管理栄養士国試のための基礎栄養学と生化学

管理栄養士国家試験のための基礎栄養学や生化学について, 勉強していきましょう.

解剖生理学・病理学 26-6

2012年02月28日 | 日記
今回から、 「解剖生理学・病理学の実戦問題」 (項目順ではなく, ランダムに並べたもの) を12回にわたって掲載していきます。

国家試験の 「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」 の問31あたりから問50までの約20問が解剖生理学と病理学なのですが, 「正文集」 でも書いたように, 「過去16回で1度だけ出題されたもの」 が非常に多いです. したがって, 過去16回分の正文集から実戦問題を作成したら, それほど減量できずに12回分の実戦問題ができてしまいました. あと20日程しか残されていないので, 「問題」 と 「解答と解説」 を一緒に掲載していきます.

では, 「解剖生理学・病理学の実戦問題 第1回」 の問題ならびに解答と解説です.

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解剖生理学・病理学 実戦問題 第1回 問題 20問 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1 炎症に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 炎症にみられるセルスス (Celsus) の4主徴は, 発赤, 発熱, 肉芽, 疼痛である.
(2) 炎症性サイトカインは, 赤血球に由来する.
(3) 炎症性サイトカインの作用により, 発熱する.
(4) 炎症原因物質の刺激直後より, 血管の新生が認められる.
(5) 炎症では, 血中にCペプチドが増加する.

2 死の判定に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 植物状態では, 対光反射は消失している.
(2) 心停止, 平坦脳波, 対光反射消失・瞳孔散大の4つが揃うと, 心臓死と認定される.
(3) 心臓死では, 脳波にα波がみられる.
(4) 深昏睡, 自発呼吸の消失, 瞳孔散大, 脳幹反射の喪失, 平坦脳波, 時間的経過の6つが揃うと, 脳死と認定される.
(5) 脳死では, 心臓は停止している.

3 臨床検査に関する記述である. 正しいものの組合せはどれか.
a 血清コリンエステラーゼ (ChE) 値は, 肝臓が傷害されると低下する.
b 血清AST (GOT) 値やLDH値は, 急性肝炎で上昇し, 心筋梗塞で低下する.
c C反応性たんぱく質 (CRP) 値は, 炎症性疾患で上昇する.
d 血清カリウム値は, 腎不全やアジソン病で低下する.
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd

4 末期患者の治療に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) ホスピスでは, 終末期医療を専門的に行っている.
(2) 生存中に臓器移植を承諾することを, ターミナルケアという.
(3) 緩和ケアには, 精神面のケアは含まれない.
(4) 尊厳死の選択は, 主治医の判断によるものである.
(5) わが国では, 安楽死を含めた尊厳死法が制定されている.

5 メタボリックシンドロームの診断基準に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) メタボリックシンドロームの診断基準では, 内臓脂肪面積は 110 cm2 以上である.
(2) メタボリックシンドロームの診断基準では, 血清LDL-コレステロール濃度は 140 mg/dL 以上である.
(3) メタボリックシンドロームの診断基準では, 血清HDL-コレステロールは 40 mg/dL 以上である.
(4) メタボリックシンドロームの診断基準では, 拡張期血圧は 85 mmHg 以上である.
(5) メタボリックシンドロームの診断基準では, 収縮期血圧は 140 mmHg 以上である.

6 肝臓と膵臓の構造と機能に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 肝細胞は, 脂肪酸, ケトン体, 尿素, 女性ホルモンなどを分解する.
(2) 肝臓で生成されたグリコーゲンは, 筋肉に供給されている.
(3) 肝臓から分泌される胆汁の脂質成分ではトリアシルグリセロールが最も多く, 次いでリン脂質, 胆汁色素などが存在している.
(4) 膵臓は, 後腹壁に密着している.
(5) 膵臓は, HCO3-によるアルカリ性の膵液および消化酵素を血中に内分泌し, インスリンやグルカゴンを腸に外分泌する.

