マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

クループ(クループ症候群/急性喉頭炎など)

2010年02月23日 | 診療
「変な咳をします。」
「痰がからんだような咳をします。」

「ケンケン」と表現される咳のことです。
精確に言うとややこしいので、省略しますが、クループと呼ばれます。

喉頭(のどの奥)や声の出る「声門」とその周りが風邪のウィルスなどにより炎症が起こり、
その刺激で普通とは違った咳がでます。
少し大きい子だと「声がかすれる」も症状のひとつです。
多くは軽症で、吸入をしたり、薬を飲んだりしているうちに風邪が治ってきますので
それとともに消失していきます。
これまた夜間にひどくなりやすいのは普通の咳と同じです。
喘息のようなヒューヒューがのどのあたりから聞こえる場合はちょっとしんどいと思います。
咳もひどいでしょうからこまめに受診しましょう。

クループと同じような症状ではあるものの、原因が細菌(とくにヒブ)だったりすると、
急速に呼吸障害が進行することがあります。
クループと違ってやや大きい子でもなる可能性があります。

急性喉頭蓋炎と呼ばれます。
症状は呼吸困難、嚥下困難(ごっくんできない)が中心です。
ツバも飲み込めないのでよだれがダラダラでます。
これはかなり「びびる」サインです。
誰がみても呼吸困難で、寝ることすらできません(起座呼吸:座りたがる)。
ただちに耳鼻科も麻酔科も外科もそろって対応できる病院へ走らないといけません。
あの大雪の日の救急車は一生忘れられませんね。。。
マキノに来てから2番目にあせった日でしたよ。
まずめったにない(多分マキノ病院ではもう遭遇しないくらい)はずですが、
もし疑わしければ真夜中でも救急車ですよ。

クループでも重症だと入院になることもあります。
咳の程度、呼吸の状態、顔色など何かおかしいと思う時は受診が必要だと思います。
やはり夜間にひどくなりやすいですので気をつけてくださいね。
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