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春播き栽培に適したソバ新品種「夏吉 (なつきち)」を育成

2016-10-28 | 園芸
 農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)は、東北地域での春播き栽培に適しているソバ新品種「夏吉」を育成した(10月12日情報公開)。
 子実品質が優れる「奈川在来」を種子親に、早生で多収の「北海14号」 (現在の「レラノカオリ」) を花粉親として交配し選抜を重ね、東北地域での春播き栽培に適した、早生で多収のソバ新品種「夏吉」を育成した。
 東北地域のソバの作付面積は全国のおよそ4分の1を占め、ソバは東北地域の伝統的な食文化に根ざした食材である。東北地域のソバ栽培は、夏播き栽培:7月下旬~8月上旬にかけて播種し10月以降に収穫、春播き栽培:5月中下旬に播種し盛夏の8月から収穫、があり現在は夏播き栽培が主流である。春播き栽培では、主産地である北海道や他地域より先に新そばを出荷することができることから、実需者のニーズが高い。しかし、「階上早生」など従来の東北地域向け品種を春播き栽培に用いると成熟期が遅く収量が低いため、春播き栽培に適した品種の育成が急務となっていた。
 新品種「夏吉」の特徴
 1. 育成地 (岩手県盛岡市) での春播き栽培 (5月播き) においては、「階上早生」と比較して成熟期が7日早く、10%以上多収 。草丈はやや低く、倒伏程度は同程度。
 2. 夏播き栽培 (7月播き) においては、「階上早生」と比較して成熟期が4日早いですが低収。
 3. 実需者によるそば麺の食味評価において、「階上早生」より高い評価を得ている。
 4. 容積重は「階上早生」よりやや軽いために、収穫物の精選に留意することが必要。

 晴れ、と言うより曇りかな。夕方から雨の予報、畑にお湿りを!。
 近所のお庭で見かけた”ホトトギス”。今月初め(10月6日)に”シロバナホトトギス”を紹介したが、この”ホトトギス”は本来?の”ホトトギス”。花弁(はなびら)の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ている。鳥のホトトギスは「不如帰」と書き、植物のホトトギスは「杜鵑草 、杜鵑」と書く。
 ホトトギス(杜鵑草、杜鵑)
 ユリ科ホトトギス属
 夏緑性多年草、雌雄同花
 日本・東アジア原産
 開花時期は8月~11月
 花は径数cm程で、上向きに咲き、花弁は6枚
 花弁の白地に濃紫の斑点が特徴的
 斑の入らない(真っ白)もの、紫色単色・黄色のものなどがある


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