マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

ステロイド軟膏

2010年02月04日 | 診療
ステロイドの軟膏には強さのランクがあります。
1:一番弱い
2:やや弱い
3:普通
4:やや強い
5:強い
と思ってもらえばいいと思います。
「3」は普通とは言いましたが、普通にしっかり強いんですけどね。
言い方を少し変えると「5」はめっちゃ強いですが。

うちではほとんど「1」か「2」から処方しています。
とびひなどで「3」の抗生剤も入ったものを処方していますね。
それほどひどくないのなら、「2」までで十分かと。
逆にひどくなっていたら強い目の軟膏ではじめて、
よくなってきたら早めに強さを落としていくことに。

皮膚を清潔にしたあとで少量の軟膏を湿疹にしっかり塗りこみましょう。
広範囲に湿疹があるとどうしてもいっぱいとってザーッと塗ってしまうとは思いますけど。
保湿剤はその前でも後でもまあそれほど違いはないと思っています。

1日2回で始めてもらっています。
少しよくなったら早めに1日1回に。
さらによくなったら1日おきに、そして2日おきに、そして週に2回までに。
週2回を続けていると再燃・再発はかなり少ないはずです。
ちなみに横方向に塗りこむほうがすりこみやすいはずです。
縦方向の方が塗りやすいんですけどね。

でもこれはあくまでも理想論。
なかなかここまでやるのは難しいでしょう。
頑張れる範囲でやってもらえればと思っています。

保湿剤はずっと使っていて悪いことはないでしょう。
保湿剤とステロイド剤を混合して処方されたりするようですが、個人的にはキライです。
混ぜる理由がよくわかりません。
ステロイドの使用量をできるだけ少なくしようと思うと、
面倒でもちょっとづつとって、しっかり塗りこむしかないと思っていますから。

保湿剤の種類も気に入って長く続けられるのならなんでもいいでしょう。
好みもありますから。
市販薬でも結構かと。
個人的にヒルドイドローションがお気に入りですのでうちの小児科はみんなピンクのフタですね。

原則として、湿疹にはステロイドの外用薬を使わないとあまりよくなりません。
非ステロイドの抗炎症剤軟膏はずいぶん前から小児にはあまりお奨めされないとなっています。
ステロイドを使いたくないと悩んでいる間に湿疹がひどくなってしまうと、
結果的に強いステロイドをより長く使うことにもなりますのでご注意を。
ステロイドは決して悪い薬ではないですからね。

使用上の注意はこのくらいでしょうか。
参考にしてください。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ブログ雑感 | トップ | 信じる力 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む