Nhat ky ve Cartoon

愛するカートゥーンの声優さんたちについてあれこれ

Casper

2007-06-03 21:35:20 | Misc.
昨日の話を書くために色々調べてもったいないんでまとめてみました。自分の覚え書きのためにも。


●1940年代初期  Archie Comicsで働いていたSeymour Reitと、Felix the Catのアニメーションを制作していたアニメーターJoe OrioloによってCasperが創作される。Seymour Reitがキャラクターの基本的なアイデア、Joe Orioloがイラストを担当したと言われるが詳細は不明。
もともとは子供用絵本のキャラクターとして創作したもので、当人たちもあまりこれを展開させる発想はなく、Orioloが第二次世界大戦に徴兵されて不在の間に、Reitはこのキャラクターに関する権利を彼が当時働いていたParamount Picture傘下のFamous Studiosに売ってしまう。


●1945年  Famous StudiosのIsadore Sparberが監督しNoveltoonシリーズの作品として"Casper the Friendly Ghost"が制作される。中でも1948年の"There's Good Boos Tonight"は人気を博し、このシリーズはその後1959年の"Casper's Birthday Party"まで続く。
内容は毎回ほぼ同じ。
寂しがりで人なつこいCasperが友達を見つけようと幽霊屋敷を出る→友達になろうと人間、動物に話しかけるがみんな驚いて逃げ出す→失望するが、ついには子供か動物と友達になり、そして彼らを何らかの窮地から救う という展開。

●1949年  St. John Publishingから初のコミック版"Casper the Friendly Ghost #1"が出版される。


1952年  Harvey Comicsがコミック版に関する権利を買い取り、続編を出版。このシリーズは1982年まで続く。このコミック版の中で初めてCasperの叔父のThe Ghostly Trio、幽霊馬のNightmare、Casperと反対に人を驚かすのが大好きなSpooky the Tuff Little Ghost、そのガールフレンドPoil、Wendy the Good Little Witchといったキャラクターが登場する。

●1959年  Harvey ComicsがCasperとその他の作品ともどもすべての権利をFamous Studiosから買い取る。


●1963年  ABCでアニメーション"The New Casper Cartoon Show"の放送が始まる。Famous Studios時代の作品と、新たに制作された26話を放送し、1969年まで続く。新たに制作されたエピソードでは、コミック版で登場したキャラクターもすべて登場し、にぎやかでバラエティーに富んだ作品となる。

●1972年  アポロ16号の月着陸ミッションにおいて、乗員が司令機械船をCasperと名づける。

●1979年  Hanna-Barberaがホリデースペシャルとして"Casper's First Christmas"と"Casper's Halloween Special"を制作しNBCで放送。Hanna-Barberaはさらに"Casper and the Angels"という"Charlie's Angels"の人気にあやかった作品を制作して同じく1979年に放送開始するが1シーズンで終了。


●1995年  コンピューターグラフィックを駆使した実写映画作品"Casper"が上映される。コミック版で登場したキャラクターはThe Ghostly Trioを除いて(とは言ってもコミック版、The New Casper Cartoon Showに登場する叔父トリオと実写映画に登場するトリオとでは名前も姿も違うが)姿を消し、代わりに心霊精神治療医Dr. Harveyとその娘Katが初登場。
Casperにも初めて詳細な設定(本名はCasper McFadden。父親は発明家。12歳のとき、風邪をこじらせて肺炎で死亡)が与えられる・・・が、この設定はそれまでの歴代Casperシリーズとはかみ合わない点が多い。


●1996年  実写映画をベースとしたアニメーション"The Spooktacular New Adventures of Casper"が制作される。 舞台がWhipstaff Manorであり、Dr. Harvey、Katらが主役であるところは実写版そのものだが、さらにSpooky、Poil、Nightmare等の50年代キャラクターも登場する。
しかしながらオリジナルのアニメーションや実写映画のシリアスな展開、哀愁漂う雰囲気はカケラもなく、内容はひたすらジョークとポップカルチャーギャグが中心。Casperの歴史の中である意味異色作・・・だと思います。

●1997年   20th Century Fox Home Entertainmentからビデオ作品"Casper: A Spirited Beginning"が発売される。キャラクターとデザイン等は一部実写映画を受け継いでいるが、設定はまったく別物。

●1998年  同じく"Casper Meets Wendy"が発売される。Wendy the Good Little WitchをHilary Duffが演じている。

●2000年  同じく"Casper's Haunted Christmas"が発売される。歴代初のフルCG作品。

●2006年  同じく"Casper's Scare School"が発売される。フルCG作品。前作まではまだ実写映画バージョンの名残が残っていたキャラクターのデザインも一新。
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