豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2014年08月04日 21時21分13秒 | 日記
 ( Vol 1106 ) 女子高校生による 同級生の殺人事件に思う

加害者の親は 子どもの精神状態について 病院に診せていたようだが

入院にまで 至らなかったようだ

担当した医師は 子どもの精神状態について 危険性を感じたようだが

入院させるという処置を とらなかった


結果 今回のような 悲惨な事件が生じた


被害になった高校生の 人生は 加害者によって 終焉を迎えた

被害者の 両親の無念さを思うと 心が痛む


ただ 見方を変えると 加害者も 現代社会の被害者ではないか

精神に対する 社会の目が このような事態を生んだとも言えるのではないか

精神科の診療を受けると 世間は色目みる 

ある種の 差別化 である


親としても なんとかそれを隠そうとする

病院も 積極的な処置行動をしない体制

特に 親は 精神的な病の状態を 受け入れたくないという 気持ちが起きるようだ


その為に 積極的な入院処置がなされない
じっくりと 治療を行うことができない状態を 招いている


今回の 事件は そのような社会体制の中で 生じたとも言えるのではないだろうか


もし 加害者が このような事件を起こさず 
更生への治療を じっくりと行える環境が つくられたとするならば 回避できたのではないか

被害者にも人生があり 加害者にも人生がある

どちらの人生も このことで 人生が狂ってしまった

とても 残念であり 悲しいことである

特に 被害者の人生が 終わってしまったことは 悲しいことである


結果に対して 批判はできるが

果たして 批判に終始していいのだろうか と思う


加害者の両親も 被害者の両親も 悔しさに満ちあふれているのではないだろうか


精神を病んだ人の 事件が 生じる度に このような問題にぶつかる


精神を病んでいる人たちに どのような手のさしのべ方があるのか

この機会に 考えてほしいと思う





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