豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2017年06月09日 07時40分49秒 | 日記
 ( Vol 1984 ) 日本も アメリカも 議会は 忖度で揺れ トップの資質が問われる

日本では 官邸と官僚の間における 忖度 をどう捉えるか ということで 問題になっているが アメリカでも 大統領とFBI元長官 との間で 忖度 でどう捉えるか 争いになっている

日本では 森友学園問題 加計学園問題における 安倍総理の指示したかどうか で 思いをくんだ役人の行動が 忖度になったか ということで 論議されている

アメリカにおいては トランプ大統領が FBI元長官に 指示したかどうか FBI元長官は 指示はなかったが 気持ちをくんだ と述べ これは日本流に言うならば 忖度 であるが 指示したかどうかで 論議されている

どちらも 権力者のパワーハラスメントを 警戒しての 部下の行動である


指示はされてはいない が しかし 気持ちをくんで行うべきか 

そして その責任は どうなるのなか

部下は 悩む


その結果が 意向をくむ という苦渋の決断


それが 忖度


そのことで 問題になると トップのとる態度は 指示していない と弁明

部下が勝手にしたことである という態度をとる 尻尾切り


言った言わない の論戦に持ち込み トップ自身を守るという 行動に出る

責任は 自分にはない すべては 判断したのは 部下であり 責任は 部下にある

という論理立て


これでは 部下は たまったものではない


アメリカ大統領 トランプ氏は FBI元長官を 理由を見つけて 解雇 

部下は 責任をとらされる形で 地位からの追放という 冷遇処置を受ける


このようなことが 恐ろしくて ほとんどの部下は 忖度 という行動に出るのである


指示したか指示しないか ではない 忖度を起こさせるような そぶりを見せたか ということである


その意味では トップは 部下が忖度をするには そぶりをしているはずである


しかし それを証明するのは 本人の自白しかない

それだけに 忖度する側の リスクが大きくなる

すべての責任を押しつけられてしまう 恐れがある


うまくいけば 手柄は トップのもの

失敗すれば 責任は 部下のもの

このルールが 権力社会の中で まかり通っている


それ故に 指示したかで 争うのは 部下側が証明するには 難しい

だからこそ トップは ふてぶてしい態度をとる


このような 状態をつくらないためには  忖度は 指示と同等である という解釈をすべきではないか


責任は トップ 部下 両方に ある という 立場をとるべきではないか


ここには お互いが 正直である という前提が必要になる



問題が起きたとき 人の 本当の顔が見えてくる ものである


特に トップの 資質が明らかになる



トランプ大統領 にしても 安倍総理にしても 同じことが 問われる
 


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