おみつ便り

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越前大野市への旅 その3

2017-05-14 02:19:32 | 料理
越前大野市の町中をお伝えします。

碁盤目のように、縦横に道がはしり、地図を片手に散策するにはとても判りやすい町です。どこからも、町のシンボルの大野城を眺めることが出来るので、方角を間違えることはありません。

大野駅に降りたときに先ず思ったことは、1時間から2時間に一本の電車しかないのに、不便はないのかということです。住民に聞いてみたところ、
「生まれてこのかた、ずっとこうだから、生活を電車の時間に合わせているのでえ~。」の返事。
余り不便は感じていないようすです。それに一家に車が2台以上あるらしい。
朝は6時台に一本あるだけなので、学生に寝坊したらどうするのか尋ねると、乗り遅れたら遅刻するしかないとの返事が返ってきた。それが嫌だとは思わないらしい。自分の生活をそれぞれに合わせていく習慣が身についているらしい。

皆さん穏やかで、聞けば親切に教えてくださるが、決して押し付けはしない。観光物産店で働いている人でさえ、向こうから商品をアピールすることをしないのです。こちらから聞けば何でも答えてくださるけれど、自慢はしまん。
「大野はとても良いところだからもっとアピールして、観光客が増えるといいですね。」というと
「若い人が少なくなってきて、前面にでて活動する人が余りいなのです。それと余り見るところは無いからね~。」
「道は整理されているし、道の両サイドには山からの疏水が流れていて清涼感があり、町並みが美しいし、のんびり出来るところがいいですね」と私が言うと、
「そうですかあ~」と笑顔が返ってくる。

冬場を除いて、天正時代から400年間朝市が続いている。他の朝市のように全国に広める事もなく、地域の人達が愉しみながら続けている様子です。この時期は山菜が多い。

人口が3万余りの町に造り酒屋や味噌、醤油を製造、販売している店が目に付く。地産地消の傾向があるのだろう。それだけに昔ながらの製法で添加物の無い商品が並んでいる。

お寺の数の多いのも驚きである。どうして寺の維持、管理ができているのか、又地域に及ぼす寺の役割は何だろうか、気になるところです。

昔ながらの純和風の旅館は居心地がよく、エプロン姿の女将さんは気さくで、心のこもった料理を器を毎回替えて、日替わりメニューを提供してくれる。ロビーの片隅に置かれたガラスの家具の中に、能面が沢山入れてあるので、誰が創ったのか尋ねたところ
「私が趣味で習って創った作品です。」
さりげない返事が返ってきた。
どう見ても素人が趣味で創った作品とは思えない。

歴史から多くを学び、自然豊かなこの地域は、衣食住が満たされて心穏やかに謙虚に暮らす伝統が引き継がれているのだろう。

今度は長逗留をして、スケッチをしてみたい。



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