7 非代償性肝硬変と肝不全に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 非代償性肝硬変患者では, フィッシャー比が低下する.
(2) 非代償性肝硬変患者では, 血中アンモニア値が低下する
(3) 非代償性肝硬変患者では, 血清ビリルビン値が低下する.
(4) 非代償性肝硬変患者では, 血漿チロシン値が低下する.
(5) 肝不全では, 意識障害などの肝性脳症が見られる.

8 循環に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 血管の中膜に含まれる筋肉組織は, 横紋筋からなる.
(2) 血管内皮は, 単層扁平上皮である.
(3) 静脈のへモグロビン酸素含量は, 動脈血より高い.
(4) 右心房には, 4本の肺静脈が入る.
(5) 左心室からは, 左肺と右肺に行く肺動脈が出る.

9 心筋梗塞に関する記述である. 正しいものの組合せはどれか.
a 急性心筋梗塞は, 心筋の一過性の虚血により生じる.
b 急性心筋梗塞による胸痛は, ニトログリセリンの舌下投与で速やかに消失する.
c 急性心筋梗塞では血清クレアチンキナーゼ (CK) 値が発症後数時間以内に上昇する.
d 急性心筋梗塞の発症直後は, 血中白血球数が増加する.
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd

10 代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシスに関する記述である. 正しいものの組合せはどれか.
a 激しい嘔吐は, 胃酸の喪失により代謝性アルカローシスの原因となる.
b 飢餓では, 血中二酸化炭素分圧の増加が起こり, 代謝性アシドーシスを示す.
c 激しい運動では, 血中乳酸値の上昇が起こり, 代謝性アシドーシスを示す.
d 腎不全 (尿毒症) では, H+の再吸収障害と重炭酸イオン (HCO3-) の排泄障害により, 代謝性アシドーシスを示す.
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd

11 透析に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 最近のわが国では, 腹膜透析患者が血液透析患者より多い.
(2) 血液透析の多くは, 自宅で施行されている.
(3) 物質除去能率は, 腹膜透析が血液透析よりも高い.
(4) たんぱく質喪失量は, 血液透析が腹膜透析よりも多い.
(5) 腹膜透析では, 透析液のグルコースが生体に移行する.

12 甲状腺機能亢進症に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 甲状腺機能亢進症では, 血中の甲状腺刺激ホルモンと甲状腺ホルモン (TSH) が高値を示す.
(2) 甲状腺機能亢進症の一つであるバセドウ病は, 若い男性に多くみられる.
(3) 食欲亢進は, 甲状腺機能亢進症の症候である.
(4) 原発性アルドステロン症では, 眼球突出となる.
(5) 体重増加は, 甲状腺機能亢進症の症候である.

13 視覚に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 涙腺で分泌された涙は, 鼻涙管を経て下鼻腔へ排出される.
(2) 角膜には, 神経終末は存在しない.
(3) 虹彩は水晶体より後面にあり, 眼球内に入る光量を調節している.
(4) 瞳孔括約筋は, 毛様体に存在する.
(5) 硝子体は, レンズとして働く.

14 気道の構造と機能に関する記述である. 正しいものの組合せはどれか.
a 気管の後壁は, 硝子軟骨を欠いている.
b 異物を気管に飲み込んだとき, 左の気管支に落ち込む可能性が高い.
c 気管内層は, 扁平上皮からなる.
d 喉頭の声帯ヒダは, 発声に関与している.
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd

15 筋肉の構造に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 横紋筋は, ミオシンからなる細いフィラメントと, アクチンを主体とする太いフィラメントで構成される.
(2) 横紋筋では, 運動神経は分岐することなく細胞に接合している.
(3) 大腿四頭筋は, 伸筋である.
(4) 平滑筋には, 筋原線維がない.
(5) 大動脈の中膜, 消化管, 外肛門括約筋は, 平滑筋から成る.

16 変形性関節症と関節リウマチに関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 変形性関節症は, 若年女性に好発する.
(2) 変形性関節症では, 関節軟骨の変性がみられる.
(3) 関節リウマチは, 女性より男性に多くみられる疾患である.
(4) 骨粗鬆症では, 関節滑膜が炎症性に増殖する.
(5) 関節リウマチでは, 骨量が増加する.

