Along with the Mekong

メコン川の流れのように

初夢にうなされる in バレンシア

2007年01月07日 | 母娘スペイン道中
いつも行く商店街の肉屋にお客が押し寄せている
ワタシも揚げたてのとんかつを買いたくて、その中に紛れているけれど
体格のいい人や声の大きい人に押しやられて
ちっちゃなワタシはいつまでたっても注文すらできない

ようやくなんとか前に出て「とんかつ一枚下さい」と言うワタシ
ところが親父は「一枚じゃ駄目。揚げたては三枚から」とにべもない
「え~~ 、いつも一枚でも揚げてくれるじゃない」
「今日は混んでいるから駄目」とかなんとかもめているうちに
後ろから来た人に跳ね除けられて
カウンターはワタシからどんどん遠くなっていく・・・・


半べそをかきながら目が覚めた。1月7日。スペインはバレンシアのホテルで見たワタシの初夢。つーか悪夢。目が覚めても胸が苦しく、うっすら汗ばんでもおりました。

自ら夢判断をするに、揚げたてのとんかつは、しっかりした(?)肉を熱々の調理したてで食べたいという欲求、そして結局それが手に入らないという結末は、この旅行中の日々の激しい生存競争のトラウマに違いないわけで、旅が始まって早3日ですでにここまで疲労困憊しております。

常に常に常に、争奪戦。欲深いくせにどんくさいワタシタチ母娘は、満足な朝ごはんにありつけないこともあった。86人が奪い合うように食べつくした後の残りかすを漁るわびしさったらない。で、精神衛生的によろしくないので、ビュッフェスタイルの食事には一切参加しないことにした。

かといって、近所にレストランがあるほどの繁華街のホテルに泊めていただいているわけではないので、持参したおせんべいやら観光地で買ったお菓子やらで空腹を満たすことになるわけでして、もうもうもうもう、食べることを楽しめない旅行になんの意味があるわけよぉ~、と叫びたい心境。

けれどそれを叫んでしまうと、このツアーに申し込んだ母が傷つくのでそれもできないし、ついでにいうと、今回はお小遣いまで全額母モチだし、大きなことはいえない立場のmameでもあり、なんだか一人悶々としているわけ。

情熱の国スペインで、しかも初夢に、なんでこんな悲惨な夢を見てうなされなくてはならないのか。しかし、旅はまだ続くのであった。大丈夫かしら、ワタシタチ。

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