みなりんの呟き想い草紙

無知を治そうとするなら、無知を告白しなければならない。(モンテーニュ『エセー』)

「今宵の一冊〜相良亨『日本人の心』と竹内てるよの詩『頬』」

2017-06-14 23:35:25 | 日記
今日の国会をテレビで眺めていて、相良亨の「日本人の心」という本をもう一度思い出した。
以前書いたもので削除した関係で残っていないが、この本はお勧めである。

二宮尊徳の語録『二宮翁夜話』「楠公旗文」の次の言葉が書かれてあった。

非は理に勝つ事あたはず
理は法に勝つ事あたはず
法は権に勝つ事あたはず
権は天に勝つ事あたはず
天は明らかにして私なし

この本に書いてあった習俗重視の傾向の日本の姿。
日本では道理を普遍的なものとして客観的に追求する姿勢が生まれなかったと相良氏は述べた。
道理の問題は法意識の問題と天皇観の問題に通じるという。

 ところで、日本では現在、もっとも人気が高いとマスコミで報道されているのは、安倍総理と今上天皇である。
 お二人の世界観には隔たりがあるが、もし一致した場合には怖しい力になるだろう。

本居宣長の「もののあはれ」にはこの世のあきらめがあった。
しかし、あきらめられないこともあろうに・・・・。

和辻哲郎が、日本人の神道の傾向は「強く美しいものを崇める」のであって、善悪を基準にしていないという。

 あと、私は今宵、竹内てるよの詩集「いのちの歌」の「頬」をもう一度読む。私は無力で臆病な自分を恥じる。詩の一部から・・・

「ただ自らのよわさを いくぢなさのために 生まれて何も知らぬ吾子の顔に 母よ 絶望の涙をおとすな」

 自分の子供はいないが、周囲にいる子供にそういう思いを抱くのだった。どうでもいいとは思えなかった。

子供たちにカント「平和のために」(池内紀・訳)を紹介したが、私の心は子供たちに通じなかった。今は子供と会うことすらできない。しかし、その歯がゆさを弁解しない。
今を懸命に淡々と生きているが、これでいいのか常に心で叫んで生きている。

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