旧「Weekend Figure Review」

以前は土日だけフィギュアのレビューをしてました。
今後は気まぐれな内容にしようかと。2015年12月

日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか(矢部宏治著)

2016-12-31 22:18:19 | 本の感想

↑という本(集英社インターナショナル刊、2016年)をこの冬の初めくらいに読みました。

今日、日本国内には米軍基地があたりまえのようにあるわけですが、戦後そのようになる経緯から現状までが詳しく書かれた本。

ワタシはワーキングメモリもショボいので、次から次に頭から抜けていくわけですが、まぁ、旧日米安保交渉の際には、アメリカ側にはジョン・フォスター・ダレスというキレ者(ちなみに敬虔なクリスチャンだったそうで、無神論の共産主義は許せぬ!という人だったそうな)の国務省顧問がおり、日本側はうまいことしてやられたなぁと。

それから、条約などの取り決めの文書は、表現や言い回しなどをよくよく注意して見ないと、どエライことになるなぁと思いました。恐るべし、法的テクニック・・・!!

 

戦後まもない1950年に朝鮮戦争が勃発。当時、日本は直接戦闘行為には関わらなかったものの、物資補給等々の面で国連軍(米軍)の後方支援をしました。結局のところ現在国内に米軍基地があるのは、当時の戦争協力体制がそのまま継続されている、ということだそうな。

ちなみに、米軍が朝鮮半島に上陸する際には、日本の海上保安庁の掃海艇部隊が派遣され、機雷撤去作業を行ったんですが、実は事故により死傷者が出ていたという・・・

この時に亡くなった方のご遺族(兄)である中谷藤市氏が、NHKラジオ深夜便の「明日へのことば」のコーナーで話していましたが、現場に到着するまで隊員たちには任務の内容について知らされていなかったそうな。そして、そのことについては緘口令が敷かれ、長く口外してはならぬことになっていたらしい・・・(このインタビューは1月4日まで、らじるらじるのストリーミングで聴けます。→コチラ

 

で、その交渉の文書の中で、アメリカ側は「ちょっと修正があるから」ということで「国連」を「国連加盟国(=アメリカ)」に直し、「朝鮮」の文字を取っ払い(→地域限定なし!)・・・ 米軍の日本駐留については、

「日本の安全に貢献することを目的とする(would be designed to)」を

「日本の安全に貢献するために使用することができる(may be utilizeded to)」に変更(→つまり使用してもしなくてもOK!)してしまい・・・etc.

と、いうことで朝鮮戦争終結休戦後も日本に留まり続けているということだそうな。(本書PART3 pp.210-298)

 

まー、ワタシがあれこれ書いても誤解を招くかもしれないので、興味のある方はAmazonレビューでも参考にして、読んでみてくだされ・・・

 

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政治家や専門家(?)がシリアスな顔でよく「中国の脅威、中国の脅威」と言ってますが・・・ 

その一方で、その米軍が日本から撤退したら攻めて来るらしい国に面する海沿いに、的当てゲームの標的のように原発が陳列されているというのは、なんともコッケイな光景としか言いようが無いんですがね。

アニメキャラなどで、アーマーで全身ガッチリ固めてるようでいて、一番大事なところ(股間なんですが;)には付いてない、というデザインがよくありますが。

まぁ、それと似たようなものだと思えばなるほど納得がいく・・・・・・(\(°o°) ワケないだろ!)

 

仮に攻めてきたとして、それによって生じるであろうめんどくさい事を含めても、割に合うメリットが中国側に何かあんの????と思うんですが。

 

いわゆる自衛隊の防衛装備品とかアメリカから買ってるんだろうし、「中国の脅威」が存在することにしといた方が都合がいい・・・ と言うか無いと困る軍需産業関係の人がいるんでしょうねー。

それに、ヒト型悪魔系クリーチャーな支配者が、国民の不満を逸らすために国外に敵をつくるというのは、「他に芸はないのかよ!」というくらいにいつもの典型的常套手段ですし。

まぁ、同様に中国の方でも「アメリカ帝国主義の脅威!」があった方が都合がいいんでしょう。

 

なんで、「みんなだまされちゃダメだ!!」

・・・と、ミスターサタン風の口調で声を大にして言ってみたい気がしないでもないですが、めんどくさいししんどいので、こうしてブログに目立たないようにちょこっと書いとこっかな。

 

なーんて、思った2016年大晦日。

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