「風の時代」を生きる

人生に必要なのは、勇気と想像力、そしてsome moneyだ。

チャールズ・チャップリン

マインドフルネス

2016-11-05 13:56:22 | 武道修練
土曜の午前中、暇なのでテレビのチャンネルをいじっていたら、たまたまNHK教育番組の「サイエンス・ゼロ」という番組で「今この瞬間、集中する。とらわれない心。マインドフルネスで脳の構造が変わる。云々・・・」という言葉を聞き、チャンネルを止めた。

マインドフルネス?

聞きなれない言葉だ。しかし、番組で言っていたことは、かつて私が武道をしていた時の瞑想修練にとても似ていた。

マインドフルネスとは、「今の瞬間」の現実に常に気づきを向けその現実をあるがままに知覚し、それに対する思考や感情にとらわれないでいる心のもち方。だそうだ。

う~ん、私が教わったことにそっくりだ。

私の武道の師範は「偏らない、囚われない、拘らない、柔らかい心をつくる」ことを目的にさまざまな瞑想修練を武道修練同様に行った。

例えば「感じてみる」という修練では、リラックスした状態で目を閉じ、遠くに聞こえる音に集中しようというものや自分の心臓の鼓動に集中しようというもの。さらに、肌に感じる感覚に意識を集中したり、匂いに集中してみたりといろいろあった。

また夜、ローソクに火をともして、その炎の揺らぎを見るだけという修練もあった。その時心に浮かぶ思いや感情を打ち消すのではなく、そのまま受け入れようというものだった。

どれもやっていると不思議と心が落ち着く。

私は武道修練よりむしろ、心を扱うこの瞑想修練の方が好きだった。

私がやってきた瞑想修練とマインドフルネスが同じことなのか分からないが、共通するところはありそうだ。

今回見たNHK「サイエンス・ゼロ」ではマインドフルネスを長期間習慣的に行うと脳の構造に変化が現れるのだそうだ。

ストレスを感じることの多い現代、ますますマインドフルネス的な考え方は重要になることだろう

武道をしなくなって2~3年たつが、瞑想修練も同時にやっていないことに気が付いた。

6歳になる息子に武道を教えてやってくれという妻の要望もあり、少しずつ思い出しながらやっていこうと思っている。



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