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人文学 2

人文学 2
Humanities 2


最近知った--大学の人文社会系学部・学科に
対する圧力・攻撃の背景には次のようなデータがある、
とのこと。



https://1drv.ms/x/s!Anvcf3wNLIjXiDJwZmaMHzSpbYzL
- 学校基本調査(2016年3月)より

一言でいえば、人文社会系の学部を出ても、そこで
学んだことが職につながっていない、だから縮小すべき、
ということらしい。

これについて考えること--

事務・販売・サービス系の仕事を軽視してはいけない。
これらは、人と制度をつなぐ、人とものをつなぐ、
人と人をつなぐ、という、社会のなかできわめて重要な
役割をはたしている。

そもそも社会問題・犯罪とは、これらの関係における
齟齬・破綻のこと。つまり、事務・販売・サービス系の
仕事とは、社会そのものをつくり、支える根幹と
考えるべき。

そのような仕事をする人には、人文・社会系の
--思うに、特に文学・哲学・歴史という古典的な
人文系の、いわば素朴な意味で道徳・倫理に関わる
ような--教育や学術研究経験があるべきだろう。
人文的な価値観・感受性が必要だろう。
指導的な役割をはたすであろう人には、特に。

つまり、上の表からわかるのは、人文社会系の学術研究・
教育が無用ということではなく、逆に、きちんと職に
つながっている、社会に貢献している、ということ。

そのような領域をないがしろにしてはいけない。
個人の考えや感情においてならともかく、国の
政策として公的にないがしろにしてはいけない。

人と制度・人ともの・人と人のつながりは重要
でない、といっていることに等しいのだから。

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後期シェイクスピアやミルトンのブランク・ヴァース
--ある意味で、ほとんど散文的といえるほど自由--
を日本語にするとこうなるのでは、と思われる体裁で。

(サリー伯、マーロウ、ドライデンらのブランク・ヴァースは
また別種のもの。)

日本語にブランク・ヴァースにあたる詩形はおそらく存在しない。
知っているなかでいちばん近いと思われるのは、夏目漱石の「倫敦塔」。

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