京都へ

2016-10-17 18:30:25 | 雑記
二日間の京都からの帰路。
直江津から長岡へ向かう普通列車の社内は空いていて、停車駅でドアが開くと虫の声が聞こえる。


早朝に京都へ着いた1日目は、まず朝の法然院へ。
木立の中の暗さ。鳥の声と水の音だけが聞こえる静けさ。
空を仰げば、まだ緑色の紅葉の葉がレースのように広がる。
暗がりから見る空の光は尊くて、心がしんとする。
人が作った庭園に苔が生え、人の植えた木の根が伸びて網目のような模様を描く。
人の作るものと自然の、おだやかなようでぎりぎりのようでもある均衡を思う場所。


自転車を借りて京都の街をたくさん走る。
この街には、個人でやっている小さないい店がたくさんある。
それが京都の一番好きなところだといってもいいくらいかもしれない。
個人で何かをやること。それは、生き方とか社会との関わり方とかを考えるということなんだと思う。
小さな店が、その街の空気を変えてゆくことだってあるだろうと思う。



たくさん食べて、たくさん話す。
私はこの人たちと出会えて本当によかった。そう思える人たちのいる場所がある。
なんて心強いことだろう。

私がその人たちの幸せを、それはもう心から、掛け値なくいつだって思うように、私を心配したり思い出したりしてくれる人がいる。

元気が出ないとか、うまくいかないとか、幸せでないように感じるとか、そういうときに自分を「そういう気分」につないでおこうとしているのは紛れもなく自分だ。
別に誰かが私の不幸を願っているわけじゃない。
そんな簡単なことをどうしてすぐ忘れてしまうんだろう?
身動きできなくしているのはいつだって自分。

いろいろな生き方がある。そんなあたりまえのことが、ちゃんと信じられる。
心が自由になる。

またここから歩いて行ける。
そう力強く思える今日だ。











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