マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

腹痛

2010年06月03日 | 診療
頭痛とくれば一応腹痛で。

便秘
http://blog.goo.ne.jp/gto8513/e/9ee33269ee4f143fad532734e8d5058b
はお話しましたが、
腹痛の大半は便秘か腸炎(ウィルス性・細菌性(食あたり・食中毒)問わず)でしょうね。
腸炎は嘔吐と下痢が一緒にそろえばまあわかりやすいですが、
嘔吐がなくて腹痛が先立って、あとで下痢が続くなんて場合は悩ましいこともありますね。

あとに残るうちで多いのが心因性・起立性調節障害となるのではないでしょうか。
この春はやたらと気候が不順でしたので、
新学期開始早々から腹痛の訴えの受診が多かったですね。
おなかってやつはストレスにものすごく弱いんですよね。

内科で機能性ディスペプシアと呼ばれているのは、検査では特に異常はないけれど、
実際に胃が痛い、嘔気がする、食欲がないなどの症状を伴うものです。
特に小さい子の場合は、内視鏡検査ひとつとっても簡単にはできませんので、
「検査で異常がない」ことをなかなか言い切ることが難しい。
長引く腹痛で悩むことはちょこちょこありますね。

小さい子どもでも胃炎・胃潰瘍は十分ありえます。
極たまにですが、子どもで吐血→胃潰瘍の出血だったという話は聞きますね。
小学生高学年以降であれば、体格にもよりますが、内視鏡検査は一応可能ですね。

「急性腹症」は簡単に言うと緊急手術が必要かどうか判断しなければいけない状態。
急性虫垂炎、腸重積をはじめ、要は怖い病気ということですね。
初期段階では判断が難しいことも多いので、経過によってはこまめに相談することも大事です。
基本は高熱、ぐったり、嘔吐、ひどくなる腹痛などなどですが、一言でまとめるのは無理ですね。

熱と一緒で「腹痛」も日中よりも夜中の方が問題になりやすいです。
朝まで我慢できそうな腹痛なのか家で判断するのはかなり難しいでしょう。
便秘でも脂汗流して悶絶することもあるくらいですから。
夜間の受診に関しては色々問題もあるとは思いますが、
特に発熱や嘔吐を伴う腹痛はやっぱり早めに診てもらうほうが無難かと考えています。

子どもの「おなか痛い」って本当にわからないことも多いです。
「ここ痛い?」
「うん」
「ここも痛い?」
「うん」
「ここは?」
「痛い。。。」
振り出しに戻って同じところを押さえて、
「ここは?」
「痛くない」
「さっき痛いって言ったやん(T-T)」

あるいはどこ押さえても必ず痛い^^;(押さえる前に痛いと言われたり。。。)
どこも痛くないと言い張るけど、痛そうとか^^;
おなかをさわろうにもゲラゲラ笑い転げて何にもできない子も困り者。。。
笑うくらいならいいか。。。で済ませてしまって本当に何もなければいいんですよ、別に。
はたまた泣いて泣いて触診どころでないなんてのもしょっちゅう(T▽T)
泣いて暴れられるくらいの元気があればまあ経過見れるといえばそうなんですけどね。

いやほんと小児科医なんてやってら。。。(以下自粛)
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