国際協力NGO シャプラニール 活動レポート

第4回寄付（2008.06～11の「緑のgoo」収益からの寄付） 金額 450,000.-
国際協力NGO シャプラニール 様より、活動レポートをいただきました。



このたびは「緑のgoo」企画を通じて、シャプラニール＝市民による海外協力の会の活動をご支援いただき、誠にありがとうございました。シャプラニールは、南アジアの貧困問題解決に向けた活動を現地と日本国内で行い、すべての人びとがもつ豊かな可能性が開花する社会の実現を目指す海外協力NGOです。 いただいたご寄付は活動全般のために大切に使わせていただきました。


バングラデシュで家事使用人として働く少女への支援

バングラデシュには、現在、家事使用人として働く少女が約33万人いると言われています。雇い主の管理下で一日中、家の中で働くため、低賃金で長時間労働を強いられ虐待されるケースが多くあります。これまで、首都ダッカに3カ所にヘルプセンターを開き、次のような支援活動を行ってきています。


●経験のシェアリング：仕事、生活、楽しいこと、辛かったことなどを共有します。話すことで悩みが解決したり、他の少女の状況がわかって勇気づけられたりします。

●教育：読み書きや簡単な計算に加え、保健衛生や社会の悪習の間違いなどについて教えています。

●スキル・トレーニング：家事が下手だと雇用主から叱られたり、ケガをしたりすることがあるので、安全に家事ができるコツを教えています。雇い主には、家事が上手になることで生まれた時間は少女たちの勉強や休む時間にあてるよう呼びかけています。

●性教育：身体の変化への説明に加え、性的虐待を防ぐため、触れられることを許していい場合と悪い場合などについても教えています。

●レクリエーション：絵、歌、踊りなど子どもらしい時間を持てるようにしています。






「シャプラニールの活動紹介」

●最貧困層に向けた活動
「取り残された人々」への取り組み：行政やＮＧＯからも支援が届いていない「取り残された人々」へ、収入や保健衛生環境の向上に取り組んでいます。
周囲の人々への働きかけ：行政との連携や地域の青少年への働きかけなど、「取り残された人々」を取り巻く周囲の人々を巻き込んで貧困の解決を目指しています。
防災支援：洪水などの災害時に最も影響を受けるのは貧しい人々です。そのため、防災意識の普及や洪水対策のインフラ整備を行っています。

●子どもに向けた支援活動
ストリートチルドレン：字の読み書きや計算を教える青空学級、安心して過ごせる施設の運営、職業訓練、地域住民への働きかけを行っています。
環境教育：環境問題を解決するための子どもたちのグループ活動を支援しています。

●女性に向けた支援活動
家事使用人として働く少女：少女たちが将来に明るい可能性が見出せるように活動を行っています。
家政婦として働く女性：労働環境についてなど相談できるセンターを運営し、法的支援を含め相談に応じています。






◆シャプラニール公式サイト: http://www.shaplaneer.org/