環境と体にやさしい生き方
環境の悪化は生物系全体に大きな影響を与えています。環境と体にやさしい健康的な生活を考えるための新鮮な情報を紹介します。




最近、微細プラスチックによる海の汚染が、環境や健康の問題としてテレビや新聞などのメディアで取り上げられることが多くなってきました。また国際会議などでも、世界共通の問題として取り上げられるようになってきました。

テレビや新聞で報道された事例をいくつかあげると、
・NHK クローズアップ現代「海に漂う“見えないゴミ” ~マイクロプラスチックの脅威~」(2015年10月)
・テレビ朝日系 テレメンタリー2016「むせび泣く海~プラスチック粒子の脅威~」(2016年5月)
・朝日新聞「微細プラスチック、魚から 吸着の汚染、体内蓄積 海洋生態系に脅威」(2016年6月23日)
などがあります。

朝日新聞では、東京農工大の研究チームが東京湾で捕獲した食用のカタクチイワシの7割から、5ミリ以下のマイクロプラスチックが見つかったことが紹介されています。

また、書籍では、本年2月に発刊された『海が教える人類の危機』の章で、「人類を破滅へと追い込む海洋のプラスチック汚染」として取り上げられています。

この章では、次のような項目で、世界的な海洋のプラスチック汚染の現状とその脅威、安全性などについて触れています。
・想像を絶する大量ごみ集積場「太平洋ごみベルト」
・地球上で増え続けるプラスチック
・海に集まるプラスチック
・生物破壊装置と化すプラスチック
・食物連鎖に侵入したプラスチックがもたらす深刻な脅威
・プラスチックの安全性に対する疑問
・プラスチックによる海洋汚染の元凶
・国際的な取り組みが必要な調査


この本に書かれているように、海洋のプラスチックによる汚染は世界的な規模で拡大を続け、今や食物連鎖の中に取り込まれているといっても過言ではありません。
そして、私たち人間はもとより、多くの生物や環境に深刻な影響を与えるまでになっています。

『海が教える人類の危機』は、プラスチック汚染のほか、漁業資源、地球温暖化、海洋資源、軍事など多くの問題について、海をテーマに多面的な内容で構成されています。
そして、普段あまり身近に感じない海が、いかに直接的、間接的に私たちの日々の生活に関係しているかを教えてくれます。

特に著者がこの本で本当に訴えたいのは、最終章の「人類存続の危機」でしょう。
著者は海をテーマにしながら、最終章で、安倍首相が「アベノミクス」と称して進めるような経済成長に対して、警鐘を鳴らしています。
ちなみに最終章は、次のような構成となっています。

・緊急性も重要性もわからなくなってしまった世界
・『成長の限界』から四〇年以上が過ぎて・・・ 
・すべての問題の根源は人口と物質経済の幾何級数的な成長
・経済成長は正しい道か?
・幾何級数的な成長による物理的な限界の危機
・容易に超えてしまう限界とその代償
・技術の進歩は万能の解決策ではない
・崩壊、衰退を避けるために必要なこと


これまでの生き方を振り返り、これからの生き方を考えるうえで推奨の一冊です。





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