緑と白の狭間で煌めく青の縦条！！(2017九州タナゴ釣査 その3)

今回の遠征釣行のトリはやはり熊本です。
熊本平野は緑川と白川に挟まれた肥沃な土地が広がっており、その周辺がタナゴ釣り場となります。
熊本地震から約1年、震災の傷痕はまだ残っていますがここに暮らす人々は前を向いて歩き出している様です。

今日は南岸低気圧の通過に伴い朝から雨。
カンデオホテルズ菊陽の屋上展望風呂で冷たい雨の感触を楽しみながらの目覚めとなります。
まずはホテルの朝食を食べて準備を整えます。

9:00　まずやって来たのはこんな場所

言わずと知れた某所です。
ヒラモの間を縫うように泳ぐ魚影を確認したのでいろいろな筋を流します。
途中から急に濁りが入ってしまいました。
ここは湧水の水路なので濁ることは無いはずなので源泉側で何か作業でもしているのでしょうか？
30分ほど粘ってみましたが釣果は無しです。。。
取りあえず本日のセボシ狙いは終了です。

大きく移動してご当地タナゴを狙いに行きます。
10：15　やって来たのはいつもの水路。

水門が開けられており相当流れが出ています。
古い石橋の左半分に板がはめ込まれていて左手前が流れが緩んでいます。

ここに第一投目、いきなりすごい引きです。
なんとかやり取りして手前寄せましたが尺近いフナなので抜き上げることが出来ません。
そうこうしている内に針が外れました。。。
第二投目、またしても強い引きです。
先ほどよりは小さいサイズなのでなんとか抜き上げました。

20ｃｍ超えのフナです。。。
第三投目、またしても尺フナが掛かりました。
今度はハリス切れ。

ここは大きなフナが溜まっているようなのでポイントを移動します。
この水路の上流側で90度曲がって流れ出しているところの奥に少し溜まりになっているところを発見。

写真の上（右）から流れて来て左へ90度曲がって流れ出しています。
写真の下側が溜まりになっていますのでここに投入します。
第一投目からアタリが出ます。
タイミング良くアワセるとこの方がやって来てくれました。

ヤリタナゴの♀です。
しばらくすると今度はこの方

婚姻色の載ったヤリタナゴの♂ですね。。。
この後ヤリタナゴが2匹釣れ、についにやって来たのはこの方です。

産卵管が少し伸びている♀のイチモンジタナゴ
♀のイチモンジがポツポツと上がって来ます。
そんな時にピッとアワセた途端に思いっきり走られました。
なんとかいなして上がって来たのがこの方です。

30ｃｍぐらいのコイですね。。。
少し場荒れしてしまったのか、この後外道のオンパレードです。
　　
フナ、タモロコ、フナといった具合です。
気が付けば12：00を回っています。
冷たい雨の中、夢中になっていました。
一旦、車に戻って休憩を取ります。。。

13：00　先ほどの場所にて釣査再開
最初に上がって来たのはこの方

♂のヤリタナゴです。
後が続きません。。。
タモロコとフナといった面々が続々やって来ます。。。
場所を移動してみます。

移動してきたところは

下流側の新しい水路です。
昨年の秋にイチモンジがそこそこ釣れた場所です。
ここではフナ、フナ、フナといった状況でフナしか釣れません。
たまに違う魚種が来たと思えばこんな方々
　
イトモロコとコイです。。。
1時間ほど粘りましたが諦めて先ほどの場所に戻ります。

戻って第一投目についに来ました。

ちょっと小振りですが綺麗な♂のイチモンジ
メスヤリ、メスモンジ、オイカワを挟んでサイズアップしました。


16:30　雨はほとんど止んだのですが風が出てきて寒さを実感します。。
吐く息が白くなっていますので終了です。

本日の釣果

本日釣れたタナゴたち



オスのイチモンジと柿右衛門のお皿

イチモンジタナゴと蒟醤塗りのお皿



オスのヤリタナゴ、イチモンジタナゴと柿右衛門


九州遠征三日目の撮影には四国の香川漆器の代表的な蒟醤(キンマ)塗りの小皿を用意していましたが光量が足りないのでうまく撮影出来ていません。
蒟醤のお皿のみの写真はこちら



この細かい彫り線を見て下さい。
非常に美しいです。
本来なら四国遠征時に使用したいところです。。。

本日は数は出ませんでしたが一日中冷たい雨と水路の増水というタフコンディションの中で頑張りました。
明日は最終日ですが全くの未知の水系にチャレンジします。
Bowzもあり得るので。。。(>_<)