マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

髄膜炎菌ワクチン(メナクトラ)

2015年08月29日 | ワクチン その他
ワクチン絡みでもう少し。
問い合わせもないので、様子見を決め込んでおりましたが、
実は5月に新しいワクチンが発売となっていたんですよね。

海外ではずいぶん前から接種されていたワクチンですので、
5年ほど前のワクチンシリーズでもちょいと触れてました。

髄膜炎菌ワクチン

日本ではめったにないとはいえ、
髄膜炎菌の感染が何が問題かというと。。。

初期症状はほぼ風邪と同じなため、早期診断が難しい(むしろ無理?)なのに。。。
症状が急激に進行してしまうということ。

発症から2日以内に5~10%の患者が死亡。。。
また助かっても後遺症が残る可能性も高いと言われてるんですね。

感染経路は飛沫感染(咳やくしゃみなど)で、感染力はそれほど強くないとはいえ、
現実に集団感染も起こっています。

1945年前後には年間4000例を超える患者が報告されていたとのこと。
その後激減し、1999年以降、2013年3月まで、毎年7~21例の報告が。

2011年5月にはある高校の学生寮で集団発生があり、4名が感染し、うち1人が亡くなっておられるようです。

この夏には、ボーイスカウト世界大会が日本で行われ、
海外から参加した10代の子どもたち3人が、帰国後に髄膜炎菌感染症と診断されたとの報道もありました。

これまた接種したほうがいいの!?な悩みが増えそうですが、
現状では学生寮に入るとか、海外留学するなどのケースでは接種を検討する方向でしょうか。

ちなみに年齢にもよりますが、1回接種。
状況に応じて数年後に追加接種を1回のようです。
だいたい1回2万円ちょいと考えておいてもらえたらと。

対象年齢は2歳以上(でも実際はほぼ10代後半か)。
投与方法は筋肉注射(ちょいと痛いです)。

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