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ねがうこと、ゆだねること

熊谷幸治・土器の魅力

2014-04-20 | art
土器作家の熊谷幸治さんの展覧会が地元2店舗、circle
とオープンしたてのラマパコスで共同開催されている。

彼が国立谷保の土で焼いた土器もあるけど、ワークショ
ップもあって参加者から、谷保の土でできた、と嬉しそ
うだ。



ラマパコスでは彼の土器が展示してあるだけでなく、土
器を使ってカレーを食べ、チャイを飲むイベントがあっ
て参加したんだけど、熊谷幸治さんの話が面白すぎ。

ハニワ(埴輪)についてなら、なんとなくわかるけど
土器って知らないことだらけだったからwボクなりに
まとめると;

縄文・弥生時代という1万年のなかで土器の技法は完成

その技法を会得した熊谷さんは窯を使わず野焼きで土器
を作る。どこの土でも作ることができる。土選びが不要、
窯もいらないから定住しなくてもいい。

野焼きの燃料は意外に少ない。窯はちょっと高温にする
ために、多大な燃料を必要とする。

素焼きだから、水漏れ対策は蜜蝋(みつろう)に土器を
漬けて染込ませる。



熊谷幸治さんと右はラマパコスの店主・関田孝将さん

古来の土器には呪術的な用途+道具的な用途という両義
性がある。

縄文弥生期に食器として主に使われるのは木器。鉄器の
発達によって固い木器を作ることが可能になる。

弥生の次に出現した須恵器から焼き物の世界は変る、轆
轤(ろくろ)で成形して、窯で焼くようになる。



circle 土蔵の2階

カレーもチャイも美味しくって、大昔の食事とは全然ち
がうだろうけど、どんな食卓かちょっと想像する。

今年は海のことをもっと知ろうって思ってたけど、土の
ことも、まだまだ知らないことだらけで面白そう。熊谷
幸治さんへのインタビュー記事も参考に。

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