17 血球の分化・成熟に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 血液細胞は, 骨の硬い緻密質でつくられる.
(2) 血液を赤色にしている色素たんぱく質は, ヘモグロビンである.
(3) 出生後のヘモグロビンは脾臓で作られ, 赤血球中に含まれる.
(4) 赤血球が骨髄で作られてからの寿命は, 約10か月である.
(5) たんぱく質欠乏状態では, ヘマトクリット値は上昇する.

18 再生不良性貧血に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 再生不良性貧血は, 小球性低色素性貧血をきたす疾患である.
(2) 再生不良性貧血では, 網赤血球 (網状赤血球) 数が高値を示す.
(3) 再生不良性貧血は, 神経症状を伴う.
(4) 重症再生不良性貧血に対しては, 造血幹細胞移植が行われる.
(5) 鉄欠乏性貧血では, 白血球, 血小板は低値を示す.

19 アレルギーに関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 肥満細胞 (マスト細胞) は, IgAと結合する受容体を持っている.
(2) 肥満細胞は, ヒスタミンを放出してアレルギー反応をひきおこす.
(3) 況織▲譽襯ーは, 細胞性免疫である.
(4) 祁織▲譽襯ー反応の1つに, 接触性皮膚炎がある.
(5) ツベルクリン反応は, 即時型アレルギーである.

20 感染症と抗生物質に関する記述である. 正しいのはどれか.
(1) 院内感染の原因菌の1つであるMRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) は, 空気感染を起こす病原微生物である.
(2) 後天性免疫不全症候群は, リケッチアによる感染性疾患である.
(3) ニューモシスチス肺炎は, ウイルスによる肺炎である.
(4) 抗生物質やステロイドの投与により, 菌交代現象が起こる.
(5) 抗生物質は, 主としてウイルス感染症の治療に有効である.

解剖生理学・病理学 実戦問題 第1回 解答と解説 20問 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■

1=(3)
(1) 誤 炎症にみられるセルスス (Celsus) の4主徴は, 発赤, 発熱, 腫張, 疼痛である.
(2) 誤 炎症性サイトカインは, 好中球やリンパ球に由来する.
(3) 正 炎症性サイトカイン (インターロイキン-1 (IL-1) など) の作用により, 発熱する.
(4) 誤 炎症原因物質の刺激直後より, 局所血管の拡張による血流増加, 次いで血管壁透過性の亢進が起こる.
(5) 誤 炎症では, 血中にC反応性たんぱく質 (CRP) が増加する.

2=(4)
(1) 誤 植物状態では, 対光反射を含めた脳幹反射は認められる.
(2) 誤 心停止, 自発呼吸停止, 対光反射消失・瞳孔散大の4つが揃うと, 心臓死と認定される.
(3) 誤 心臓死では, 脳波は平坦である.
(4) 正 深昏睡, 自発呼吸の消失, 瞳孔散大, 脳幹反射の喪失, 平坦脳波, 時間的経過の6つが揃うと, 脳死と認定される.
(5) 誤 脳死では, 心臓は数日〜数週問拍動している.

3=(2)
a 正 血清コリンエステラーゼ (ChE) 値は, 肝臓が傷害されると低下する.
b 誤 血清AST (GOT) 値やLDH値は, 急性肝炎や心筋梗塞で上昇する.
c 正 C反応性たんぱく質 (CRP) 値は, 炎症性疾患で上昇する.
d 誤 血清カリウム値は, 腎不全やアジソン病で上昇する.

4=(1)
(1) 正 ホスピスでは, 終末期医療を専門的に行っている.
(2) 誤 終末期にあるがん患者などに行う緩和ケアなどを, ターミナルケアという.
(3) 誤 緩和ケアでは, 精神面のケアが重視される.
(4) 誤 尊厳死の選択は, 本人の自発的意志によるものである.
(5) 誤 わが国では, 安楽死を含めた尊厳死法は未制定である.

