なかつがわ シニア通信

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民進党を存亡の危機に導いた人格攻撃中毒・依存症 その2

2017-05-17 16:07:51 | 政治全般

 

 その1 つづき

 

人格攻撃を正当化する善悪二元論

民進党の国会審議における【人格攻撃】のメソッドに次の2つのパターンに大別さ

れます。

(a) 政権与党の議員の各種「発言」「行動」を問題視し、国会審議においてその

倫理を非難する。

(b) 国会で審議する「法案」の一部内容・審議進行を問題視して、総理大臣、担

当大臣・議長の倫理を非難する。

このうち(a)は、当該「発言」「行動」と議事との関連性の有無などお構いなしに

国会審議において、発言者・行動者の追及、首相の任命責任の追及、審議拒

否などを行うことで、審議の日程を遅延させ、法案成立の妨害、および政権与

党の支持率低下を目論むものです。当然のことながら、国会議員の用務は、

法案の【論理】を審議することであり、他の国会議員の【人格】を糺すことでは

ありません。たとえ政治家個人の「発言」「行動」が「失言」「スキャンダル」であ

ったとしても、その【人格】と法案の内容とは基本的に無関係であり、このような

メソッドは、明らかに【論点回避の誤謬 red herring】であると言えます。

一方(b)は、「法案が悪いのは、総理大臣、担当大臣の人格が悪いからである。

そのような法案を認めるわけにはいかない。」「質疑に対して適切に答えられ

ない無能な担当大臣の辞任を要求する」「強行採決を認めることはできない。

職権を濫用する強引な議長の解任を要求する。」といったような主張で審議の

日程を遅延させ、法案成立の妨害、および政権与党の支持率低下を目論む

ものです。基本的に民進党の議員は、政権与党との政策に対する見解の違

いを「政権与党は【悪】である」ことに求め、「独裁政権」「男尊女卑政権」等の

言葉を次々と繰り出しては徹底的に政権与党を【悪魔化 demonization】します。

担当大臣に対しては、答弁すると国民に誤解を生むような発言を引き出す

挑発質問を繰り返し、担当大臣がその罠に誘導されないよう正確に答えると、

「説明できていない」「無能」というようなレッテルを貼ります。さらには、本質を

ついた合理的質疑がほとんど皆無であるにもかかわらず質疑の継続を要求し、

いざ採決となると、「強行採決」「民主主義の終焉」「立憲主義への冒涜」など

というお決まりの発言で政権与党を【悪魔化】します。このようなメソッドも、明ら

かに【論点回避の誤謬】であると言えます。

意識的であるか無意識であるかはどうであれ、以上の(a)(b)のようなメソッドを

民進党が際限なく繰り返し使っている行動から帰納的に推論すれば、民進党

は、古代ゾロアスター教に見られるような【善悪二元論 the dualismof good a

nd evil】を行動原理にしているものと考えられます。明らかに民進党議員は、

「【内集団 in-group】である民進党は【善】の存在であり、その言説は常に

【真】である」「【外集団 out-group】である自民党は【悪】の存在であり、その

言説は常に【偽】である」とする【偽原理 non-sequitur / it dosen’t follow】

を信仰しています。この暗黙理に設定された民進党=【善】=【真】、自民党

=【悪】=【偽】なるステイタスによって、民進党の議員は臆することなく【人格

攻撃】を続けているものと考えられます。

このような異様な行動原理を持つ民進党は、もはや論理を駆使してベスト

法案を作り上げるというミッションを持つ【政党 political party】としての体

なしておらず、過激な倫理を信仰する一種の【カルト cult】と化しているもの

と考えられます。そして、ビリーフが熱狂的である分、想定する「悪」に対す

る追及においては、例えば山尾議員が安倍首相に対して「器が小さいんだ

よ」と叫んだように、極めてヒステリックで威圧的な「罵倒」が展開されます。

【カルト】の行動原理においては、「嘘も方便」「愛国無罪」と同じように、聖な

る目的を達成するためであれば【人格攻撃】も正当化されるのです。そして、

このようなメカニズムを考えれば、蓮舫代表、山尾志桜里国民運動局長、

山井和則国会対策委員長、辻元清美議員、階猛議員、柚木道義議員、

初鹿明博議員、宮崎岳志議員、小西洋之議員等の議員が、常軌を逸した

過激な【人格攻撃】を行い続けていることも、まんざら理解できなくはありま

せん。

そんな中、間違いなく最も不幸なのは主権者である国民であるとと思いま

す。「この世に悪が栄えたタメシはない。正義の味方の民進党は、世の中

を悪くすることに夢中な政権与党が滅びるまで戦い続ける。」といった出

来の悪い「勧善懲悪ドラマ」を国会審議を通して強制的に見せ続けられ

ている国民は、本当にたまったものではありません(笑)。

人格攻撃中毒・人格攻撃依存症

