マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

便秘

2010年02月08日 | 診療
便秘はだれでもいつでもなる可能性がありますね。

急な腹痛のほとんどは便秘と考えてもいいくらい、便秘は多いです。
たとえ便が毎日少しづつ出ているとしても便秘はありえるので要注意です。
出るよりたまる方が多ければ便秘ですよね。
たまたまどっかでつっかえても便秘と同じ状態になることもあるかもしれません。

「便秘が原因で一旦呼吸停止になったことがあるんですよ、この子」なんて
教えてくれたお母さんがいましたね。。。

腹痛で救急車でかつぎこまれてきた子。。。
エビのように丸まっておなかを痛がり、大量のあぶら汗をかいています。
お母さんは半分パニックで大きな病気を心配しておられます。
(中略)
「便秘でしょうから浣腸しますね」と伝えても信用してもらえませんでした。
で。。。ものすっごい便が出て、すっきり元気に歩いて帰っていきました。
便秘の痛みって強烈なのです。

生後数ヶ月くらいまでは排便リズムもまだまだ安定しませんので、
ほっておいたら1週間くらい便が出ないなんてありえます。
小児科医でも4,5日なり便が出なくてもかまわないなんて意見もあるようですが、
本来出すべきものはさっさと出してしまわないとと考えています。

乳児では便なし1日目は放置。
2日目に出ないなら綿棒などで肛門刺激を。
それでも出なければ次の日(3日目)には浣腸しましょうと言っています。
幼児以降では綿棒刺激などは無理なことが多いので3日目浣腸で。

何回も浣腸に通うようになると、ほぼ聞かれる質問が
「浣腸がクセになりませんか?」ですね。
「便秘が先にクセになっている方が問題では?」と聞くとだいたい納得してもらえます。

幼児以降で便が硬くて排便時に痛くて泣くような子も結構います。
浣腸だけではなかなか改善ないような時は下剤も併用していきます。
「水分しっかり取って、繊維質もたくさん取って、適度な運動を」
は小さい子どもにはなかなか難しいですね。
便秘も自然に治ることも多いのかもしれませんが、適切に対処してあげてこそ
いつかは自然に治ることになるのだと思います。

腹痛で受診し、浣腸ですっきりして帰る際に、お母さん方がよく言い残す言葉があります。
「貯めていいのはお金だけですね」


*追記
 
 肛門の綿棒刺激ですが、オイルなどですべりをよくして、そおっと奥に進めます。
 自分がちょっと怖いなと思うもう少しだけ先まで入れて、
 優し~く回転させてみます。1,2回転で十分です。
 で、すぐ抜きます。
 綿棒刺激が効果あるならこれだけで出ます。
 出ないからといって、グリグリやってもあまり効果は変わりません。
 というか、むしろ痛いだけで、肛門や粘膜などを傷つけてしまう恐れが。
 
 綿棒刺激でいまいちならやはり早めの浣腸で。

 浣腸して悪いことは何もありません。
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