5=(4)
(1) 誤 メタボリックシンドロームの診断基準には, 内臓脂肪面積は含まれていない.
(2) 誤 メタボリックシンドロームの診断基準には, 血清LDL-コレステロール濃度は含まれていない.
(3) 誤 メタボリックシンドロームの診断基準では, 血清HDL-コレステロールは 40 mg/dL 未満である.
(4) 正 メタボリックシンドロームの診断基準では, 拡張期血圧は 85 mmHg 以上である.
(5) 誤 メタボリックシンドロームの診断基準では, 収縮期血圧は 130 mmHg 以上である.

6=(4)
(1) 誤 肝細胞は脂肪酸, 女性ホルモンなどを分解し, 尿素を合成するが, ケトン体を分解することができない.
(2) 誤 肝臓で生成されたグリコーゲンは肝臓に蓄えられ, 血糖として血中に放出される.
(3) 誤 肝臓から分泌される胆汁の脂質成分では胆汁酸が最も多く, 次いでリン脂質, コレステロール, 胆汁色素などが存在している.
(4) 正 膵臓は, 後腹壁に密着している.
(5) 誤 膵臓は, HCO3-によるアルカリ性の膵液および消化酵素を腸に外分泌し, インスリンやグルカゴンを血中に内分泌する.

7=(1)(5)
(1) 正 非代償性肝硬変患者では, 肝で芳香族アミノ酸が代謝されず, 筋で分岐鎖アミノ酸が代謝されるため, フィッシャー比が低下する.
(2) 誤 非代償性肝硬変患者では, 尿素回路が機能しなくなるため血中アンモニア値が低下するのではなく上昇する.
(3) 誤 非代償性肝硬変患者では, 十二指腸へのビリルビン排泄が困難となるため血清ビリルビン値が上昇する.
(4) 誤 非代償性肝硬変患者では, 芳香族アミノ酸が代謝されないため血漿チロシン値が上昇する.
(5) 正 肝不全では, 意識障害などの肝性脳症が見られる.

8=(2)
(1) 誤 血管の中膜に含まれる筋肉組織は, 平滑筋からなる.
(2) 正 血管内皮は, 単層扁平上皮である.
(3) 誤 静脈のへモグロビン酸素含量は, 動脈血より低い.
(4) 誤 右心房には, 大静脈が入る.
(5) 誤 左心室からは, 全身に行く大動脈が出る.

9=(5)
a 誤 急性心筋梗塞は, 心筋の持続的な虚血により生じる.
b 誤 急性心筋梗塞による胸痛は, ニトログリセリンの舌下投与が無効である.
c 正 急性心筋梗塞では血清クレアチンキナーゼ (CK) 値が発症後数時間以内に上昇する.
d 正 急性心筋梗塞の発症直後は, 血中白血球数が増加する.

10=(2)
a 正 激しい嘔吐は, 胃酸の喪失により代謝性アルカローシスの原因となる.
b 誤 飢餓では, ケトン体の産生増加が起こり, 代謝性アシドーシスを示す.
c 正 激しい運動では, 血中乳酸値の上昇が起こり, 代謝性アシドーシスを示す.
d 誤 腎不全 (尿毒症) では, H+の排泄障害と重炭酸イオン (HCO3-) の再吸収障害により, 代謝性アシドーシスを示す.

11=(5)
(1) 誤 最近のわが国では, 腹膜透析患者は全透析患者の 5% 程度である.
(2) 誤 腹膜透析の多くは, 自宅で施行されている.
(3) 誤 物質除去能率は, 腹膜透析が血液透析よりも低い.
(4) 誤 たんぱく質喪失量は, 血液透析が腹膜透析よりもく少ない.
(5) 正 腹膜透析では, 透析液のグルコースが生体に移行する.

12=(3)
(1) 誤 甲状腺機能亢進症では, 血中の甲状腺ホルモンが高値を示し, 血中の甲状腺刺激ホルモン (TSH) が低値を示す.
(2) 誤 甲状腺機能亢進症の一つであるバセドウ病は, 若い女性に多くみられる.
(3) 正 食欲亢進は, 甲状腺機能亢進症の症候である.
(4) 誤 重症の甲状腺機能亢進症では, 眼球突出となる.
(5) 誤 体重減少は, 甲状腺機能亢進症の症候である.

