”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

リサイクルビジネスと知的財産権

2010-12-06 10:00:46 | 大学・大学院における活動
知財経営 知的財産
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リサイクルビジネスと知的財産権

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

昨日は、農工大大学院の授業のための資料作りをしていました。

不明確な知識を明確なものにするために調べる、調べると新たな疑問が湧いてきてまた調べる。

知っていれば教えられるわけではなく、どのように話せば理解してもらえるかも併せて考える。

文字だけが羅列するスライドは、私としてはできるだけ避けたい。

そのためにはなるべく『見える化』する。

イメージしやすいようにイラスト化したり表にまとめたりしますが、これには膨大な時間がかかります。

→ 知財マネジメント【新井モデル】はこちらです

環境技術知財戦略論の授業における今回のテーマは、『特許は一粒で二度美味しいか?』というもの。

正当に購入された特許製品の特許は、その購入により特許の役目を終わり消尽する(消耗理論)を理解してもらい、リサイクルビジネスに対するリスクを考えよう、という流れです。

『リサイクル』といえば免罪符、何でも自由になるというものではありません。

大なり小なり知的財産権上のリスクが存在します。

リサイクル品でも特許権や商標権などの効力が及ぶ場合があるのです。

これが、『特許は一粒で二度美味しいか?』に込めた意味合い。

リスクを知った上でそのリスクを許容範囲まで小さくする、これがリスクマネジメントです。

この話は、講演の際にも積極的に取り入れています。

今日もお読みいただき有難うございます。

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