民進党のような【人格攻撃】一辺倒の国会戦略は、けっして新しいもの

ではなく55年体制の日本社会党にそのルーツがあると言えます。政権

与党に対して、「ダメなものはダメ」という【トートロジー/同語反復 tauto

logy】で【人格攻撃】を行った土井たか子元社会党委員長、そして一貫

して朝鮮半島の日本に対する世論を代弁する形で【人格攻撃】を行っ

た福島瑞穂元社会民主党党首はその典型例であるといえます。この55

年体制の負の遺産を継承したのは、実現不可能なマニフェストを根拠

にして政権与党を【人格攻撃】した鳩山由紀夫元民主党代表やノイジ

ーマイノリティーの政治運動とシンクロして政権与党を【人格攻撃】した

菅直人元民主党代表です。かくして、民主党が【人格攻撃】の総本山

となり、現在の民進党に至っているものと言えます。

ここで注目する必要があるのは、民進党の【人格攻撃】が恐ろしいまで

に常態化しているということです。国会の本会議や委員会における質

疑応答、執行部の定期会見、そして個別の事案に対して政権与党を

追及するために次々と設置される特別チームの会見における中心の

話題は、政策の議論ではなく、ほとんどが政権与党議員への【人格攻

撃】です。このような病的な状況は、まさに以下に示すような【アディク

ション/嗜癖(しへき) addiction】の症状であるといえます。

【アディクション】とは、特定の刺激を絶えず求めてしまう【障害 disor

der】のことです。【アディクション】には、アルコール・薬物等の物質を

求める【物質嗜癖 substance addiction】とギャンブル・買い物等の行

動を求める【行動嗜癖 behavioral addiction】がありますが、このうち、

民進党が陥っているのは【人格攻撃】という行動を求める【行動嗜癖】

です。

【アディクション】の形態には【乱用 abuse】と【依存 dependence】があ

ります。これらのメカニズムについては、行動心理学の観点から簡単

に説明できます。

人間は、ある行動をした後、その行動によって【好子 reinforcer】と呼

ばれる「好きな刺激」あるいは【嫌子 punisher】と呼ばれる「嫌いな刺

激」が、【強化 reinforcement】あるいは【弱化 punishment】されること

を学習します。そして、この学習で得られた4種の【行動随伴性 beha

vior contingency】から行動の頻度を決めることになります。

【正の強化 positive reinforcement】→【好子】出現によって行動頻度

が増加する

【負の強化 negative reinforcement】→【嫌子】消失によって行動頻度

が増加する

【正の弱化 positive punishment】→【嫌子】出現によって行動頻度が

減少する

【負の弱化 negative punishment】→【好子】消失によって行動頻度が

減少する

このような【行動随伴性】に支配される行動を【オペラント行動 operant

behavior】といい、その行動原理を【オペラント条件づけ operant condi

tioning】といいます。

【乱用】と【依存】はいずれも【禁断症状 withdrawal】を伴いながら特定

の刺激を強く欲する【オペラント行動】であることが知られています。こ

のうち【乱用】は、「好きな刺激」を得る、すなわち【好子】の出現により

行動頻度を増やす【正の強化】行動です。一方、【依存】は、禁断症

状という「嫌いな刺激」を消す、すなわち【嫌子】の消失により行動頻

度を増やす【負の強化】行動です。

このような【アディクション】のメカニズムにおいて、民進党にとって好き

な刺激である【好子】は、民進党支持率の上昇あるいは内閣支持率の

下降であり、嫌いな刺激である【嫌子】は、民進党支持率の下降ある

いは内閣支持率の上昇であると言えます。民進党が異常なまでに絶

え間なく政権与党の【人格攻撃】を行っているのは、「短期的に民進

党支持率の上昇と内閣支持率の下降」を得るための【乱用】と「短期

的に民進党支持率の下降と内閣支持率の上昇」を消すための【依

存】のいずれか一方、あるいは両方の【障害】を発症しているためと

考えられます。

ここで、民進党の【アディクション】の具体的症状を、同じ行動嗜癖

である【ギャンブル障害 gambling disorder】のアナロジーとして分析

してみたいと思います。

ギャンブル障害の診断基準DSM-5によれば、過去1年に次の症状

のうち4つ以上自覚がある場合にギャンブル障害と判定されること

になります(「自覚」があるため正確にはいわゆる【ギャンンブル依

存症】と言えます)。

(1) 望み通りの興奮を得るために掛け金を増やしながらプレ

イしてしまう。

(2) 掛け金を減らしたりギャンブルをやめようと思うと、落ち着

かずに過敏になる

(3) ギャンブルの行動をコントロールしようとしても無駄な努力

に終わる

(4) ギャンブルに没頭することが多い(追体験の希求、ハイリ

スクの選好等)