13=(1)
(1) 正 涙腺で分泌された涙は, 上下眼瞼の鼻側端に存在する鼻涙管の開口部から下鼻腔へ排出される.
(2) 誤 角膜は, 自由神経終末を多数含んでいる.
(3) 誤 虹彩は水晶体より前面にあり, 眼球内に入る光量を調節している.
(4) 誤 瞳孔括約筋は, 虹彩に存在する.
(5) 誤 水晶体は, レンズとして働く.

14=(3)
a 正 気管の後壁は, 硝子軟骨を欠いている.
b 誤 異物を気管に飲み込んだとき, 右の気管支に落ち込む可能性が高い.
c 誤 気管内層は, 多列線毛上皮からなる.
d 正 喉頭の声帯ヒダは, 発声に関与している.

15=(3)
(1) 誤 横紋筋は, アクチンからなる細いフィラメントと, ミオシンを主体とする太いフィラメントで構成される.
(2) 誤 横紋筋では, 運動神経は分岐して,それぞれの細胞に接合している.
(3) 正 大腿四頭筋は, 伸筋である.
(4) 誤 平滑筋には, 筋原線維がある.
(5) 誤 大動脈の中膜, 消化管, 内肛門括約筋は, 平滑筋から成る.

16=(2)
(1) 誤 変形性関節症は, 高齢者に好発する.
(2) 正 変形性関節症では, 関節軟骨の変性がみられる.
(3) 誤 関節リウマチは, 男女比が約 1:3 で女性に多くみられる疾患である.
(4) 誤 関節リウマチでは, 関節滑膜が炎症性に増殖する.
(5) 誤 関節リウマチでは, 骨量は増加しない.

17=(2)
(1) 誤 血液細胞は, 骨髄でつくられる.
(2) 正 血液を赤色にしている色素たんぱく質は, ヘモグロビンである.
(3) 誤 出生後のヘモグロビンは骨髄で作られ, 赤血球中に含まれる.
(4) 誤 赤血球が骨髄で作られてからの寿命は, 約4か月である.
(5) 誤 たんぱく質欠乏状態では, ヘマトクリット値は低下する.

18=(4)
(1) 誤 再生不良性貧血は, 正球性正色素性貧血をきたす疾患である.
(2) 誤 再生不良性貧血では, 網赤血球 (網状赤血球) 数が低値を示す.
(3) 誤 再生不良性貧血は, 神経症状を伴わない.
(4) 正 重症再生不良性貧血に対しては, 造血幹細胞移植が行われる.
(5) 誤 骨髄性貧血では, 白血球, 血小板は低値を示す.

19=(2)
(1) 誤 肥満細胞 (マスト細胞) は, IgEと結合する受容体を持っている.
(2) 正 肥満細胞は, ヒスタミンを放出してアレルギー反応をひきおこす.
(3) 誤 況織▲譽襯ーは, 体液性免疫である.
(4) 誤 祁織▲譽襯ー反応の1つに, 慢性糸球体腎炎がある.
(5) 誤 ツベルクリン反応は, 厳燭涼抉箏織▲譽襯ーである.

20=(4)
(1) 誤 院内感染の原因菌の1つであるMRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) は, 接触感染を起こす病原微生物である.
(2) 誤 後天性免疫不全症候群は, ウイルス (HIV) による感染性疾患である.
(3) 誤 ニューモシスチス肺炎は, 真菌 (Pneumocystis jiroveci) による肺炎である.
(4) 正 抗生物質やステロイドの投与により, 菌交代現象が起こる.
(5) 誤 抗生物質は, 主として細菌感染症および細菌感染症とウイルス感染症の合併した場合の治療に有効である.

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次回は, 「解剖生理学・病理学の実戦問題 第2回」 の問題ならびに解答と解説です.
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メタボリックシンドローム 甲状腺機能亢進症 再生不良性貧血 急性心筋梗塞 代謝性アシドーシス 関節リウマチ 変形性関節症 サイトカイン アレルギー反応 ビリルビン
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