マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

薬を飲まない、薬がキライ

2010年01月30日 | 診療
子どもの味覚はミラクルです。。。
すごくおいしいはずの薬が「まずい」だったり、
あんな苦いのに。。。をパクパク食べたりしますね。

でもまあたいていは薬なんて飲んでくれません。
親が飲まそうと躍起になればなるほど、子どもは拒否します。
そらまあそうです。
イヤなもんはイヤ。
飲まないと病気が悪くなるよなんてわかるはずもなく。。。
アイスに混ぜようが、プリンに混ぜようが、すぐ覚えます。
薬を入れとる!!
親が用意しようとすると直ちにバレます。
子どもって何で余計なところであんなに賢いのでしょうかね?

またまた昔話ですが、
休日の日中でしたか、おばあちゃんが熱を出したお孫さんを連れてきました。
まあ重症感ありません。
よそでもらった薬を飲まないとおっしゃいます。
「そうは言っても飲まない子は飲まないですよ~。まさか鼻から管入れてなんて
子どもにはかわいそうでできないでしょ。」なんて軽く言ってしまった瞬間。。。
おばあちゃまは突然激昂され、
「この子の母親が昔髄膜炎になった!
私がどれだけ孫が心配かあなたにはわかならいんですかっ!!」
とボロボロ泣いてそのまま帰ってしまったのです。
いや、お孫さん。。。元気そうですが?
内服薬なんかで髄膜炎防止できませんが?。。。
と一人残された診察室で泣いていたものです。。。
いやぁ、さすがに鼻から管はダメだったんでしょうか。

それ以来、「薬を飲まないんです」はトラウマです。

でもそうは言っても、飲んでくれたら肺炎にはならなかったなぁなんてことも確かにあります。
でも逆に飲めずに入院した場合、点滴がすっごくよく効くイメージです。
すぐによくなってあっと言う間に退院です。
無治療だったようなものですから当然かもしれませんね。

そして風邪だったら、薬を飲まなくても治ることも多いです。
「飲んでくれたらありがたいなぁ」でいくしかないですね。
くれぐれも無理やり飲ますのだけはやめてくださいね。
稀ではありますが、病気によっては絶対に薬を飲まないとダメなこともあるのですから。
無駄に薬キライをひどくしてしまっていたら大変ですからね。

最後にひとつ。
子どもの薬はたいていコーティーングで味をごまかしてあります。
だから水でもジュースでも何でもですが、溶かすと薬本来の成分がむき出しです。
ものすごく濃い味でごまかすか、
何か味の強めのものに練りこんで味を感じる前にごっくんさせるしかないですね。
お薬ゼリーも合う子にはいけるみたいですが、限界もありますね。
濃いバニラアイス、チョコアイス、ココア、ジャムなどなど。。。
試す価値くらいはありますね。

駄目な場合は潔くあきらめる方が親もいらんストレスかかえなくて済むかもしれません。
飲めなくて悪くなるならさっさと入院、とっとと退院がマキノ病院小児科流ですね。
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