(5) 困窮を感じる時にギャンブルに走ることが多い

(6) ギャンブルの負けをチャラにするため、ギャンブルを行う

(7) ギャンブルに没頭していることを隠すために嘘をつく

(8) ギャンブルのために自分にとって重要な機会を失った経

験がある

(9) ギャンブルに蝕まれた絶望的な財政的状況の中、金を供

給してくれる人を頼る

これらのギャンブル障害障害の症状を民進党の【人格攻撃】の【ア

ディクション】に適用すると次ようになります。

(1) 実質的に【人格攻撃】を行う「疑惑追及チーム」に党の人的リソ

ースを惜しみなく注ぎ込む民進党は【人格攻撃】を拡大しています。

(2) 【人格攻撃】に異議を唱えて離党を表明した長島昭久議員に

対して、民進党は過敏となり、除籍処分としました。

(3) 蓮舫代表は「批判から提案の民進党に」と宣言して「対案路線」

を打ち出しましたが、【人格攻撃】は止まず、無駄な努力に終わっ

ています。

(4) 2006年の偽メール事件で国民的信用を失った民主党は政府

与党の【人格攻撃】により、わずか3年後の2009年に圧倒的な国

民の支持を受けて政権交代をしました。民進党はこの成功体験

から抜け出せていないものと考えます。

(5) 国民の信頼を失って政権を退いた民進党は、政策の議論に

集中することなく、まさに【人格攻撃】に走ったと言えます。

(6) 数々の【人格攻撃】についてダブル・スタンダードが指摘され、

ブーメラン政党と認識された民進党は、それをチャラにするため

にむしろ【人格攻撃】を強めていると言えます。

(7) 「森友問題でない質問をしようと思います」と言いながら森友

問題を延々と質問する福山哲郎議員のケースはこれにあたります(笑)。

(8) 森友問題他で【人格攻撃】を続けた民進党は、まともな政策討論

を行う貴重な機会を明らかに失っていると言えます。

(9) 【人格攻撃】を続けたことによって国民の信頼を失い続けている

民進党ですが、連合の言うことには従います。

以上のアナロジーによれば、民進党の【人格攻撃】の【アディクション】

は、見事に全ての症状に適合しています(笑)。すなわち民進党は【人

格攻撃】の【アディクション】障害を発生している可能性が高いと言え

ます。ここで注目する必要があるのは、民進党がこの症状を自覚して

いるかしていないかということです。民進党の【障害】は、民進党がもし

症状を自覚していなければ、【人格攻撃中毒】※であると言え、症状を

自覚していれば【人格攻撃依存症】であると言えます。症状の自覚の

有無は各議員の意識によって異なるものと考えられます。

※日本語において【乱用】の【障害】のことを慣用的に「中毒」と言いま

す(例えば「アルコール中毒」「ギャンブル中毒」)。ただし医学的な専

門用語としての【中毒 poisoning】は別の意味であることに留意が必要

です。

いずれにしても、【中毒】および【依存症】は、直面する現実からの逃

避であり、【社会的不適合 social incompatibility】を引き起こす可能

性が高いと言えます。このような政党が野党第一党であることには絶

望せざるを得ません。

人格攻撃アディクションの治療

【人格攻撃中毒】あるいは【人格攻撃依存症】といった【人格攻撃】の

【アディクション】は治療可能です。治療方法はシンプルであり、先に

示した【行動随伴性】のうち【正の弱化】あるいは【負の弱化】を行え

ば、民進党は【人格攻撃】をするベネフィットがなくなるため、【乱用

】【依存】は解消に向かっていきます。具体的には、民進党が【人格

攻撃】をしたときに、国民は次のような行動を行うことが重要です。

【正の弱化】:民進党支持率を下降させる、あるいは内閣支持率を

上昇させる

【負の弱化】:民進党支持率を上昇させない、あるいは内閣支持率

を下降させない

つまり、民進党の【人格攻撃中毒】【人格攻撃依存症】を治療する

には国民の協力が必要であるということです。そもそも、民進党の

異常な【人格攻撃】を許容してきたのは紛れもない国民であり、

一部国民による民進党の【人格攻撃】への不合理な支持が、民進

党の【人格攻撃中毒】【人格攻撃依存症】を発症させる主要因と

なったわけです。

今、国民が民進党に対してできることは2つしかありません。

一つは【正の弱化】【負の弱化】を通して、民進党の【人格攻撃中

毒】【人格攻撃依存症】を治療して立ち直らせることであり、もう一

つは次の選挙で民進党を消滅させることです。ちなみに私は後

者を支持します(笑)。現在の社会には喫緊の問題が山積して

おり、民進党を立ち直らせるような悠長な余裕はないからです。

なお、もちろんのこと、民進党にも【人格攻撃】に手を染めること

なく、正当に論理で政権与党を追及する政治家もいらっしゃる

ことと考えます[例]。そのような議員の皆さんには、ぜひとも民進

党に変わる新しい政策集団を編成してプロフェッショナルな議

論を国会で展開していただきたく希望する次第です。


編集部より:この記事は「マスメディア報道のメソドロジー」2017年

5月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を

お読みになりたい方はマスメディア報道のメソドロジーをご覧ください。

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