ゼロ葬”の衝撃 ~」

 4.真宗大谷派のお内仏 ~ 仏具の荘厳と仏事作法 ~

 5.頭の体操

 6.みんなで唱歌を歌おう!

 7.お知らせ

 8.恩徳讃斉唱


ホームカバーの会

2016年10月19日 | お寺のこと

 今回は編み上げたホームカバーを当院から直接東北の被災地へ送らせていただくため、当地上郡町を示す地図、キャラクター「円心くんとエイトちゃん」のイラストが入ったメッセージカードと折り鶴を添えて1足ずつビニール袋に入れる作業をしました。
 まずは、石巻市に200足送る予定です。
 直接送らせていただくということで、ご協力くださった皆さんの思いが一層被災者の方々に届く気がして、感無量です。【坊守】